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昨日は、とくに演奏活動を中心に、長年お世話になっている友人の結婚披露パーティーに参列しました新郎新婦含めて円卓が4つだけというこじんまりした会場でしたが、会場に入ると、まあやたら楽器ケースの多いこと多いこと・・・特にチェロケースの数が半端なくて、あえて数えはしませんでしたが・・・2桁行ってたんじゃないかと。参列者のほとんどが、何らかの形で演奏を披露するという、まさに音楽パーティーでしたパーティー会場へ入場する際には、新郎新婦自ら演奏に加わった弦楽四重奏の調べに迎えられるという、おしゃれな演出がありました。その他にもヴァイオリン&ヴィオラのデュオから弦楽合奏まで・・・大小さまざまな編成で演奏が披露されたのですが、私は、弦楽四重奏で2曲、乾杯の音楽(ヘンデル:「ホーンパイプ」(水上の音楽より)」あんさんぶるおとまつブランドで「時代劇メドレー」それから弦楽合奏で1曲樅楓舎ブランドで「オリーブの首飾り」以上の計3曲に参加させていただきました。実は、参列されていた新郎新婦のご友人の中に、ネット上で既に私のことをご存知だったかたがいらっしゃいまして、「時代劇メドレー」の演奏の後に、「おとまつさんですか」と声をかけてくださいました。たぶん、これをご覧になったことがある方ではないかと・・・同じテーブルの友人たちに、「彼は電車の中で楽譜を書いている」とか説明している声が聞こえて、ちょっと恥ずかしかったです。本当に雰囲気の良い素晴らしいパーティーで・・・結局、4次会までお付き合いさせてもらっちゃいましたよ。
2014.07.07
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樅楓舎のコンサートから、はや2日が経ってしまいました。そして、もう次のコンサートを目前に控えている状況ですので、メインのチャイコの弦楽セレナーデのレポは簡単に・・・まさに、全てを出し尽くしたと胸を張って言えるくらい、体力気力を使い果たした演奏であったと思いますね。終わったら足腰にキテましたからねぇ・・・中プロのチェロコンでソリストを務めていただいた、N.ローゼンご夫妻が、客席の最前列で聴かれていたんですが、曲が終わった瞬間、「こいつらやりやがった」ってな表情で、顔を上気させながらの満面の笑みで拍手喝采して下さっていました。その様子を見ながら「ああ、成功したんだなぁ」って・・・アンコールは、樅楓舎の定番となっている「オリーブの首飾り」それも、ただの「オリーブ」ではありません。“高速”「オリーブ」です。ポール・モーリアの演奏を聴いていただくと、途中で16分音符の細かい動きが伴奏に現れるのが判ります。樅楓舎のアレンジではそれが、第2ヴァイオリンに登場します。オリジナルのテンポなら、どうってこと無いんですが、“高速”となると、途端に「超絶技巧」になります。いつもはストバイのメロディーの影となり、黙々と、しかし必死にそのパッセージを弾くセコバイなんですが、今回は「スタンディング」して大いに目立たせていただきました。我々が進んで目立ちかったわけではないですよ。リハの段階からイイダ氏をはじめ皆が「立て立て」言うからですよ。ただ・・・立つと譜面が遠くなっちゃうもんで、かなり適当なアドリブ交じりの演奏になってしまったんですけどね。まあ、会場は大ウケだったんでそこは大目にみてくださいな。ちなみに最後にもう一度、今度は“超高速”の「オリーブ」をやりましたが、今度はちゃんと楽譜を見ようと、皆立たないで弾いていたら、指揮者のイイダ氏に無理やりスタンディングさせられてしまいました。それでますます、ぐちゃぐちゃの伴奏になっちゃったですよ。まったく・・・週末のコンサートの楽譜も、残る1曲の入力があと少しで終わります。
2011.01.25
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昨日の樅楓舎アンサンブルコンサートの中プロは・・・今まで米国を拠点に活動してきて、この度晴れて日本人女性と結婚して、奥様の住む愛媛県は松山に移住することになったという、超一流チェリスト、ナサニエル・ローゼンをソリストに迎えての、ハイドンのチェロ協奏曲第1番ハ長調です。1978年のチャイコフスキーコンクール優勝者のN.ローゼン氏。彼の初来日は1995年の5月のことです。本来は、イイダ氏の楽器を愛用しジュリアードで教鞭をとっていた名チェリスト、ハーヴィー・シャピーロ氏の来日公演が実現するはずでしたが、病気の悪化でそれがキャンセルとなり、その代役としての来日でした。以来、イイダ氏と親交を深め、日本にも深い愛着を持ち、そして・・・とうとう日本人の奥さんをもらっちゃいましたか奥様にもお会いしましたが、元は舞台女優をされていた方だそうで、これまたとっても素敵な方でした。樅楓舎で私が共演させていただくのは、これでたぶん3回目かな?過去2回も、その自由闊達な技術と音楽性に驚かされましたが、今回はさらに軽やかさを増したように思いました。でもって、ダイナミックレンジがものすごく広いうえに、かなりテンポも揺らしてくるので、伴奏する私たちは大変でした。でも、それだけバックを信頼していただいたと考えても良いのかな?特にすごいと感じたことは、これほどの技術を持った人なのに、まだまだ新しいことに挑戦し続けているということ。もう長いこと、そうなんだと自分に言い聞かせてきたことですが・・・改めて「これでもういい」ということが無い世界なんだと実感しました。そして、今回弾いたイイダ氏の新作のチェロをニック(樅楓舎で呼んでいる愛称です。)はすっかり気に入ったようで、奥様によれば「欲しいってずっと言ってるんですよ。」だそうです。この曲の練習中に面白かったのは、チェロパートのメンバーがいろいろうるさく注文をつけてくること、彼らも皆、何らかの形でこの曲を演奏した経験をお持ちですからね。ここはもっと伴奏にも頑張ってもらいたいところなんだ、とかここをニックがどうしたいかわからないけど、何かやってくるハズ、とか・・・我々よりも、ソリストの気持ちに深く寄り添っているからでしょう。実際、その彼らからもらった様々なサジェッションは、本番の演奏でとっても役に立ちました。でもって、演奏が終わるととっても疲れました。こんな状態で、後半のチャイコフスキーは弾ききれるのか・・・さて、日本に移住したN.ローゼン氏がどんな活躍をするのか・・・これまた奥様のお話のウケウリですが・・・大チェリスト、ピアテゴルスキーとの師弟関係が有名な彼ですが、(実際、弾いているフォームからもそれを感じますし。)実は、何度も共演した、師匠と同時代のヴァイオリニストである、ハイフェッツからの影響を多く受けているそうで、彼の練習方法をチェロの練習に取り入れて、長時間ではないけれど極めて効果的な練習をするそうです。そして、彼はまた非常に優れた教師でもあるそうで・・・となれば、これから多くの優れたチェリストを育ててくれそうな気がします。奥様と二人三脚ならば、健康上の不安もずいぶん解消されますし、これからの、日本でのニックの活躍が楽しみですね。当面は、日本とニューヨークを行ったり来たりになるそうですが。なんか、半分以上ニックの話になってしまいました。
