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こちらはBL小説です。興味の無い方、嫌悪感を抱かれる方はここから先にはお進みなりませんよう宜しくお願いします。
倉本に支えられて店を出る、気分が悪いのは飲みすぎた酒の所為だろうか?
「倉本悪いな、せっかく誘ってもらたのに」
「大丈夫だよ、お前、ストレス溜まった?」
「。。。」
「そうか、それ以上は聞かない、俺のところでいいか?ここから近いし」
「うん今日、泊めてくれるの?」
「勿論、こんなお前をほって置いて帰れるほど薄情じゃないさ」
言いながらタクシーを止めると藤野を先に乗せ自分のも乗り込む、肩に藤野の頭が預けられる。
「まだ気分悪い?」
「少しは平気に成った。。。倉本膝借りて良い?」
「ああ」
短く答えた倉本の膝に頭を乗せる、先ほどまでの藤野の様子とは少し違う、安らいだ様な安堵したような表情、昼間見たときのそれとは大きく違う、それほどまでも栢山が原因で乱れたのかと思うと倉本の心の内は苛立ちで満ちていた。
藤野の髪を梳きながら眠る彼の唇に触れて思う、栢山から藤野を取り戻そうと。。。10年ほど前に手放したこの愛しい男、自分は愛していたけれど親友という立場を選んだ、そばにいる為にだから信用出来る栢山に託したはずだったのに。。。
考え込んでいる内にタクシーは街を抜け、倉本が住んでいるマンションに辿り付いた。
眠り込んでいた藤野を起こし、料金を支払う、酔いのまわっている藤野の腕を担ぎ自分の部屋まで運んだが彼がこれほどまでに軽いとは思っても見なかった学生時代の遠い記憶では、もう少し体重も有ったのではないかと思い出して見る。
靴を脱がせ、ベッドに寝かすと藤野が目を覚ました。
「ここどこ?」
「覚えてない?俺のマンションに向かうって言ったけど。。。水飲む?」
「うん、欲しい」
倉本はキッチンからミネラルウォータを取って来ると藤野を起こしてペットボトルのキャップ開けて渡す。
「俺はシャワーを浴びるけどお前は眠れ、明日は早い」
そっと抱きしめ藤野の背中を擦る、その行為が藤野に取っては心地良いものだったからもっと抱きしめて欲しくて倉本の背中に腕を回したけれどそれは倉本によって解かれれてしまった。
倉本に取ってこれ以上、藤野を抱きしめる事は出来なかった、それは親友としての枠を超えてしまう行為に及んでしまうから、一時的な感情で藤野を抱くなんて事は倉本にはできなかったし、しては行けないことの様に思えた。
藤野は俯き、ベッドに横たわるとシーツの感触が気持ち良い、酒で火照った体を冷ますには丁度いい部屋の温度、部屋を出る前に倉本が調節をした。
藤野は思う、自分は倉本にたいして何をしようとしたのか?栢山の事を忘れる為に。。。自分の狡さをこころの奥で笑う。。。