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2008年02月16日
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カテゴリ: クラシック
 すみだトリフォニーホール  15:00~
 3階中央

 ウェーバー:歌劇「オイリュアンテ」序曲
 モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第4番
 <独奏アンコール>
 パガニーニ:24のカプリースより(郷古編)

 ハイドン:交響曲第1番 / 交響曲第100番「軍隊」
 <アンコール>
 ハイドン:交響曲第88番 第4楽章


 指揮:ゲルハルト・ボッセ

 今日はN響定期でチョン・ミュンフンのマーラーもあったのだけれど、結構迷った挙句元々持ってるこちらを聞きに来ました。マーラーの9番、Must to listen ではあったんだけど、新日・ボッセのハイドンも捨て難いし。何より今日の気分はやはり大好きな古典派でしたので、ええ。結果から言うと、少なくとも後悔はしませんでした。

 最近の演奏会でも、これだけしっかりと古典派を揃えた曲目はそう多くは無いのでは。ウェーバーを古典派と呼ぶのは若干無理はありますが、基本的には古典派の流れですね、やはり。

 そのウェーバーは、言ってみれば挨拶代わりの序曲。冒頭のフォルティッシモに「うわ、今日は大音量系か?」と一瞬嫌な予感が頭をよぎりますが、これはそもそもオペラの序曲。掴みでガツンとかます系統の曲というだけのこと。実際には、緩急長短強弱のコントラストはあるけれど、決していい加減な出来ではありません。ボッセを見くびっておりました。ごめん。

 モーツァルトのヴァイオリン協奏曲、独奏の郷古廉は14歳の中学生。それかあらぬか、会場にはそれっぽい神童追っ掛け風のファンと思しき姿も。なるほど。
 演奏の方は、まぁ、一応弾けていて、宜しかったんではないでしょうか。ただ、どうも音程が合ってないような気がしたのですが........まぁ、自分、絶対音感は無いのだけど、相対音感はそれなりのつもりではあるのですが......どーだったんだろ.........
 アンコールに弾き出したのがパガニーニの24のカプリース。まぁ、中学生ですから、あまり目くじら立てるのも大人気ないとは思うのですが、思うに、モーツァルトの協奏曲の後のアンコールには如何なもんでしょうか。私はこの選曲、あまり感心しません。モーツァルトの後にわざわざ知られたこの曲を持って来るということは、よほど技術で突出しているとか、そういうことがあれば別ですが、そうでなければやはり「勘違い」です。並の「神童」がやっても、取り敢えずあたたかーい目で冷静に見守っておしまい。ロマン派の協奏曲とかの後であれば、まだしもありでしょうけど。

 後半はハイドンの交響曲。第1番と第100番。第1番は交響曲というよりは前古典派のシンフォニアですね。100番の「軍隊」の方は、確かに打楽器の賑やかな様が面白い。この辺は、やはり生で聞いてみないとピンと来ません。録音で聞いていても、この打楽器群の存在感はやはり実感出来ません。実演で聞いて、それが場違いなほどに他の楽器とは異なる、突出した存在感を主張してるんだ、というのが初めて分かる、というものではないかと。

 ただ、これには、今日の新日フィルの出来も寄与しているでしょう。
 今日は、基本は10-8-6-4-3の弦五部で、これがモーツァルトでは8-6-4-3-1まで絞り込まれてます。このオーケストラにしては思い切った絞り込み。これをボッセがかなりきっちりとコントロールしている。弦合奏に安定感があって、響きも音色も安定して、最後まで安心して聞ける演奏でした。緩徐楽章など、それなりに歌えていたと言えば言えなくもないし。フレージングなんかは、その点、時々固いな、と思われる所もあったと思うし、音量のダイナミズムは、かなりきちっと管理されてるようでした。まぁ、このオーケストラらしくない、と言えなくもないですが、荒っぽいのよりはこちらの方が好きです、私は。
 やはりウィーン古典派の作品は、聞く方はリラックス出来ても、演奏家は細心の注意を払って頂きたい、という、まぁそんな身勝手なものだと思うので。



 というわけで、予定通り、古典派の音楽にどっぷり浸って帰って来たのでした。うむ、満足。
 ちょっとだけ文句を言うと、でも、この演奏、後々まで覚えているような「何か」があったかな、と言うと、ちょっと厳しいかも知れないな、とも思うのですが、ま、このへんは難しいところで、言い出すときりがないので。






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最終更新日  2008年02月17日 00時06分08秒
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