親仁の意見-50男の素朴な想い

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October 6, 2006
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カテゴリ: カテゴリ未分類
息子の中間テストは先々週に行われ、先週には結果が出て参りました。一学期の期末テスト(8教科)では平均点が80点弱だったので、今回の中間テスト(主要5教科)では平均85点を目標にするよう励ましました。同時に、テスト前の学習スケジュールを一緒に考え、「このとおりやるんだぞ。足りない分は自分で追加しなさい」とアドバイスして名古屋に戻りました。

さて、結果ですが、英数は90点台、社会は目標をクリアーしたのですが、国理が振るわず平均点は80点を僅かに超えたというところです。まあ、決して悪くはないのですが、試験前でも友人と遊んだりで、あまり「やる気」を出さず、ベストを尽くしたとは言えない状況でした。逆に言えば「伸び代」はあるものの、それは本人の意欲があればの話であり、今のままでは目に見えた改善は望めません。とはいえ、僕自身も中1の頃はチャランポランでしたから、本人の自覚を待つことに致します。

あまり点数のことばかり書くと、読まれる方の中には「結果万能の父親」のように映るかもしれませんが、決してそうではありません。息子は中学生となり、子供から少年を経て青年になる過程において、内面的には「個」に目覚め、自分の意志と責任で生きる人生を歩み始めた段階です。学生の本分が勉強なら、持てる能力を十分に発揮出来るよう自分でモチベイションを高め、自分に対して恥ずかしくない成績を収めるべきなのです。

今回は「80点と90点」というテーマで書きますが、この10点の差には物凄く大きな意味があるのです。公立中学において、成績が中位のお子さんなら、授業をよく聴き、宿題を含めた予習・復習をきちんとすれば、学校の定期テストで平均80点のレベルまでは到達出来ると思います。逆に言うと、上位と下位10%を除けば先天的な能力の差は殆どなく、成績の差は真面目に勉強したか否かなのです。問題はこの先で、人に差を付けるにはここから頭一つ、二つ抜け出さねばなりません。

世の中には所謂「秀才」という人達がいますが、彼や彼女等は最初から平均90点以上の世界にいますので、マイペースで進んで戴きましょう。「秀才」は学年で1~2%であり、最近の傾向だと彼(女)等は大半が国公私立の中高一貫校へ進学しますから、地元の公立中学に「秀才」は殆どいないのが実情です。

では、公立中学で頑張る中で、「平均90点以上」の持つ意味と、如何にしてそれに近付くかを考えてみましょう。先ず、90点(以上)のお子さん(A君)と、我が子を含めた80点のお子さん(B君)との違いを整理してみます。尚、この場合、A君は所謂「秀才」というよりも努力型の「優等生」だとお考え下さい。



2.A君は知的好奇心が高く、日常生活を通して色々なものに関心を持ち、自分から本や新聞(最近ではネットも含む)を読んで、教科書や学習参考書意外から知識を蓄積している。B君の方は、この点まだ受身である。

3.A君は嫌いな科目や、苦手な科目がない。関心の低い科目でも、要点を捉えるセンスがあり、中学レベルの試験なら高得点を取れる。別の言い方をすれば、好き嫌いの感情に左右されず、端から受け付けないような科目はない。

4.A君は読書の習慣が身に付いており、文字を通してイメージを形成したり、一人で知識を吸収し、考え、学ぶことが出来る。一方、B君の方はあまり読書が好きでなく、直ぐに飽きてしまう。

5.A君は自然体で授業に集中出来、授業中に要点を吸収してしまうので、家庭学習に然程の時間を割かずに済む。一方、B君は科目により授業内容が右耳から左耳へ抜けてしまい、試験前に一からやり直しという、非能率な勉強方法から抜け出せないでいる。

6.A君は周囲に振り回されず、マイペースを守っている。といって、付き合いが悪い訳ではなく、スマートに人間関係を処理している。B君の方は、悪友に振り回される傾向がある。

7.A君は目標達成意欲が高く、妥協せずに淡々と努力を継続する。

8.A君は一喜一憂せず、コンスタントに勉強を続けるが、B君の方は良い結果が出ると直ぐに油断して手を抜くので、成績にムラがある。


ざっと思い付くだけでも、これだけあります。B君がA君に変身するには、こういったことを認識し、自らの意志で自己改革に努めねばなりません。共通項は「自律」だと思います。13歳の少年少女が自己と向き合い、A君の域に達するよう粘り強く頑張れば一歩一歩前進出来ます。結果として「90点」に到達出来なくても、その努力したプロセスは貴重であり、精神的な意味で「A君」になれるのです。

僕は思うのですが、99%の人は「普通の人」であり、その中で競争があるのです。「自分さえ良ければ構わない」という利己的な人は論外ですが、フェアプレイで戦う限りにおいて、人は自分の存在価値を高めるのが当然です。さもなければ、目まぐるしく変化する現代において、元々何が起きるか分からない人生を、逞しく生きて行くことは不可能ですから。そして、端的に言えば、「A君」のような属性を努力して身に付ける必要があるのです。

大勢いるB君から、数える程のA君に脱皮するために、中学時代の「90点」への挑戦は大きな意味があると僕は思います。息子にもこの「10点差の持つ意味」を繰り返し説明し、納得した上で努力を継続して欲しいです。こういった考え方には反対意見も多いかと思いますが、「人生観」の違いですから悪しからず。





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Last updated  October 6, 2006 11:40:09 PM
コメント(8) | コメントを書く


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Re:80点と90点(10/06)  
モモぷう  さん
またまた面白く拝読。A君B君のくだりは特に、少し前のユーモア少年小説のようで。。。私は2,4だけA君だったけど他はまったくB君だったかも・・。

私も概ね同意見、同人生観ですね。点数至上主義ではないけど結果がでなくてはやる気も起きないでしょうしね。 (October 7, 2006 01:03:13 AM)

モモぷうさんへの御返事(10/07)  
モモぷうさんへ


おはよう御座います。ご賛同ありがとう御座いました。モモぷうさんに御支持戴けたら心強いです。2,4以外も概ね「Aさん」だったのではありませんか?