2011.01.24
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今日はセンター試験休日出勤の代休の2日目をいただいてます。本当は仕事がめちゃめちゃ忙しい状況になってきたので、今日は出勤して別の日に代休を変更しようと思っていたのですが、昨日のコンサートのダメージが予想以上にキテまして・・・つい今しがたやっと布団からはい出てきたところなんです。毎回、ものすごく楽しいけど、ものすごく疲れる・・・それが樅楓舎のコンサートなんです。今回のプログラムは、ロッシーニ:弦楽のためのソナタ第1番ト長調ハイドン:チェロ協奏曲第1番ハ長調チャイコフスキー:弦楽セレナーデでした。技術的に一番難しいのは、もちろんチャイコの「弦セレ」ですが、今回非常に難儀したのはロッシーニです。イイダ氏から、そうとう「品の良い」表現を要求されまして、第3楽章の16分音符の早いパッセージも、特に第2ヴァイオリンには「必死になるな、気楽に弾け」と、何度も何度も注意されて・・・しまいにゃ、ほとんど撫でるようなソフトタッチで弾いてました。それでも、低弦の皆さんからが「セコバイが強すぎる」と言われる始末で、それは絶対、お互いの距離のせいだと思うんですけどねぇ。むしろ私の席ではストバイの音のほうが強く聞こえたぐらいです。でもまあ、ゲネプロ中にいろいろ議論白熱しまして・・・最終的には「対向配置」ってやつで本番をやることになりました。マーラーの交響曲なんかやるときには、よくこれでやりますよね。第1ヴァイオリンと第2ヴァイオリンが向かい合わせになるやつです。これなら中央の低弦から両方のヴァイオリンがほぼ等距離ですから、セカンドが強すぎるっていう言いがかりも無くなるハズ・・・と思っていたら、実際そうなりました。それでもなお、セコバイトップのシンヨー君と私に対しては、「君たちの音がデカいんじゃない?」と疑いの眼差しは続きましたが。なんだか、私とシンヨー君に対する「音のデカイやつ」というイメージが、勝手に一人歩きしているような気がしますなぁ・・・シンヨー君については私も異論はないですが、少なくとも私はそれほど音のデカイタイプでは無いですぞそもそも、いつも消音器をコマにつけてさらってるせいで、楽器の鳴り自体はとっても阻害しちゃっているハズですし・・・むしろ、積極的に「音のデカイやつ」になりたい位ですよ。そういうわけで、ロッシーニはかなり苦労しましたね。でも、初体験の対向配置のセコバイはなかなか楽しかったですよ。私は第2プルトの表に座ったんですが、ストバイと離れて弾きづらくなるかと思いきや・・・楽譜を視ながら、コンマス、指揮者、セコバイトップの3人を、全員視界に入れることが出来るので、すごく弾きやすいんです。降り番のヴィオラパートに客席で聴いてもらったところ、バランスも良くなったみたいだし。でもそれって、セコバイの楽器が内側を向いたせい?ってことはやっぱりセコバイって音がデカかったってことなのか?うーん・・・。(ハイドンのチェロコン編につづきます。)
2011.01.24
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先ほど、山梨での演奏旅行から帰宅いたしました。終演後は、マジで足腰にキテいたので、帰り路、ちゃんとうちまで車を運転できるか少々心配でしたが、思いのほか、渋滞らしい渋滞もなくスムーズに帰ってこれたので、それほど疲れるドライブにはならずに済みました。打ち上げの席で、アンサンブルの主催者のイイダ氏に、「ブログには楽しかったって書いておけよ」と言われましたが(笑)言われなくたって、めっちゃ楽しかったんですから・・・それにしても・・・けっこう知り合いがこのブログを見ていることがわかり、ここではますます毒を吐きづらくなってきましたなぁ・・・コンサートのレポは、また後日ということにして、昨日は前日リハに参加するために出かけていったわけですが、家を早めに出たのが良かったのか、微妙にシーズンオフなせいか、道中の運転は極めて順調で、現地でかなり時間に余裕ができました。それで、せっかく山梨に来たんだからと、牧丘の温泉に立ち寄ることにしました。よく樅楓舎のコンサートをやる音楽ホールに併設された、「はなかげの湯」っていうところです。なぜここにしたかというと、この近辺の温泉で唯一、地図を見なくてもたどり着ける温泉だったからです。かなり遠回りにはなりましたが、牧丘から、コンサート会場のある万力公園まではほぼ一本道なので、慣れない土地でのナビなし&一人運転の身としては、かなり有意義な回り道だったですね。リハが終了して、会場併設のレストランで夕食をいただいた後にも、近くで日帰入浴をやっている岩下温泉旅館(旧館)に立ち寄りました。このときは、ナビのついている車についていきました。かなり鄙びた感じで、昭和の香りのする雰囲気抜群の温泉でしたが、あまり運転に自信の無い私は、車の出し入れに苦労しました。なんだか山梨の温泉って、刺激の少ない肌触りの良いお湯が多い気がします。その後は、石和にある公共の宿泊施設で、軽く宴会状態になりまして、(ホントはアルコールはNGの施設なんじゃないかと思うのですが?)これがけっこう盛り上がった・・・というわけで、リハはなにしろハードでしたけど、温泉あり、プチ宴会ありと、前日からわりと楽しくやってきたんですよ、というお話でした。
2011.01.23
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今日は樅楓舎アンサンブルのコンサートです。間もなく本番が始まります。夕べの宿泊施設の枕が合わなくて、「のだめカンタービレ」で、コンクールに失敗したときの、三木清良(こういう字でしたっけ?)状態です。まあ、あれほどデリケートなシチュエーションではないので、大丈夫だと思いますけどね!では、頑張ってきます。中途半端な日記を投稿しちゃったぽいですが、削除は帰宅後ということで…・・・というわけで、一つ前の半端な日記を削除しました。お昼ごはんの場所で途中まで更新メールをうっていたんですが、男性用の控え室はここですよって教えてもらったもんで、それじゃあ続きはそこでと思ってそのままポケットに入れたら、たぶん「送信」アイコンになにかが触れちゃったんでしょうね。メールが送られちゃったというわけです。
2011.01.23
