ワインヲタ入門生のチラシの裏

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2020年02月13日
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カテゴリ: 日本ワイン
  • KIMG5119.JPG

ラトリエあべさんでのワイン会 のワインもこれで最後。ジビエに合わせて選んだこちらです。
小公子2018 。生産者は奥出雲葡萄園です。島根県の奥出雲にあります、木次乳業を母体とするワイナリーですが、高品質なシャルドネで有名となり、今や中国地方を代表する生産者の一つと言えますね。元々は地元の山に自生していたヤマブドウを用いてのワイン造りを目指して立ち上がったという事で、現在小公子は力を入れている品種となっているようです。
価格は4000円程度でしたが楽天内にはもう無いようです。

はこちらも赤黒く透明度も低いですが、エッジに見えるのはガーネットと言うよりも紫。

香り はシナモンや八角などの茶色いスパイスがよく出ており、そこに軽い茎系の雰囲気が加わります。フルーティさは開けたてからしっかり出ており、ダークチェリーやヤマモモ、赤ベリー、赤ベリーのコンポート、ブルーベリー、プラム、それにチェリージャムといった色の濃いフルーツが感じられます。また、干し柿やドライアプリコットといった気配も少々。その他、バルサミコや黒蜜の様なニュアンス、軽いインクといったものも。

味わい は、果実味のアタックがふわりとやわらかく広がりつつ、明るく存在感のある酸がすっと入ります。タンニンはヤマブドウ系にしては大人しく、渋みがしっとり広がるといった印象です。ボディはミディアムフルといった所で、柔らかく広がりますが芯がありしなやかさも感じます。

会では、当然イノシシのラビオリの辺りから飲み始めました。
そのイノシシとの相性はやはり良かったです。イノシシ独特の香りに対しワインのフルーティさやスパイシーさがよく合いますし、クジラベーコンの脂にも行けます。

その他、フォアグラ大根のフォアグラにも、ソース的に果実味が馴染みましたし、面白かったのが生ピーナッツのアイスで、そのナッティーな風味にワインの果実味や軽い茎っぽさなどが合います。味わいが柔らかいので、アイスの優しい甘みと相まっても渋みや苦味が立つことが無かったのもうれしいところでした。

ワイナリーでは発売即完売に近いくらいの人気銘柄ですが、今回入手できて良かったです。2018の小公子は出来が良かったそうですが、その素性の良さをバッチリ感じさせてくれました。柔らかなワインで今飲んでもいいですが、5年~位瓶熟成させてみても面白そうです。

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最終更新日  2020年02月24日 22時43分43秒
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