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カテゴリ: カテゴリ未分類
朝4時過ぎには空は白々、
夜は11時から5時間足らずの短さ、
ノルウェーで暮らすのは大変です。

5時過ぎにベッドから出て、
5時半にはポータルサービスのバウチャーとともに
スーツケースをレセプションに
出しました。すぐわかってくれました。
これで次に泊まるベルゲンにスーツケースを
運んでいただくわけです。

ここではホテルからホテルなのでこちらの方が楽です。

朝食までは時間があるので、
屋上の展望階に上がり、眺めを楽しみました。

434.JPG

大きな都市ではありませんが、古い建物がそこかしこに見えます。
ヨーロッパの街は歴史が折り重なって見えます。
個の街の最初はバイキング王の時代からはじまり、
千年の歴史があるそうです。

444.JPG
またオリンピックの名残もありました。
リレハンメルの記念プレートです。
オスロから北に行ったところにあります。
確か荻原兄弟が活躍した時代ではなかったでしょうか。

オスロの長い歴史から言えば直近の出来事です。

そのあとで中庭のレストランに朝食のために降りました。
ここはきれいで種類も多くて、とてもよかったです。
今回もランチは列車の中なので、朝食から作ってもらいました。
また中身のリッチなおいしいサンドイッチができました。

7:50にチェックアウト。

468.JPG

中央駅で昨夜調べた通り3#ホームに入線です。
ホームにはもう沢山の人が来ていました。
いよいよベルゲン鉄道に乗ります。
スイス鉄道とならぶ有名な絶景列車です。

480.JPG



ベルゲン鉄道は最初にベルゲンからボスまでを狭軌で結ばれたのが
今からちょうど110年前の1905年。
その後1909年に広軌となってオスロまでつながりました。
100年以上の歴史があります。
1日3,5本しかなく、いまも単線です。
絶景列車として世界的に有名です。
私達はこれに乗りにわざわざノルウェーまで来たわけです。

「ノルウェーインナナットシェル」という鉄道パスで
ベルゲン鉄道にのり、ミュルダールまで行きます。
ここでフロム鉄道に乗り換えて、
フィヨルドの最深部にあるフロムに向かいます。
ここから船でグドバンゲンまでクルーズ。
そこから今度はバスでボスまで行きます。
ボスから再びベルゲン鉄道に乗り終着ベルゲンに向かいます。
つまりベルゲン鉄道の途中でフィヨルドに寄り道をする
というコースになります。
これには、他のコースもとれるのですが、私達の旅程では
オスロからベルゲンなので、このコースになるわけです。
もともとはこの逆でした。
朝8時25分から夜9時過ぎまで約12時間かかります。

478.JPG

列車は8:5分ごろ入線。
パスに記載されている4#列車に乗車。
ここからミュルダルまでは指定席、
4#列車はファミリー=グループ用で、トイレ付。
後続車には食堂車もありますが、
なんせ物価の高いノルウェー、
朝食サンドイッチが今日も役に立ちます。


ミュルダルまで12次50分、
つまり約4.5時間の長旅です。
景色が良いので時間も苦にならないでしょう。
車窓には白樺のきれいな森、山が走っていきます。
まさに深い「ノルウェーの森」です。

502.JPG
気温は16℃、ちょっと寒いですね。

518.JPG

といっても小説の「ノルウェーの森」は、
実はここの森とは何の関係もないのですが・・・。
本物のノルウェーの森は大変美しい。

522.JPG
牧草もあちこちで見られ、まるでスイスの車窓と同じ。
快晴の空の下、最高のフィヨルドの旅が始まりました。

536.JPG
点在する家は頑丈そうに見え、
過去にデンマークや北ドイツからの移民が
大自然と格闘しながら切り開いたのだろうと想像します。
ノルウェーはスカンジナビア山脈そのものだから、
平野が少なく、特に冬期の開墾は大変だったことでしょう。
列車はますます川の流れに沿って
スカンジナビアの山の間を縫うようにゆっくり走ります。
どこか北海道の景色とも似ています。

540.JPG

氷河でけずられたためか山はスイスに比較して緩やかですが、
時々見える断崖がスイスと似ています。
このあたりは大半が変成岩でできているのでしょう、
それが氷河によって鋭く削られた跡をみているのです。
列車の窓が汚れていないので、
写真撮影が窓ガラスの内側からできます。

途中川が途切れて、
今度は右側に堰止湖のような湖が見えていました。
列車は細長い湖に沿って走ります。
湖面が陽光を反射して絶景。

526.JPG
そうこうしているうちにhonefossヘネフォス駅に9:50分到着。
ノルウェーの家は屋根が瓦ぶき。
雪が落ちるのかと心配になります。
多くの家が白壁に黒瓦ぶきです。
濃い赤レンガの煙突つき。針葉樹の森の中で調和しています。
ベルゲン鉄道の架線による電化であり、
冬の降雪の影響はないのかと気になります。