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昨日は、センター試験で休日出勤をした代休の日だったんですが、私がいないことには進まないという仕事が入ってしまいまして、急きょ、午前中のみ出勤しました課の総務担当には余計な手数をかけてしまったのですが、半日分の代休を別の日に振替える手続きをしたもらいました。私自身は「休んだことにしてもらっていい」と言ったんですが、それはそれで、職場としては問題があるんだそうで・・・そして午後からは、コンサートの本番を目前の週末に控えた、樅楓舎アンサンブルのリハーサルに参加しましたこれで前日リハの参加予定も含めると、7回中4回ということで、どうにかこうにか過半数の参加を確保することができました。プロの演奏家の皆さんは、週末が稼ぎ時だからしかたないですが、リハの開催日が主に平日の日中というのは、ちょっと困りもんですね。それにしても、午前は仕事で午後はリハ、なんてことをすると、めちゃめちゃ疲れるもんですなぁ。若い頃はヘッチャラだったと思うんですが・・・自分以外のメンバーが全員プロか音大生という状況も、自分ではそこそこ慣れたつもりのシチュエーションなんですが、やはり、意識せずとも気力・体力を消耗しているのかも知れません。ちなみにこのコンサート、山梨市の生涯学習課が主催なんですが、現時点で既にチケットは完売してしまって、出演者が身内を招待することすらできない状況になってるそうです。自主公演では、なかなかこうは行かないですよ。ちなみに、来日(実質引越ですが)ソリスト(チェロ)の宿泊先は、あまり高級ではないですが、かけ流し温泉付きの部屋だそうです。この経費だって、自主公演だと飯田氏の持ち出しでしたからねぇ。スポンサー付きというのは、ありがたいもんですなぁもちろん、いろいろ制約はありますけど・・・というわけで今週末は1泊2日の演奏旅行ということになります。お金が無いので、普通列車でのんびり行こうかと思ってます。プログラムは、ロッシーニ:弦楽のためのソナタ第1番ト長調ハイドン:チェロ協奏曲第1番ハ長調チャイコフスキー:弦楽セレナーデです。
2011.01.20
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年明けの1月23日(日)の樅楓舎アンサンブルコンサートですが、先日、第1ヴァイオリンへのトレードが決まった・・・はずでしたが、案の定といいますか、また第2ヴァイオリンに戻ることとなりました。その連絡は、同じくヴァイオリンで出演予定のシンヨー君からでした。主催者のイイダ氏が、「無理言って1stヴァイオリンに行ってもらったのに、また戻れなんて、俺からは直接言いにくいから、シンヨー、お前連絡してくれ・・・」という話だったそうです。へえ、そんなこと気にするんだ・・・って超ウケるんですけどぉシンヨー君人脈で、その後強力なメンバーがストバイに加入したそうで、それで、ここへきてイイダ氏の考えも変わったようなんです。今回のイイダ氏の気にしっぷりからすると、さすがに、これ以上のどんでん返しはなさそうですかね?それから、今年度はもう無いだろうと思っていたお話が突然舞い込みました。昨年は秋に開催した、近隣マンションでのミニコンサートです。今年は1月の終わり頃にやりたいとの、正式オファーを受けました。うーん、既に本番まで2ヶ月を切っている状況で人集めが厳しいなぁせめてもう1月早く打診してもらえたら・・・と思いますね。果たして、コンサートの陣容は整うのか?追記:某カンゲンの後輩から出演依頼の連絡を受けましたが、残念ながら、ちょうど樅楓舎のコンサートと同じ日だったもんで、先約ありということでお断りさせていただきました。ちょうど手帳の2011年予定表リフィルを新しく購入したところで、日程を転記している途中だったので、最初は白紙の予定表を見て、うっかりOKの返事をしてしまいました。すぐに気づいて、あわてて訂正させてもらったけど、期待を持たせる形になっちゃって申し訳ないことをしました。どっかの政権みたいに・・・それにしても、昨年はOBの出演は原則NGだったはず・・・そうも言っていられないくらい人集めが厳しいってことなんでしょうか?
2010.12.12
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昨日は、山梨県の甲州市で行われた樅楓舎アンサンブルのリハに参加しました以前は塩山市だったところがいつの間にか名前が変わっていました。どこかと合併したんでしょうかね?で、前回のリハで言い渡されたとおり、チャイコフスキーの弦楽セレナーデは第1ヴァイオリンを弾きました。で、やっぱり難しくて・・・しかも老眼で楽譜が少々ぼやけるもんで目で音符を追いきれなくて、ごまかすので精一杯でした。最初の休憩時間に、指揮のイイダ氏に先手を打って謝っちゃいましたよ。「練習が間に合いませんでした、すいません。」って・・・「いやいや、ぜんぜん大丈夫」とは言ってくれましたけどね。昔から、私にはなぜか甘いイイダ氏。たぶん彼から購入した楽器の支払いが終わってるからではないかと?弦楽セレナーデは、その昔「オー人事」のCMでも有名になった、コラール風の序奏部をオルガンで弾くように美しい和音を聴かせるため、ちょっと特殊なチューニングをしています。このチューニングだと開放弦同士の五度の響きがハモらないことから、コルグの「ORCHESTRAL TUNER」を総動員して調弦をやっています。【送料無料】KORG OT-120 クロマチックチューナー コルグ オーケストラ向けチューナー私たちが使っているのはOT-12っていう横長のやつですが、型番に「0」が増えたこちらがどうやら後継機種のようですね。結果的には、そのこだわりの前奏部分も含めて、イイダ氏は昨日のリハ出来栄えにはなかなか満足できた様子でした。「今日のメンバーは飲み込みが早い」って・・・今回のリハでは、ヴァイオリンパートが、音大生1名と樅楓舎のジュニアアンサンブル上がりの一般大生の2以外、(そう、今回は私以外にもアマチュアがいるんですよ。)総取っ替えという状態でしたので、確かに今回はメンバーが良かったという推測が成り立ちますが・・・複雑なのは、パートを移った私の立場です。多少なりとも自信を持って弾ける第2ヴァイオリンのときはイマイチで、あまり弾けていない第1ヴァイオリンの時には出来が良いというのは、むむむむ・・・リハ終了後に、イイダ氏からは、「今日はストバイ弾いてくれて助かった」と言っていただきましたが、実際のところどうだったんでしょうねぇ?ただひとついえることは・・・昨日はイイダ氏の奥様がコンマスで私はサイドで弾かせてもらいました。それで、やっぱりこの人上手いわ・・・って改めて思いました。で、隣がめちゃめちゃ弾きやすいんですよそれで私の音もうまいこと収斂されてパートとしていい音になった。そんなふうに考えられそう、いやそういうことにしておこう(前向き)。とりあえず、今のところはチャイコの弦セレは第1ヴァイオリン、ロッシーニのソナタは第2ヴァイオリンで確定といわれました。まだ何パーセントか、本番直前のどんでん返しはあると思っていますが。ちなみに、往復の道路はほとんど渋滞らしい渋滞がなく、順調なドライブでした。私の場合、ずっとスピード出しっぱなしの運転はかえって緊張で疲れちゃうんですけどねちょっとだけ渋滞につかまるってのが私の性分に合っているようです。今年は猛暑の影響で紅葉が遅かったせいもあってか、行きは紅葉&黄葉、帰りは夜景と、なかなかのシーニックドライブでしたよ。