さて、今日は三連休の初日ですが、名古屋は良い天気です。色々楽しい計画がおありでしょうが、僕は本日出勤です。行って参ります。 (October 7, 2006 07:45:53 AM)

具体的な例え、すごく面白いです!  
junko さん
ただ、個人的にはその違いは個々の子どもの集中力の差によるのかもとも思います。
で、それは生まれて1,2年の間に素地ができるのでは、という勝手な説をもってます(!)。
だって、赤ちゃんの好奇心はものすごい!でも今の時代赤ちゃんの好奇心を奪ってしまいがちなんですよね。舐めてたら汚いと横取りしたり、ものを振り回していたら(お箸とかでも)危ないと言って取り上げたり・・・・。勝手な自説ですけど。 (October 8, 2006 09:07:55 AM)

Re:具体的な例え、すごく面白いです!(10/06)  
junkoさんへ
-----
中学入学時点では個人差が厳然とありますね。それは持って生れた要素が強いと思いますが、中学生になり自分を客観視できる段階では、自分の意志で成長して行く努力が必要です。その意味で「80点と90点」を書いた訳です。

赤ちゃんが危ないことや、汚いものに触れる段階で周囲の大人がそれを止めるのは当然のことであって、それを止めたからといって知的好奇心が高まるとも思えないのですが。 (October 8, 2006 10:46:55 AM)

Re[1]:具体的な例え、すごく面白いです!(10/06)  
junko さん
>赤ちゃんが危ないことや、汚いものに触れる段階で周囲の大人がそれを止めるのは当然のことであって、それを止めたからといって知的好奇心が高まるとも思えないのですが。
-----
いや、そのハードルがかなり低いな、と感じてるんです。子どもってすごく吸収力があるじゃないですか?特に3歳までの発達はかなり内容が濃いものだと思うんですね。その時期の子どもの行動は知的好奇心を延ばすいい時期だと思うんです。赤ちゃんは自分の舌で舐めて自分の好奇心を満足させていく。ただその行動を阻む母親やら周りが多いのではないかと危惧しています。(というか、よく見かけました)でも、汚いものを舐めるのはNGですよね。つまり、思う存分舐めてもいいように準備するだけでいいと思うんです。
お箸のことも、日本人の歴史の中で、赤ちゃんの頃箸を目について失明してしまった、ということを聞いたことがないと思ったんです。でも、母親は赤ちゃんがお箸を持っていると危ないと取り上げている人が多かった。同様のことは他にもありました。赤ちゃんの様子を見て反応が遅かったり、発達に遅れがありそうだったらそのように危惧してもいいと思うのですけど、そうではない場合、気にしすぎなのではないかな、と思っています。かえって子どもに芽生えた好奇心を摘む行為になってしまう。(お箸は一例であって、子どもはいろいろなものを手に取ろうとしますから)
あと、これは汎用意見です。渚さんの子育てを想像して言ったわけではありません。ハイ。 (October 8, 2006 06:37:09 PM)

Re[2]:具体的な例え、すごく面白いです!(10/06)  
junkoさんへ
-----
そうですね。要するに程度問題であって、ハードルが低すぎたら、好奇心もそうだし、自主性も育たないことでしょう。junkoさんも子育てに「一家言」お持ちのお母様のようですね。これからも宜しくお願いします。 (October 8, 2006 07:50:07 PM)

Re[3]:具体的な例え、すごく面白いです!(10/06)  
ブン さん
渚のバラードさん

我が家は、本を読み聞かせ、外で思う存分遊ばせ、あらゆる機会を与えてきたつもりの上の子が今まさにB君状態で、手を抜き外へも連れ出さず、片付けが面倒なのでやんちゃもあまりさせず、2の次3の次で育てた下の子がA君に近いです・・ 不思議です。
何が良くて何が悪かったのか・・生まれつきの性格なのか・・成長の仕方は子供それぞれですね。親としては、どういうタイプにせよ、個性を受け入れつつ一人前に社会に出られる大人になれるように願って育てています。 (October 9, 2006 12:57:21 AM)

ブンさんへの御返事(10/08)  
ブンさんへ
-----
面白い結果ですね。どうしても親の配慮は上の子の方に集中しますが、下の子は黙って見ながら自分の糧にしているようです。我家でもそういう傾向がありますね。

>親としては、どういうタイプにせよ、個性を受け入れつつ一人前に社会に出られる大人になれるように願って育てています。

結局、そういうことだと思います。幸福の中味は人夫々であり、自分で掴むしかないのですから、親は環境整備に努めるしかないし、励ましてやることが大切だろうと思います。これからも折に触れてコメント願います。 (October 9, 2006 02:54:25 AM)

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