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BL小説です。興味ない方、嫌悪感を抱かれる方はご遠慮下さい。
母が連れて来た西本は笑顔で朔耶の目線まで体を下ろすと手を差し出した。
握手をしようというのだ朔耶はその手を見つめて手を服で擦ると手を出して握り握手を交わした。
「宜しくお願いします」
「これから宜しくね、勉強は僕の都合で来週からに成ります、その時までにこのドリルおわらせらせておいてね」
と鞄の中から小学生用のドリルを取り出した。
「先生宜しくお願いいたします」
母親は深々と頭を下げた。
朔耶は西本に対して少なからず好印象を持った、前任の家庭教師は上からものを言う人だっが自分の目線に立って話してくれるのが嬉しかった。
「先生、来週からなの」
「ああ、そうだよ淋しい?」
「いいえ、でも、先生ともっと沢山話したいなっておもったの」
「そう、よかった、君と早く仲良くなりたいよ」
その言葉が朔耶の心を嬉しくさせた、確かに仲のいい、倉本がいるがいるが彼との時間には限りが有った、時には彼の家に泊まることが有ったが家族が揃って食事をすることが羨ましかった。
西本は他人では有ったが歳の離れた兄弟の様な親しみ易さをこの時感じた。
「先生」
「なに?」
「要さんって読んでいいですか?」
「なぜ?」
「だって先生って呼ぶより親しみやすいでしょ」
「こら!朔耶、お友達じゃないのよ、先生なんだから、済みません西本先生」
「いえ、良いんですよ、僕には歳の離れた弟が居ますから弟みたいなものです」
そういってもう一度、朔耶と握手する西本そして朔耶も嬉しそうに笑う、母親の菜穂子もやれやれといった顔で二人の表情見ながら西本に来週からの予定を聞いた。
そしてにこやかに彼を見送ると朔耶にいう。
「良い朔耶、先生の言うことをちゃんと聞くのよ、先生は8時まで居て下さるから寂しくないわね」
「本当!」
朔耶は喜んだ、前の家庭教師とは上手くいかなかったのと一緒に居れる時間が5時から6時までと一時間ほどだった、母親が変帰るのが8時過ぎだったから勉強が終わったあとをもてあましていた。
父親は引っ越してから顔を休みの日以外、見ることは無かった。
だから不安だったと言うのが本音だった、先生の立ち去った部屋で独り食事を取りテレビを見て母親が帰れば学校で有った事を話すが疲れているのか真剣に聞いてくれなかった。
寂しいとは思わなかったがやはり会話がしたかった。
それを思ってのことだろうかと考えた、家庭教師という名の子守でも有ったのだろうと今から考えると笑えてくる朔耶だった。
そして自分も無邪気だったものだと思った。