2010.11.28
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昨日は、職場の事務系OBを迎えての大々的な飲みイベントがありました。1次会は営業終了後の職場の中の学生食堂スペースを借切って開催。お開きの後は、各部門ごとにそれぞれ2次会へと流れていきます。私も、お世話になった方々がお見えになっていたので、2次会まで参加して義理を果たしましたが、どんなに帰宅が遅くなっても、今日の樅楓舎のリハーサルの前に、どうしてもロッシーニの弦楽ソナタを個人練習したかったので、なんと、一切アルコールをお断りしてウーロン茶でとおしました。「体調が悪くて薬を飲んでいる」という理由をつけてでしたが・・・事実このところ風邪気味で、昨日は咳がちょっとひどくなったので、咳止めの薬を服用していましたので、嘘はついていないわけです。ただ、普段の私なら間違いなく、風邪をこじらせるのを覚悟の上で飲んじゃっているところですから、私としては、そうとう自制心が働いた部類の1日だったと言えます。もっとも、帰宅後は40分ほどヴァイオリンを練習して、ロッシーニの第3楽章の超高速のパッセージを中心にさらった後は、寝る前の一杯と称して、軽く晩酌をしてしまったんですけどね(汗)今日は、山梨でのリハーサル。週末の渋滞を見越して早めに家を出ないといけませんね。
2010.11.27
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昨日は、残業もそこそこに帰宅して、ヴァイオリンの練習もやる気まんまんで臨んだんですが・・・、急に、ドッと疲れが出てしまいまして先に晩飯を食うとやばいなっていう感触があったので、帰宅後すぐに、チャイコフスキーの弦セレの第1ヴァイオリンをさらいましたで、晩飯の後、どうにかこうにか練習を再開しましたが・・・「ながら練習」でもどうにもならないほどの睡魔が襲ってきまして、気がつけば、テレビ点けっぱなしで楽器を構えたままオチてましたそんな状況ではろくな練習は出来ないですもんね。あきらめて布団に入りました。ロッシーニも練習したかったんだけどなぁ・・・ピアノの練習は2日続けてサボってしまいましたこんなふうに、だんだん疲労と戦えない体になっていくと、俺の音楽人生はこれから先、ただ細りしていくだけなんだろうか?そんな恐怖にさいなまれます来週はまた、強力なドリンク剤のお世話になることになりそうです。少し、まとめ買いしておきますかね。そうそう・・・自宅のパソコンが修理を終えて戻ってきました。宅配屋さんが、修理に引き取りに来た時の箱の大きさを見た時は、こりゃあ宅配ボックスには入りそうも無いって思ったのですが、ぎりぎり収まっていました。で、ディスプレーとキーボードは新品になりました。ですが、ハードディスクはちょっと不安定な感じが・・・(汗)完全に壊れる前に、次の機種を探さなくては。
2010.11.26
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一昨日の樅楓舎のリハーサル後に、急きょ第1ヴァイオリンへのトレードを言い渡されたわけですが、昨晩、早速チャイコフスキーの弦セレのストバイを練習しましたとりあえず、弦セレのストバイはかなーり久しぶりです。譜読みから始めなければいけないので「ながら」はNGです。楽譜を間違ってインプットしちゃったりしますからね。なので、まずは夕食を摂る前に1時間半ほど集中して譜読みをしました。夕食後は、フジのスポルトを視ながら部分練習を・・・そういえば久しぶりに本田朋子アナを視たような気がします。最近は、たまたま理央&未央コンビを視ることが多かったので。いろいろ残念なこともあったけど、やっぱり朋ちゃんは素敵です最後の、キャスター付き椅子でのカーリングには笑いました(三宅アナが大ウケする声が聴こえてましたね。)で、話を戻しまして、弦セレのストバイをひととおりりさらってみたわけですが・・・うーむ、音も高いし、技術的にもかなり難しいですねぇ今からどう足掻いても、明後日のリハには間に合いそうも無いです。ちょっと足を引っ張ることになってしまいそうよりによって今年はいろいろな業務改善をやっているので、本来は繁忙期でもないのに残業が多くなっているんですよ。厳しいなぁ・・・クリスマスコンサートの練習は、ほとんどできませんでした。ピアノの練習はサボりました。そうそう、修理に出していたパソコンが直ったそうです。今日中には手元に届くってサポートのお姉ちゃんが言ってたけどうちは2人とも働いているからなぁ・・・たぶん届きません。実際に手にすることができるのは日曜日あたりではないかと・・・チャイコフスキー / チャイコフスキー:弦楽セレナーデ、ほか バイエルン放送室内管 輸入盤 【CD】
2010.11.25
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昨日は、国立で樅楓舎アンサンブルのリハーサルに参加してきましたがけっこう練習をして臨んだつもりでしたが、まだまだ弾けていないなって箇所が結構ありましたチャイコフスキーの弦セレにロッシーニの弦楽ソナタという、一筋縄ではいかない難しいプログラムですからねぇ。もっともっと頑張って練習しなければ。ところで・・・どうやら私は、第1ヴァイオリンと第2ヴァイオリンの、バランスを保つための「調整弁」役を仰せつかったようです。昨日のリハではいつもの第2ヴァイオリンで参加しましたが、弦セレの練習が終わると、1stヴァイオリンが弱いから移ってもらうかも知れないと、急きょ、弦セレの第1ヴァイオリンのパート譜を渡されました信頼されていると言えば聞こえは良いですが、5時間近くもセコバイのパートを弾きまくったあげくに、それを言われるのは、アマチュアにはちょっときついものが(汗)そして、リハ終了後の夕食を兼ねた打合せで、現状分析を行った結果、私の第1ヴァイオリンへのトレードが、ほぼ決定したようです。今後のリハの状況によっては、ロッシーニのトレードもあり得るかも?だそうです。次のリハーサルは今週の土曜日。3日後に迫っています。しかも今週の金曜日は職場の、大がかりな飲み会があるので、私に与えられた練習時間は、実質今日と明日の2日しかありません。うーん、厳しいなぁ自治会クリスマスコンサートに向けての練習戦略も、見直さないといけないようです。で、実は更なる懸念が・・・次回の山梨でのリハでは、指揮者のイイダ氏の奥さんがストバイに加わる予定です。実は、彼女が1人入っただけで、ストバイとセコバイの勢力図がガラッと変わってしまうほど、強力なプレーヤーさんなんです。結果、やっぱ第2ヴァイオリンでと言われそうな気がするんですよ
