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2025.04.18

本当は３月に行いたいと思っていたプランではありますが、この日は天気も良く、今年１月に続いておかげバスでお出かけすることにします。
　バスでのお出かけというと、たいてい自宅最寄りバス停から、あるいはそれで都合が良くなければ地元最寄り駅のバス停からということもあるのですが、今回は乗車するバスの始発がいせトピア（伊勢市生涯学習センター）であるため、２０１８年１１月の時のように自宅から歩いていくことにします。前回と同じように歩いて行ってもよいのですが、少しルートを変えたりして進んでいきます。あまり急ぐこともなく３０分弱かかって移動しました。

　というわけでいせトピアからの乗車です。７：４０発おかげバス鹿海・朝熊（かのみ・あさま）線右回りに乗車します。日野リエッセでの運用です。まずは山商口に停車し、そして国道２３号線を短い距離走って鹿海の集落に入り、集落を抜けて朝熊インター南、このあと大久保の集落を進んでいきますが、ここらで乗客が乗ってきます。そして朝熊町で下車します。

　この朝熊町バス停は三重県道３７号線上にありますが、少し歩くと近鉄朝熊駅があります。そこでは朝熊山への登山道へのアクセスの地図もあり、その先は道標もあります。それに沿って朝熊岳道を歩いて行くと、「であいの広場」という駐車場とお手洗いのある場所にたどり着きます。ここから登山道を歩いていけば朝熊山の頂上や金剛證寺にたどり着くことができます。
　実は朝熊山には中学校時代、学校の遠足で登山を行ったことがありますが、その時はこの朝熊岳道ではなく、宇治岳道という浦田町からの登山道を利用して登ったことがあります。もちろん、伊勢志摩スカイライン経由のバスに乗ったことも何度かあり、現在は土日祝日のみ近鉄五十鈴川駅前から山上広苑への参宮バスの運行もあります。

　今日のところは登山ではないためここでお手洗いの休憩とし、もう一つお目当ての別の場所へと移動します。それは平岩駅跡です。伊勢市内にはその昔、三重交通神都線という路面電車が走っており、伊勢市駅前と内宮前を結ぶ内宮線から、楠部駅（洋服の青山のある楠部町交差点付近と思われます）で分岐する朝熊線という路線があり、その鉄道線としての終点は平岩駅でした。そしてその平岩駅からケーブルカーで朝熊岳駅へ・・という路線があったのですが、１９４４年に不要不急線として休止、のち正式に廃止となりました。昔はケーブルカーの廃線跡も登山ルートとして用いることができたようですが、今はできないようです。しかしながら、ケーブルカーの平岩駅跡は残っており、階段状のプラットホームの様子を眺めることができ、往時を偲ばせてくれます。

　その見学を終えて、朝熊町から９：３５発おかげバス鹿海・朝熊線右回りに乗車します。こちらはＢＹＤポケモン電気バスでの運用でした。乗客も多く乗っています。先ほど乗ってきた便は主に通学需要を考慮したダイヤのようですが、この便は通院や買い物などに利用されるのでしょう。朝熊町バス停から私以外にも乗車があります。

　ちなみに今日のおかげバスの乗車は、今年１月と同様、三重交通グループアプリでおかげバスの「デジタル１日乗車券」を利用しての乗車です。

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