BL駄文・華は夜ひらく

BL駄文・華は夜ひらく

2010年06月22日
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BLなのです!18禁です、興味本位に読んで気分を害しても責任は取れませんのでご注意下さい。


雨に咲く後編

先ほどまでの激しい雨はシトシトの落ち着いた降りに変わる。
走る藤野は既にびしょ濡れ、傘代わりの鞄は意味を成していない、、道を横切ろうと飛び出すと激しいブレーキ音と共にクラクションが鳴らされた。礼をして頭を下げる、運転手は気が済まないのか、わざわざ窓を開けて怒鳴って消えた。
深呼吸をして道を渡るころマンションのベランダで人影動いたのは気付かない、ただ、部屋で待っているであろう栢山を思う。
エントランスから、エレベーターに乗り込む、雨水が滴り靴の中が濡れてしまった。
冷える体が冷たい、早く栢山の顔を見て熱いシャワーを一刻最早く浴びたい。
機械音が鳴り、扉が開く、廊下は歩いて部屋の前まで向かう、玄関に着くといきなりドアが開いた。
びっくりして瞬間、後ろに引いた。

「お帰り」
湿った髪に頭を埋め、存在を確認するかの様に腕に力が入る。
「雨の香りがする。。。」
「ああ、降られたからな」
優しい言葉と行動がが恥ずかしくて冷えた体がかぁ~と熱くなる。
身じろぎして手を離そうとするけれど、その力は緩まない、栢山までもが濡れてしまう、どうにかしてこの状況から逃れようと言葉を紡いだ。
「お前まで濡れてしまう、タオルが欲しい、シャワーを浴びさせてくれ」
「ああ、ご免。。。だけど心配したよ。。。アンタ。。。2時には帰るって言ったじゃない。。。4時過ぎだよ。。。俺。。。」
詰まる言葉、どれほど心配されていたのかがヒシヒシと伝わって来る。
「済まない。。。途中で降られちゃったから」
「良いんだ、貴方がこうして帰って来て安心した。。。」

言葉が終わるか終わらないかのタイミングで出来上げられた。
栢山の瞳が潤んでいるのは泣いていたのだろうか、それとも安心感からの涙なのだろうかは分からない。
栢山は抗議の言葉も聞かないでそのまま、ズンズン、バスルームに進んでいく、自分に染みこむ水滴など気にする様子も無ない。藤野はされるがままに身を任せる。
中に入ると湯が張られたバスタブ、藤野の状態を予期していたのだろうか、この心遣いが何よりも嬉しい。
椅子に座って熱いシャワーを浴びせられる、心も体も徐々に解れ、温かさが戻ってくる。

不振に思った栢山が名を呼んだ。
「朔耶さん?」
夜の呼びか方は藤野を動揺させる。
「湯を溜めてくれたんだな、ありがとう。。。」
動揺を抑えながら感謝を述べてバスタブに向かう藤野を栢山が捉えて抱きしめ、捉えた手は栢山自身に触れさせられる。その昂ぶりに驚いた手が引っ込められた。
「アンタはズルイよ、俺はさっきの雨に濡れて透けた肌見て、アンタに触れてこんなになってるのにアンタはにも感じていないように、逃げてしまう」
「栢山。。。」
藤野からのキスを受け取りながら抱きし寄せる。
甘くて深い口付けは激しさを増し、栢山の手は藤野自身を捉える、反射的に逃げる腰を捉まえて双丘へと手を伸ばした。
「栢山。。。」
切なく甘い声がバスルームで響く、腰のラインに沿っ乳首に指が触れる。
「はぁ、ふっ」
溜息の後の殺した声、もっと艶っぽい声が聞きたくて壁に手を突かせて後ろから抱く、藤野の中心と乳首を同時に攻め悶えさせると、上がる奇声は艶を含んだものに変わる。
指は乳首からもう一度、後孔に手を伸ばす、藤野を傷付けないようにゆっくりと解すと焦れるように腰を動かしてしまう。
「素直に成って来ましたね」
栢山が自身を擦り付けると跳ねる背中、何を意図しているのか察しているのが手に取るように分かる、手の中の藤野が硬度を増した。
「栢山。。。」
「ええ、分かりましたよ。。そんな切ない声で俺を呼ばないで。。。我慢出来ないでしょ」
「いいから。。。来い。。。」
自ら開く双丘、ヒクヒクと栢山を待ちわびているそこに、硬く立ち上がったそれを宛がい、ゆっくりと焦らすように挿入していく、それに合わせて漏れる声が興奮を誘う。
「あ、く、はぁあああ」
「好い、アンタの中、熱くてうねってる、朔耶。。。愛してる。。。アンタはどうだ?」
問われた言葉に心が震えた。
抱きしめられた時には既に栢山が欲しいと願っていた。
ここに来て、隠して来たものが栢山によって全て暴かれてしまった。もう、隠す必要は無い、藤野は何もかも曝け出す。
「ああ、栢山。。。好い、お前のそれで。。。俺を。。。あっ。。。ああ。。。あああ。。。栢山。。。注いでお前の想い全部俺に。。。そして壊れるほど抱いて。。。あ、あ、あ。。。」
二人で縺れ合う、その行為は藤野が気絶するまで続けられた。
身を清め、薄暗くなった寝室に運ぶ、目覚めた藤野の体を自分にもたせ掛け密着して会話する。
「アンタって雨の中の紫陽花みたいだよね、瑞々しくって綺麗でそれでいて妖艶なの」
「だったらお前はヒマワリか?日の光に照らされて輝いて凛としてる」
「凛としてるって言うのは違うかも知れないけどね」
甘い々キスをする。
そして栢山は思う、夕方、ブレーキ音とクラクションを耳にした時は心臓が止まるかと思った。
道路を渡る姿を見て安堵し、生きていて良かったと思う、だから抱きしめた。だけどこれは藤野には内緒にして置こうと思う、涙を流したのを気付かれしまったのは不覚だったが、それについて藤野がなにも言わないのは幸いだと内心ホッとしている処だった。
いつの間にか寝息を立てている藤野を横たえてその顔を見て幸せを再認識する。
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最終更新日  2010年06月22日 03時05分59秒
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