2010.11.24
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来年1月23日に樅楓舎アンサンブルのコンサートが行われますこの楽団ではかなり久しぶりの本番になります。この間、ときどき小さな編成でのお座敷はかかっていたようで、そのうちのいくつかは私にもお声をかけていただいたりしましたが、あいにく、家族で旅行計画を入れてしまっていたり、平日の日中の本番で、本業が繁忙期で仕事を休めなかったりで、私自身は全く参加できないでいました。そんなちょっとした浦島太郎状態なので、かなりドキドキしていますそしていよいよ、11月23日の祝日に最初のリハーサルがあります。まだ全体のプログラムも、コンサートの会場も知らされていませんが、とりあえず、チャイコフスキー作曲の弦楽セレナーデの、第2ヴァイオリンの楽譜が送られてきましたので少なくとも、この曲はやるんでしょうね「あんさんぶるおとまつ」のクリスマスコンサートの準備と並行して、チャイコの弦セレの練習にも取組んでいかないといけません。この「樅楓舎」も、基本的に私以外は全員プロなので、1発目のリハでちゃんと弾けていないと恥をかくことになりますけっこうプレッシャーのかかるシチュエーションだと思いません?これからますます、ハードな日々へと突入していくわけです体力低下が著しい身には相当堪えますが、頑張らなくては・・・
2010.11.10
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世界的弦楽器製作者のI氏の還暦祝いパーティー短い時間しか参加できなかったけど、楽しかったなあ地方に移転して、ずっとお会いできなかった方も駆けつけて参加してくださったり。(このブログを時々読んでくださっているそうだ。)かつての樅楓舎ジュニアアンサンブルのメンバーで、その後、大学や市民オケなどで楽器を続けているメンバーや、他の道を選んで楽器をやめてしまったメンバーなども、集まってくれて。いくつもの懐かしい顔と再会することができた。そして、みんな楽器持参だったので、次から次へと即席アンサンブルで演奏が行われた私は、まずは、突然のご指名で、バッハのドッペル協奏曲の第1楽章の2ndソロパート。それから、パッフェルベルのカノンでは、元ジュニアのメンバーたちのしみじみとした演奏の後に、今度は「元気バージョン」でやるぞとというI氏と、2人で第3ヴァイオリンを演奏。ここでまた、ジュニアのメンバーにバトンタッチして、しばし飲み食いに専念した後、ジュニアのメンバーに加勢して「オリーブの首飾り」そして最後に、モーツァルトのフルート四重奏のDdurの第1楽章演奏して、そのまま楽器を片付けたら、ちょうど特急の時間・・・という感じて、慌しく会場を後にしたその後の、船橋講堂での県総会も素晴らしかったし、立場上、帰るしかなかったんだけど・・・正直、もっとゆっくり、みんなとお話していたかったなあ。
2009.02.07
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今日は、私の2代目、3代目のヴァイオリンを作っていただいた、世界的弦楽器製作者であるI氏の還暦祝いパーティ山梨でやるので、浦安からはけっこう遠いそれに、「山梨市駅」の近くのお店で午後2時から開始なのだが、夜7時からは、船講で大事な会合があるので、帰りは、4時過ぎには特急に乗らなきゃいけないとなると参加できるのは実質2時間ほど・・・そもそも、超夜型でお仕事をしているI氏自身、ちゃんと午後2時に現れるのかどうかすら怪しいしかも今日は、I氏が主催する樅楓舎アンサンブルのメンバーが、たくさん集まるはず。「楽器持参で」と言われているから、パーティーの間も、思い思いに合わせて遊ぶんだろうとなると、ますます食ったり飲んだりの時間は無いんだろうな。ま、しゃあないね。こういうのは気持ちだからね。今日の自治会役員会に出す資料を、マンションの管理室に預けてからお出かけする予定だ。では、行っています
2009.02.07
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言い訳に、言い訳を重ねるようなお話。私が、社会人になりたての頃から大変にお世話になっている、樅楓舎アンサンブルを主催されている楽器製作者のI氏。90年代には、彼が中心となって笛吹川国際音楽祭が開催されていた。同名の音楽祭が、最近も行われたような形跡があるんだけど、まったく違ったものに変わってしまったはずだ・・・その第1回目だったかな?カーチス音楽院のチャールズ・キャッスルマンが、ソリスト兼、祝祭オケのコンサートマスターとして来日。なんとこの私が、同じ祝祭オケの一員として、チャールズと共演させていただく機会に恵まれた。この方、ユダヤ系のアメリカ人とのことなのだが、欧米人にしては小柄で、身長は私よりも低いくらい。しかし、その体格でもの凄い音を出される。立奏のときには、当然全身の力を上手く楽器に伝えて、あの音が出ているんだなということは、まあふつうにわかる。印象に残ったのは、着席しての演奏のシーンである。ここぞって場面になると、膝を、少し鋭角に曲げて、膝からつま先までが一直線になるような形で、太ももあたりの筋肉が、グググっと隆起するのが、衣装の上からもわかるようなフォームになるのである。で、歯食いしばってましたなんだ、国際的に活躍しているプロだって、気合入れまくって弾いているんじゃない?ちなみに、フィレンツェの思い出では、この音楽祭に招待したソリストが一同に会することになったが、ヴィオラのライナー・モークだって、めちゃくちゃ気合の入ったフォームで弾いていた。まあ、楽器が応えてくれちゃうから、余計頑張っちゃうってのはあるんだろうね。チャールズが、I氏にこういっていたそうだ、D線やG線のハイポジションで、強いヴィブラートで、エスプレッシーボの音を出そうと思うのは、ガルネリ?(だったかゴフリラだったか?)を弾くときか、お前の楽器を弾くときだけだ。で、「フィレンツェ」の第1楽章第2主題・・チャールズは、D線で弾くんです。これがまた、超すごいんです。だから、アマチュアの私が、少々しゃかりきになって、全身の力を込めてヴァイオリンを弾いたからって、なんだってのよ?とりたてて話題にするような、珍しいことでも、なんでもないことですよ。いや、皆さん好意的に言ってくださってることは、よくわかっているんですけどね。さすがに、イラスト入りは恥ずかしさ倍増だったもんで・・・そういうわけで、お客さん、私の演奏フォームのことは、次回からはスルーしてもらえませんかねえ?
