うずらの卵

2008.06.08
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カテゴリ: 登山記録

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昨日の土曜日、久しぶりの沢登りへ行ってきました。
今回の沢は、比良の口の深谷。
ブランクが長かったので、行く前からすごくドキドキしてましたが、
実際、想像していた以上にハードで大変な1日でした(^^;

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この滝は登らず、横の斜面を攀じ登りトラバース

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この斜面がくせものでして、、、、

実は、ロープをたらしてもらった場所が、岩と泥状の土が混じった垂直の壁。
何度もズルズルと滑り落ち、ついにはロープを掴んで登る始末。
しかし、上へ辿りつくまでに腕が疲れてしまい、結局自力で登ることができませんでした(;´д`)
しょっぱなから情けないことになりました(´・ω・‘) しょぼーん

これ以上人に迷惑かけずに、がんばらなくては!
と思うものの、次から次へと現れる難関の数々。

沢は、前日の雨のせいで増水し流れも強く、高巻きせざるをえない場所も多かった!
うんと下の沢を見下ろしながらの泥の斜面のトラバースは落ちたら最後。
正直、雪山の方がなんぼか楽かも~と、足が震えるほど怖かったです。
ピッケルとアイゼンが欲しくなりました(^^;
去年何回も、沢登りへ行ったけど、こんなに大変なことなかったよなぁ。

しかし、自力で登れる小さな滝はとても楽しかった。
冷たい水をかぶってもなんのそのです(^^)
カメラが防水仕様でないので、そんな楽しい場面の写真がないのが残念!

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ここの斜面は、ホールドがいっぱいで楽しかった。

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沢では初めて懸垂下降も経験しました。
出だしで足が滑った時は一瞬ドキッとしましたが(^^;

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ハイライトの15mの大滝。
息を呑むような美しい滝ですが、感動している余裕はありませんでした。

左の岩場をロープを張ってもらいトラバース。
滝の上部までの移動は問題なかったけど、そこからの岩場がまたすごいとこ。
最後の力を振り絞って、なんとかよじ登りました。

ようやく難関は終えたようで、だんだん平凡な穏やかな流れが続き、
いよいよ終点へと向かいます。
ヘロヘロです~(;´д`)

終点は、中峠とワサビ峠との中間地点。
つい最近、武奈ヶ岳へ登ったときに通過した地点でもあり、気分的にほっとしました。
この時点で、もう17時。
これから下山することを考えると、かなり遅めの時間です。

登山靴に履き替え、疲れた体にムチ打って、登山道よりワサビ峠、御殿山へと登り、
登山口の坊村へと一気に下ります。

御殿山から振り返ると、緑に覆われた懐かしい武奈ヶ岳の眺め。
しかし暗くなる前に下山しなければと帰り道を急ぐ。
坊村へ到着したときは、すでに18時半頃でした。

今朝は手足どころか、全身筋肉痛。
こんな風になったのは初めて!
普段使ってない筋肉がたくさん鍛えられた気がします(笑)

悲惨な日記になってしまいましたが、
実は、参加してよかったと思っています。

ハードながらも、今回の沢は登山に必要な要素がぎゅっと凝縮されており、
岩登りを始め、滑りやすい場所を通過するときの技術や、長時間歩くための持久力。
行程の中で、こうすればいいのか~という発見もいっぱいありました。
夏山に備えるためのいい訓練になったし、とても充実した1日でした。

沢は、それなりに危険のリスクも高いけど、おもしろいです。
自分は水が好きなんだな~ということも再認識しました。

次回は、もうちょっと楽しむ余裕を持ってまたチャレンジしたいですp(^^)q

日記をご覧になっているご一緒した山の会の皆様。
お世話かけっぱなしで、申し訳ありませんでした。
トレーニングがんばりますんで、懲りずにまたよろしくお願いしますm(__)m





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Last updated  2008.06.08 23:36:07 コメント(22) | コメントを書く


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