まあノルウエー沿いのノルウェー海流は
メキシコ湾流の支流で暖流であり、
高緯度な割には冬の気温は
オスロ近辺なら北海道よりも低くないほど。
何とかなっているのでしょう。

545.JPG

10:30ごろ、
また氷河湖を左手にみながら列車は走っていきます。
相変わらず空は快晴。
おそらく低いがU字谷に水がたまったもので、
この溝がフィヨルドにつながっているのだと思います。
山肌の一部がここでも時々露出していて、
光に反射して広く光っていて美しい。
まるで断層面のように見えます。
もうフィヨルド観光は始まっているということでしょう。


山肌を彩っているのは日本の春先のような淡い木の芽のふいた色、
それが粗い点描のグラデーションになっています。
やさしい風景です。

549.JPG

11:05NESBYENネスビエン駅に到着。
もう少ししたらハリングダルで左に曲がるはずです。
車窓から見える褶曲した崖の岩肌は、
日本のジュラ紀のチャートのメランジュのようにも見えます。
こちらでは広域変成岩の露頭なのではないかと思います。
黒い岩肌の奥に悠久の時が流れています・・・。
550.JPG
・・・・
先カンブリア紀の変成岩が多いスカンジナビア山脈、
日本とは大いに違う地質です。
この山脈は古生代のカレドニア造山運動によってできました。
当時スカンジナビア山脈は、スコットランドの山地や、
北米のアパラチア山脈とつながった大山脈だったそうです。
バルチカ(北欧)地塊と北米地塊とが衝突した結果だそうです。
それがパンゲア分裂により今の配置になったという
大地球ロマンの舞台です。
初期には標高もヒマラヤクラスだったのが、
今では年をとった低い山脈になってしまいました・・・。
・・・・・
564.JPG


HSTAUに12:15到着。20℃ 標高990M。
残雪が湖とともにまだらに見えて、
空の青さ、残雪の白さ、岩の黒さが絶景を作り出しています。
この日のために最高の陽光を準備してくれた、
そんな感謝の気持ちになります。
昨日のトラブルの事などすっかり忘れていました。

574.JPG

584.JPG

ここでもうカメラの電池交換。
11時過ぎに持ってきたサンドイッチを1個食べました、
大きいので十分満腹。
残りはクルーズ中にとっておきました。
なんだかこの節約サンドイッチも楽しいです。

599.JPG

603.JPG

604.JPG

FINSEに12:37分に到着。
標高1222M、ベルゲン鉄道中の最高標高駅です。
残雪がたくさん残っていて、
まるで標高2000Mのスイスにいるかのような絶景!
湖は凍結していました。

613.JPG
このあたりの左側をハダンゲル氷河というようです。
トンネル内で最高標高1237mを越して、
12時57分ごろようやくミュルダールに到着。
周囲はまだ残雪が見事です。
ここで一旦ベルゲン鉄道から降ります。
次はフロム鉄道に乗り換えます。
619.JPG





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Last updated  2015年09月06日 21時58分03秒
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Re:ベルゲン鉄道発車!(08/30)  
hinachan8119  さん
おはようございます

私も約20年前まったく同じコース同じ電車・船・バスでオスロからフィヨルド〜ベルゲンへ行きました。なつかしく思います。食堂車に行き、早めのランチをしました。白ワインとビールも添えて。上司が払ったので値段わかりません。緑の牧歌的風景から一転、氷河の真っ白。ワクワクでしたよ。これからの行程も目に浮かびます。感謝です。 (2015年09月07日 07時54分57秒)

Re[1]:ベルゲン鉄道発車!(08/30)  
coron2003  さん
hinachan8119さん
>おはようございます

>私も約20年前まったく同じコース同じ電車・船・バスでオスロからフィヨルド〜ベルゲンへ行きました。なつかしく思います。食堂車に行き、早めのランチをしました。白ワインとビールも添えて。上司が払ったので値段わかりません。緑の牧歌的風景から一転、氷河の真っ白。ワクワクでしたよ。これからの行程も目に浮かびます。感謝です。
-----
全くおなじコースだったのですね。
もとはこの逆のコースでした。
私達は隣の食堂車はいかず、
節約豪華サンドイッチで済ませました。
今回はケチケチで我慢です。
車窓など途中でのメモをもとに再現です。
それにしてもこんな観光コースを上司と乗るって、
一体どんなお仕事なんでしょう?
羨ましい限りです。 (2015年09月09日 06時27分27秒)

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