2009.01.12
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千葉フィルの演奏会を詳細レポしようかと思ったんだけど、とても後が良くて、さわやかな気分になった演奏会だったので、もういいかな?余計なコメントは野暮でしょう?そんな気分になってしまった。たぶん、久しぶりの千葉フィルの演奏会でもあったし、好きなベートーヴェンもプログラムに入っていたし、何よりも、コンマスのプレッシャーから開放されたことで、心から演奏を楽しめたことが大きかったんじゃないかな?ともあれ、打上げの席での指揮者の金子先生の挨拶によれば、お客さんからは絶賛の声がたくさん伝わってきたとのことで、なによりである。ところで、今回は集客もかなり好調だった様子。ひとえにベートーヴェン効果だとのもっぱらの噂である。なにしろ、千葉フィルのベートーヴェンなんて、めったにないことで、私自身、客席で聴いてみたいと思ったほどだからね。なので、打上げの席では、会う人ごとに、「たまには、ベートーヴェンをとり上げるのもいいもんでしょ?」と、語りまくってしまった。そして、24日(土)には、フルトヴェングラー研究会管弦楽団の演奏会である。これもまた、ベートーヴェンプロときたもんだ。いやあ、楽しいなあ。直前のリハに出席できず、後は当日のみという状況ではあるが、本番は、おおいに楽しませていただこうと思っている。
2009.01.11
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今日もまた、長文になってしまったのでご注意を・・・樅楓舎の演奏会で、田中千香士さんがされていた話のなかで、特に印象的だった、とっておきのやつを書いておこう。「日本人は、上品なフォームで弾く人が多いが、それでは本当の音は出ないんですよ!」(要旨)「上品なフォーム」とは・・・両膝を閉じて弾くこと。リハの最中のこと、「君、ちょっと弾いて見せなさい。」と指名されたお弟子さん。千香士センセイはお手本を見せるつもりだったのだろう。ところがその弟子は、上記の「上品」な弾き方をした。「それでは、ダメなんだなあ」で、センセイの結論は「股の間を狙え!!」ここだけを取り出して読むを、一瞬、「下ネタか?」と思ってしまうような話だが。千香士センセイは大真面目であるよほど座高のある、長身のプレーヤーでも無い限り、閉じた両膝に弓がぶつからないようにするには、弓先では右手を斜め後ろに徐々にさげるようにするか、体自体を右に捩じるとかしないと弾けないから、結果として、弓から弦に伝わるべき力が、外に逃げてしまう。それでは、ちゃんと音が出ないでしょ?だから、体が右斜め前を向くように椅子に腰かけて、右足が椅子の右外側に出るように開いて、膝を少し落とす。そして、両足の間に弓を落とすように運弓するといいんだ。欧米の女性奏者は、みんな優雅なロングスカートの下では、ガバっと両足を開いて弾いているんだよ・・・等々実は私、ずいぶん前に「あんたは足を広げすぎよ!」と、人から言われたこともあるのだが、正しいのは自分だったと証明していただいたようで思わず、拝聴しながら必要以上に頷いてしまった。それで、最終的には、演奏会の第三部のメンデルスゾーンの弦楽交響曲では、「顎族※」の楽器奏者は全員立って弾くことになった。立ってしまえば、みなソリストの奏法になるから、股の間だろうが外だろうが、関係なくなるからだそうだ。「座って弾いているより、ずっと凄い音だ!」と、センセイは感嘆しておられた。このことも含めて、センセイが嘆いておられたことは、日本の演奏家は、プロになると真面目になってしまって、どうしても守りに入ってしまうので、見ていて楽しそうじゃないし、音楽もつまらない。ヨーロッパは違う、みなアマチュアリズムの延長で、攻めているし、楽しそうに弾いている。アマチュアの気持ちのまま、上達して、結果的にお金をいただけるレベルの演奏をしている。ウィーンフィルの第2ヴァイオリンの、後ろのほうで弾いているおじさん達が、ワルツの「チャッチャ」をひたすら刻んでいるときだって、ニコニコしながら本当に楽しそうだ皆も、つまらない演奏家にはなりなさんな・・・。(以上、あくまでも私なりにまとめた要旨です。)確かに、そのとおりだと思うところもあるけど、でも、最近ではプロの連中が、ほぼ手弁当で、アマチュアリズムに溢れた演奏活動をする場面も少なくない。たとえば、この樅楓舎もそうだし、チェロのM氏が主催しているウッドランド・ノーツもそう。先日トッパンホールで聴いた、グランドコンサートも、たぶん、そういう出演者たちによる熱いコンサートだった。希望の光は間違いなくあると思う※千香士センセイは、ヴァイオリン&ヴィオラを「顎族」チェロを「股族」と表現されていた。
2008.10.30
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田中千香士指揮、樅楓舎アンサンブル演奏会の本番編。すっかり長文のレポになってしまったのでご注意を・・・10月25日(土)15時、演奏会は、ほぼオンタイムで開演した。1曲目は、モーツァルト:ディベルティメントK.136「イチサンロク」の愛称で親しまれている超有名曲であるが、20年以上このアンサンブルで演奏しているのに、なぜか、この定番曲を1度もやった記憶がない。同じモーツァルトのアイネ・クライネ・ナハトムジークは、数え切れないほどやってきたのに・・・たぶん、ひとえにI氏の偏った好みのせいなのだろう。(伴奏に徹したチェロパートを弾きたくなかった?)彼が、自分がこのアンサンブルを客席で聴きたいからと、指揮を自分以外の音楽家に託そうと考えなかったら、樅楓舎では実現しなかったプログラムかも知れない。おかげで、イチサンロクが、こんなに楽しい曲だったのかと、再確認することができたように思う。ゲネプロでは、「十分に素晴らしいですが、ちょっと迫力が出ちゃってる。」と仰っていた田中先生。私の実感としては、本番ではだいぶ力が抜けて、響きが洗練されて、迫力は豊かさに変わったと思えたけど・・・お客さんの印象はまた違うものかもしれないね。そして第二部は、ヴォーン・ウィリアムズプログラム。「グリーンスリーブスによる幻想曲」では、ハープが第1・第2ヴァイオリンの間に割って入るような、セッティングと、ホールの音響とがあいまって、弦楽器とハープの音が、よく溶け合って、えもいわれぬ響の中に身を委ねての演奏となった。「《富める人とラザロ》の5つのヴァリアント」ヴァリアントとは要するにバリエーションのことで、主題と5つの変奏から成る曲である。まず、最初の主題がなかなか泣けるメロディーなもんで、出だしから、皆が自然と感情移入して・・・そう、心を合わせたアンサンブルができたんじゃないだろうか?