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週に2回の運動系サークル。大学の男子寮と他の短大の女子寮の有志の
サークルだった。2年の時に途中入部したのと、自分の学部は一人もいなかった
ためか、なかなかサークルの中には馴染めなかった。ただ、寮の同じ階の
やまPとコンビでバスケット大会で活躍する機会があった。おかげでMVPに選ばれて
ようやく飲み会の席でみんなの前で紹介された。こうなったら溶け込むのは
早い。飲み会は部屋の修理代を払わされるなどいつも荒れている中で、
酒は強いほうだったので、先輩につぶされることなく2次会まで生き残っていった。
バスケット大会で同じチームだった当時4年生の男の先輩と
短大の2年で自分と同じ途中入会のミツコと一緒のテーブルになった。
「お前、ボーダーのシャツにピンクのサングラスはねーだろ。
結構軽い感じだけど、彼女とかいるの?」
「軽く見られるんですけど、ただいま募集中です」
「へー、彼女居ないの。どんなタイプが好みなの?」
「色白で髪がストレートで長くてふっくらした感じですかね」
「それって、カナだよね」
「そうそう。カナがぴったり」
今日の打ち上げには来ていなかったけどミツコの友達の
カナっていう女の子がいるらしい。コンパの時しかあまり来ないらしいが。
ハートカクテル気取りで大学2年半ばでで2度の大失恋をし、
カップルになってる周囲がうらやましい頃。
(カナってどんな子だろう)
結局この日は、この2次会でつぶれて記憶を失って寮まで戻されていた。
翌日財布の中身を調べながら思った。
(お札ばら撒いた気がするけど...とりあえず少し残ってるからいいか。
それにしても頭が痛い。どうやって寮まで帰ったんだろ)
体育会の部活はサボってしまった。
後日サークルの水曜日。
ミツコはサークルの中ではではおしゃれでひときわ目立った存在だったが、
途中入会だったので、私と同じでなかなかなじめないでいた。
ミツコが体育館のバレーコートの横に座る私に声をかけて隣に座った。
「あんなに飲んじゃね。つぶれるよ」
「おれ変なこと言ってなかった?」
「それは大丈夫。最後はやまPと一緒にタクシーで帰ってたよ」
「そう。良かった」
(ミツコはこの中の先輩の誰かが気になっているんだろうな)
暑い夏の季節がやってきていた。
夏休み突入の前にまたコンパがあるらしい。
ミツコは最後にひとこと言ってコートの中に入っていった。
「今度の突コン、カナもくるよ」