流石のリシュブール、香りに気品を感じます！

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2012.01.15

カテゴリ：ワイン･テイスティング

ブルゴーニュでモノポールでない３大グランクリュ(私が勝手に思っています)は、北からシャンベルタン、ミュジニー、リシュブルではないかと思っています。その中でも、価格的にミュジニーと双璧なのがリシュブルです。そして、長熟でなかなか飲み頃にならないのですが、2007だったら飲めるかと思い開けてみました。(実はもう１本あるので飲んでみたかったのです...)

果たして結果は飲んで良かったのでしょうか？

Ｒichebourg　２００７

　　造り手：ベルナール・グロ

【参考：各ドメーヌの広さ】 DRC 3.51ha　44%、
　　　　ルロワ 0.78ha　10%、メオ・カミュゼ 0.35ha 4%、
　　　　アンヌ・グロ 0.60ha 8%、AFグロ 0.60ha 8%、
　　　　モンジャール・ミュニレ 0.31ha 4%、
　　　　ジャン・グリヴォー 0.32ha 4%、
　　　　　残り 0.87ha 11%

生産本数：　250ケース/年

グロ･フレール_Richebourg2007.jpg

人気がないからか、ベルナール・グロのリシュブルはリシュブルの中では一番安く手に入ると思います。大体３万円以上する中で、ここは２万円台で買えるかと(昔は１万円前半でしたがね)。同じグロ一族のアンヌ･グロは４万円近いかと。

ベルナール･グロの区画は畑の中のどの辺りなのでしょうか？ロマコンの直ぐ隣はDRCが半分近く持っているので、その外側のクロ･パラかオーブリュレ寄りでしょうね！シャンベルタンやモンラッシュのように、どのドメーヌがどこを持っているかが分かるマップがあると有難いですが。

【テイスティング･コメント】

色はやや濃い目のルビー色(ボトルの底の澱の近くはかなり濁りがありました)。

香は最初からグランヴァンらしい妖艶な良い香り！　サクランボのような赤系果実にヴォーヌ･ロマネらしい華やかさが感じられる。プスドールのポマール2001にも似た芳醇な香りに、更に気品みたいなより次元の高い香りを感じます。(気品とはどこから来るかと考えると、雑味ぽさとか不安定な要素の少なさではないかと。)

味は未だ酸味も渋味もチョット強めかなぁと思いますが、2007らしく既に飲めて美味しいです(家の奥さんは固いと言ってますが...)。コクも旨味も十分あるのですが、ベルナール･グロらしい濃さを感じないのは2007だからなのでしょうか？
料理との相性では、ローストビーフにもドライトマトにも良く合いますが、ドライトマトの方が合うでしょうか？(これは微妙で最初はローストビーフの方が合うと思いました。)

翌日になると、香りは落ちずより複雑に開いている感じです。味も滑らかになり甘味も出てきてより美味しくなりました。

澱はチョット出始めています。

購入ショップは枚方のＬiquor Ｗorldで、そこでのオークション（⇒ 終了済みのオークション）でゲットしました。ここのオークションは市場値の６割～８割ぐらいで落札できるので、大変お得です。

【買えるショップの紹介】 ()

　　　　　尾張一宮・河野酒店　　⇒ リシュブール[2007]

　　　(ヴィンテージ違いだけど楽天最安値かも)
　　　　　酒宝庫ＭＡＳＨＩＭＯ　⇒ 【グロ･フレール＆エ･スール】リシュブールＧＣ [2008] (在庫:1本)

やはり私の好みはジュブレ･シャンベルタン村よりヴォーヌ･ロマネ村のワインかも。この前ルソーのシャンベルタン2008を飲みましたが、ベルナール・グロのリシュブルの方が好きですね。こちらの方が今時点では香りも良いし、旨味も乗っていると思いました(造りの好みの問題かもしれませんが...)。
ところで、残りの１本をいつ飲むかが悩ましいです！

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