最終変奏は、たぶん全部で9つくらいのパートに分かれて、全力で楽器をかき鳴らすクライマックスが訪れる。これがまた、I氏の楽器にぴったりというかなんというか。その響きの中に自分もいるというシチュエーションに、背筋がゾクゾクするような快感を味わった。曲自体もなかなかの佳作だと思うので、チェロのソロさえなんとかなるようなら、アマチュアが挑戦するのにもよさそうな作品だと思う。クオーレでどうですかな?関係者の皆様。そして第三部、メンデルスゾーン作曲、弦楽のための交響曲第9番。これがたぶん、出来としては一番よろしくなかったかな?細かな事故もいくつも起きていたし、そのうちの一つには私が大きく関っていたし(汗)そして、こういっちゃ身も蓋もないが、曲自体が、あまり大した作品だとも思えなかった。第一部のモーツァルトと比較すると、同じように、若い頃の習作のような作品なのに、「なんじゃこりゃ?」な書き方をしている箇所が散見される。どちらも、若くして亡くなった天才であったけど、モーツァルトの天才ぶりは、やはり抜きん出ているのだろう。そして、そんな作品でも、熱い演奏でガツンと聴かせてしまうのが、樅楓舎アンサンブルの真骨頂である。その意味では、いかにも樅楓舎らしい演奏だったのは、この曲だったかも知れない。他のグループでこの曲を演奏することがあったとしても、おそらくこれほど楽しい体験にはなかなかならないだろう。大成功の演奏会であったと思う。実は、この本番にまつわるエピソードで、紹介したいことがまだあるのだが、長くなっちゃったので、また次の機会に譲りたいと思う。
2008.10.28
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(前の日記からのつづき)もうひとつ、印象に残ったことは、チューニングのことこれは私と田中千香士先生と、大きく見解が異なっている。両方の考えを比較してみよう。田中先生「チューニングは舞台袖で済ませておくものだ。」おとまつ「舞台袖のチューニングにはあまり意味がない。」私は、舞台袖のチューニングは、舞台上で素早く合わせることのできないアマチュアが、やむを得ずやるものなのだと、ずっと思ってきた。薄暗い舞台袖から、スポットの当たる舞台へ出るだけで、チューニングは狂ってしまうものだから、舞台のコンディションでチューニングしなければ意味がない。だから「あんさんぶるおとまつ」では、袖チューニングというのをやったことがない。そもそも舞台袖が無い会場を使ってるってのもある田中先生との楽しい時間を過ごさせていただいた後も、私の考えは、やはり変わらなかった。しかし・・・実は、田中先生、短時間の、確認程度の形式的なチューニングは容認されている。ならば、その短い時間で、素早くかつ美しくチューニング出来るなら、田中先生も、それほど目くじらは立てないのではないか?そう考えれば、これらとても、見かけほどには、相反する考え方ではないのかもしれない?それから、最後に・・・コンサートマスターとかは別にして、舞台に出ていく順番は「レディーファースト」なんだそうだ。(え、当たり前だって?・・・汗)入りはけは適当でいいってのが、今までの私の考えだったけど、「レディーファースト」はスマートでいいねこれは決して、男性だけが考える問題ではない・・・と思う。日本の女性は遠慮深いから、舞台袖でお見合いして、なかなか舞台に出て行こうとしない人が多いんだよね。そうやってもたもたしていると、お客さんの間がもたない。だからつい私も、「ああ、イライラする!」と思って、とっとと追い抜いて舞台に出てしまうのですよ。今後は、私もそこは我慢しますから、女性の皆さんも是非、「レディー」として颯爽と、先に舞台に出ておくんなさい。(本番編につづく・・・たぶん)
2008.10.27
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樅楓舎アンサンブル演奏会の本番編を書く前に・・・いろいろ印象に残ることが多かったので、本番直前編ということで、書き残して置こうと思う。開演前のインターバルの間に、お弁当を食べて、さらに、客席で30分ほどだろうか、舞台で、開場ぎりぎりまで練習している皆さんの音を子守唄に、仮眠というよりは、完全に熟睡させていただいた。おかげで、慣れない長距離運転の疲れもだいぶ癒えて、頭もすっきりとしてきた。直前の足掻きの時間を犠牲にしてはしまってけど、これでどうにか、集中して本番に臨むことができそう。さて、他の皆さんが何故、開場する直前までさらっていたかというと、実は、指揮の田中千香士先生の方針によるところらしい。別に田中先生が「練習しなさい」と言ったわけではない。先生が言われていたのは、「お客さんが入ってきたら本番の曲は弾いてはいけない。」つまり、本番前のネタバレはNGというわけだ。これも、人によっていろいろな考え方があって、「今から弾く本番の曲に全力を注がずに、 協奏曲とかをさらっているやつには腹が立つ・・・ よっぽど、本番の曲は完璧に弾けてる自信があるんだな」(最後の一節は、もちろん皮肉である。)なんて言う人もいる。後者はアマチュアにそういうふうに考える人が多い・・・ような気がする。実を言うと、樅楓舎アンサンブルの主催者である、I氏もそういう趣旨の発言をすることが多かった。だから、今までの樅楓舎の演奏会では、リハーサルの休憩時間とか、本番前の舞台袖では、余計な曲をさらわないように、皆、ひそかに気をつけていたと思う。この日は、全く逆であった。田中先生が、「今日やる曲さえ弾かなければ、何を弾いてもいい。」なんて言うもんだから・・・あっちこっちから協奏曲をさらう音が聴こえてくるそんな、プロの連中がガンガン超絶技巧をやってるなかで、同じ土俵の曲をさらえるほど私は図太くない。それじゃあ、何を弾いたか?B'zのギターソロをさらっておりましたよでも確かに、やるべき練習は、当日を迎えるまでにやり遂げておく、これが、演奏家としての当然の姿勢なのかも知れない。逆に、その当然のことができていれば、I氏の逆鱗に触れることもないんだろうから、実は、両方の考え方はそれほど相反していないのかも?(つづきます。)
2008.10.27
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山梨県の牧丘に来ています。昨日夜更かしして、今日は早起きだったので、ステリハの後、眠くて眠くて…少し仮眠を取りました(-_-)zzz田中千香士さんのリハーサルは、とっても面白かったですよ。後、1時間足らずで開演です。
2008.10.25
