BL駄文・華は夜ひらく

BL駄文・華は夜ひらく

2009年07月11日
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カテゴリ: 君がいるから
BL小説です。興味ない方、嫌悪感を抱かれる方はご遠慮下さい。



「先生、今度は何して遊ぶ?」
「次は何をしょようかな?今日、お母さんは遅いの?」

あれから何日かして朔耶の家を訪れた西本が朔耶に聞く、勿論、母親が歓送迎会で遅くなるのはリサーチ済みでその上、父親もこの頃残業が続いている事を母親からの情報で知っていた。
それを悟られない為の会話で朔耶の返事などどうでも良かったのだったが彼の言葉を真剣に聞き取り、良い先生を演じる西本だからこそ、朔耶の信頼を得、その上、両親からの信頼も厚かったからこそ、この様に朔耶に近づく事が出来ているのだと西本自身、自負していた。

「うん、なんだかね母さんは歓送迎会だって、父さんはここの所残業が多くて顔も見て無いん

だ、でも、先生が居るから寂しくないよ」
そういう朔耶の言葉、普通の人間であればこの言葉を聞いただけで健気な少年の言葉だとして受け取るのだろうが西本には情報の1つで有ってこれから何時間、朔耶を構えるかという計算をはじき出す材料でしかなかった。

「そう、それは寂しいね、でも、平気だよ、先生が居てあげるからね、一緒に勉強しながらお留守番しようね」

良く出来た先生を精一杯装う、それは朔耶も気付かない、そして一通り勉強を済ませるとそっと朔耶を抱きしめる。
「この前の続きをしようか?」
「続きが有るの?」
「有るんだよ、僕の言う事を聞いてくれるね」

満面の笑顔を朔耶に向けると朔耶を膝の上に乗せる、素直に従う彼を見て西本は心の中でほくそ笑む、けして悟られないようにと思う心が朔耶を丁寧に扱う、そして頭を撫でて安心させる。

「一緒にお風呂に入ろうか?」
「ホント!」

満面の笑みを見せて喜ぶ朔耶はこれから何が起こるのか気にも留めず、膝から降りると風呂の準備を始めに行く姿が愛らしい、けれど西本の心の奥底にはこれから始まる朔耶とのひと時への期待感しかなかった。
それはまるで綺麗な蝶を捕らえて標本にする収集家と同じ高揚感でけだったのだ。

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最終更新日  2009年07月11日 03時09分11秒
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