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一昨日、土曜日の夕方から、樅楓舎アンサンブルの第2回目のリハに参加してきた。実は、れんこ先生ことれんこちゃんも、先日のリサイタルの後の飲み会に合流してくれた時に、同じく飲み会に出ていた、関係者からスカウトされて、今回のコンサートに、賛助出演してくれることになり、夏の富士響川崎シリーズ以来の共演となる予定だ。なにしろ、少々手ごわい部分はあるけれど、よく鳴ることにかけては定評のあるI氏の楽器。もともと楽器をよく鳴らすれんこちゃんと、きっと相性は良いにちがいないと思っていたが、思ったとおりであった。ムムム、これは私もうかうかしてられないぞ(笑)それにしても、メンデルスゾーンがガキの頃に作ったという、弦楽交響曲、第2ヴァイオリンの分散和音の動きが、非常識に難しいんですけど・・・(汗)さて、この日のリハではI氏が指揮をされた。田中千香士さんは、直前の2回のリハだけらしい。実は、うちの職場で、その日程で会計監査が入ることになったので、結局、本番当日しか田中さんの指揮では弾けないんだよね。その点が非常に不安であるし、少し残念である。ともかく、あらゆることを想定して練習するしかないよね。さて、ここで詳しく書くわけにはいかないが、その練習のあとの軽い打ち上げの最中、I氏から、演奏家冥利に尽きる、大変に有り難いお話をいただいた。ただ、その申し出を簡単に受けられるような状況ではない。家族会議をしなくては・・・
2008.10.14
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8月18日(月)に行われた、樅楓舎のリハ実は、10月25日にヴァイオリニストで指揮者の、田中千香士さんの指揮でコンサートを行うことになり、それに向けての第1回目の練習である。このアンサンブルをいつも指揮するI氏が、1度は客席で演奏を聴いてみたいと思っていたところ、田中氏の指揮するコンサートを聴いて「彼ならば!」となってI氏から打診したところ、田中氏が指揮を快諾。その結果、極めて稀な「田中千香士指揮、樅楓舎アンサンブル」によるコンサートが行われることになったのだ。リハーサルの開始時刻は午後4時で、できることなら、午後からでも休暇をとって参加したかったのだが、夏季一斉休業明けで仕事がたまっていたこともあって、ちょっと「早退します」と言える状況ではなかった。結局、夕方6時頃に会場である国立のスタジオに到着。メンデルスゾーンの弦楽交響曲の終楽章の、譜読みが始まったところに遅刻して合流する。当然、私がチューニングする間、練習が一時中断する。平日の練習は、だいたいいつも、まず私が間に合わない時間帯に設定されるので、こういうシチュエーションを何度も繰り返してきた。このアンサンブルで私は最古参の部類に入るが、長くやっていても、こういうときの肩身の狭さは、相変わらずである。以前は私以外にも2~3人のアマチュアがいたけれど、その方たちもほとんど参加しなくなってしまった。この日のリハでは、いつものI氏が指揮をされていた。ちょうど1回目の譜読みが終わるところだったらしく、その後、もう一度、今度は終楽章から第1楽章に向かって逆順に、メンデルスゾーン弦楽交響曲を返していただいたのは、非常にありがたかった。それにしても、終楽章の第2ヴァイオリンに現れる、三連符のパッセージはとんでもなく大変である。この日のテンポはやや遅めだったにもかかわらず、ひーひー言いながらついて行くのがやっとという状態。プロの連中にとっても、一筋縄ではいかないようだった。9月のリサイタルが終わるまでは、こちらの曲目の本格的な個人練習ができないのだが、リサイタルが終わってから鍛え始めたとして、果たして本番に間に合うのか、甚だ心配である。それなのに、このアンサンブルのリハに来ると、「あの三連符はまさにおとまつさんにピッタリですね。」「まさに適材適所ってやつですね。」「勘弁してくださいよ。全然弾けてないでしょうが!?」「いやいや、ちゃんと弾けてるじゃないですか」てな会話に、いつもなってしまうのだ。確かに、弾けてるふりをしてごまかしちゃいるが、それをわからん連中でもないだろうに・・・それとも、わかってて茶化している確信犯なのか?へん!そうやってアマチュアをいじめてればいいさ・・・・・いやいや、そういう悪意のある人たちじゃないんだよね。たぶん、学校の期末試験とかの当日の朝に、よく生徒同士が、自分がいかに準備できていないかを、自慢して牽制しあうという光景を見かけるけど、たぶん、あれに近い感覚なんじゃないだろうか?他人を持ち上げて自分の身を守る・・・みたいな。ならば、ここはとりあえず、うまくごまかせているのだと喜んでおくこととしよう。注目サイトが大集合!音楽ランキング
2008.08.20
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せっかく、W.プリムローズの話題で日記をいくつか書いたのでついでにもう一つ・・・意外に知られていないことだが、プリムローズは、晩年は私と同じく、樅楓舎アンサンブルを主催する、I氏の作った楽器を使っていたんだよね。それこそが、I氏が弦楽器制作者として、脚光を浴びるきっかけとなったエピソードと言ってよい。I氏が、自分の制作した楽器を是非見てほしいと来日公演中のプリムローズの楽屋を訪れた。その楽器を、試奏したプリムローズ。「お前の楽器は、俺がもらう。 かわりにこれをやる。」とまあ、I氏の言葉をそのままお伝えするとこうなるんだけど、要するに、「この楽器は是非私に持ち帰らせてほしい。その代り私が今つかっている楽器をあなたに差し上げましょう。」ということらしい。駆け出しの制作者の楽器と、大家が使っていた銘器とでは、市場では比べ物にならないような値段の開きがあるはず。要するに、その銘器に匹敵する楽器と評価されたわけだ。正直言って、現存する制作者の新作としては、I氏の楽器は相当お値段が張ると言わざるを得ない。だが、現実に世界の一流の演奏家※が、彼の楽器を購入しているという事実に目を向けると。高価なオールドの楽器を買うことを考えれば、かなりお買い得だと、私は思うんだけどね。※カザルスとも親交があったことで知られる、ヴィオラの大御所、ミルトン・トーマスとかカーチス音楽院で教鞭をとっている、ヴァイオリニストのチャールズ・キャッスルマンとかアメリカ人としては初めて、チャイコフスキーコンクールで優勝した、チェリストのナサニエル・ローゼンとか、ケルン放送交響楽団の首席ヴィオリストであった、カールハインツ・シュテープであるとか、ウィーンフィルの首席も務めた、ヴィオリストのライナー・モークとか、(彼の場合、現在は2台目のややサイズダウンしたタイプを使っているそうだ。年齢的に大きな楽器はきついそうで・・)ミュンヘン・フィルのコンマスとか・・・・
2008.04.01
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