焼きたてパンにはまりませう

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seichan0217

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July 21, 2011
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カテゴリ: カテゴリ未分類
野生の猿を見たのは初めてだった。
確かに先ほど動物注意の黄色の看板はあったが
本当に出てくるとは思わなかった。

猿は何事もなかったように普通にわたっていく。
ここが高速だということを知ってか知らないのか
普通にわたっていく。
もし、対向車がいたらどうなっていただろう。
夜だったら、雨がふっていたら
そんな人の不安も気にせず、猿はちょと近道てきに渡っていく。


でも、ここは高速だ。テメーラ!引き殺されたいのか!
私はヤクザを一人雇いたくなった。
でも非常時に動じないその非常識の猿に自分を見た気がした。

だが、現実、その親子が過ぎたあとは
もの珍しさでなんだかワクワクしていた。
怖いけどワクワクみたいな。
次は何が出てくるだろう、鹿?クマ?いのしし?
私達の期待は膨らむ一方だった。

念の為、友人に電話してこのあたりは猿が出るから
注意してと言ったが友人たちは出会わなかったそうだ。

途中何度も長いトンネルをくぐった。

ここでやったら各実に死ぬだろうなと言うくらいに長かった。

高速を降りると期待通り、ナビは嘘を教えてきた。
毎回、ナビの通りに走るととんでもない山道などを行かされることが
多かったため、地図は持参していた。

ナビは「高速おりて右です」と言ってきたが

静かになった。
そのまま左へ進んでいくと目的の交差点についた。
そのすぐ先に道の駅「ピュアラインにしきの」があったのでそこで昼食をとった。
ここの牛スジがとにかく美味しかった。
優柔不断の私が一目ぼれでこれに決めた。直感どおり、感動する美味しさだった。

IMG_9675-1.JPG

昼食を終え、キャンプ場についた。
結局3時間はかかった。
キャンプ場では何度も電話でやりとりをしていた面白いオーナーと初対面だった。
予想通りのおじさんだった、すごく親切で安心できた。
私たちはなんちゃってキャンパーなので他の家族のように
テント持参やバーベキューセットも何も持ってないので
椅子、テーブルセットとバーベキューセットをレンタルした。


それにしても、なかなか友人家族がこない。
やっと1時間後くらいに到着。
私の忠告を聞かず
ナビに騙され高速降りて右折し、さんざん怖い山道をいかされたらしい。

美しい山間を流れる清流で泳ぐ人々の姿がみえた。
はじめ、旦那達も泳いでいたが皆がそろったので渓谷で釣りをすることにした。

IMG_9678-1.JPG

つりざおを借りた。
差し出された餌は「生きたくり虫」だった。
去年のマス釣りはイクラだったから良かったけど
動いているくり虫をつりざおの先に付けることが出来ず
旦那に託した。
くり虫は針にさされ、動かなくなった。

どのくらい時間がたっただろう。
いっこうに釣れない。
はじめは男性陣が釣っていたが交代し
友人の赤ちゃんを旦那さんに託し、私と友人はどんどん先へ行った。
途中釣れそうなところがあったので友人は竿をおろした。

それから数秒後にすぐにかかった。
天然のハヤ?ヤマメ?良く分からないが
釣ったのは良いがバケツも何も用意してなかったので
私はあわてて口から針を抜いこうとしたが魚が暴れて
一向に針が抜けない。
さっきの生きたくり虫を怖がる私はもうどこにも存在していなかった。
とにかく針を抜くのに必死だった。

私は友人に、偉そうに石で池をつくるよう指示した。
友人は快く、急いで器用に浅瀬に石で囲んで見事なため池を作った。
「出来た!」嬉しそうに友人が叫んだ。
私はやっとの思いで魚の口から針を抜き、
にぎりしめた魚を池に放った。


魚はぐったりと死んでいた。
私の手から魚の血がしたたり落ちていた。
「・・・ごめん」
魚はぐったりと横になりぷかぷか浮いていた。

友人は大笑いで「意味ないし」と叫んだ。

この友人は実は10年前に勤めてた会社の後輩で
10歳下だが、仲良くしてくれる。
彼女の旦那様は5歳上。私の旦那様は5歳下。
共に中間地点の同年齢の旦那をもつ。

友人は4歳の男の子と1歳の女の子がいる。
赤ちゃんを連れてくると大変だろうから
このキャンプに一緒にいくのに迷ったが友人がそれでも
ぜひとも行きたいと言ったので連れてきたけど
実際大変ではなかった。
誰かが常に抱っこしているものの何とかなるものだ。

魚はそれ以降一切釣れなかった。
途中、旦那や友人の家族がここまでたどり着いたが
誰がつっても一向につれなかった。

川が澄んでいるので魚が泳いでいるのが見えた。
よくみると、めちゃくちゃいる。

そのポイントにつりざおを下しても
一向に連れない。餌がそばにあっても喰いつかずスル―される。

途方にくれ、せめてさっきの死んだ魚を持って帰ろうと
後から旦那達に持ってきてもらったバケツに魚をうつそうとした瞬間
魚はシャンとして泳いで逃げて行った。

え?死んだふりだったの?

私達は騙されていたのか。
魚は何事もなかったように勢いよく泳いで逃げていった。

「ごめん、逃がした。申し訳ない」
うちの旦那から批難ゴウゴウの中、私は友人夫婦にゴメンナサイって言った。

その後、釣りは諦め、近くの温泉に行って疲れた体を癒した。
とても気持ちが良かった。


夜はバーベキューをした。友人が買ってっきた牛肉は最高に美味しかった。
槇を燃やしハンゴウでご飯を炊き、炭をおこして肉や野菜を焼いた。
本来ならばさっき逃がした魚もいたはずなのに。

さんざん飲んで食べて、花火を楽しんだあと、子供たちを友人のご主人が
寝かしつけてくれて大人だけで二次会をすることに。
しかしながらご主人も寝てしまい
私と旦那と友人だけで二回目の「焼肉」が始まった。

暗くてよく見えないなか、懐中電灯で確認しながら暗闇で肉を焼いた。
私達はレアが好きだけど友人はレアは食べれないのでこんがり焼かねばならない。
しかしながらこれがけっこう難しい。
明るいならば見た目で確認の使用があるものの。

それからあっというまに時間が過ぎ、お開きとなった。
私と旦那はかなり飲んでいた。

それから私と友人は炊事場にいき、洗いものをしていた。
その時だった。何かが私の方へダイブしてきて勢いあまり
そのまま、流しへ直下した。

クワガタのメスだった。

これはセイイチローが喜ぶだろう。
友人のご主人と夕方にゼリーを木にしかけてたみたいだが、
桑の木とかでない普通の何か分からない木にしかけていたので
クワガタやカブトの補かくは、おそらく明日も期待できない。

私は喜んでむしかごに入れた。
それを持ち帰り、自分たちの部屋のテーブルの上に置いた。
明日、どんなにセイイチローは喜ぶだろう。

私達は寝袋とかもってないので床に直に寝なければいけなかった。
タオルケットは持ってきていたが友人宅には赤ちゃんがいるので
全てかしてあげていた。

なめていた。寒かった。床が痛かった。

夜中、何者かが入ってきた。
セイイチローだった。どうやらとなりのお部屋で寝ていたようだが
私と旦那の傍に入ってきた。
寒いというのでバックからかけれる衣服をすべてかけた。

そしてまたひと眠りしようとしたとき何か気配を感じた。
何かがいる。
目をつぶっているのに人の気配を感じた。
そっと目を開けると入口に人が立っている。

「すみません、車のカギ、ここにあったんでさっきはいって取りました。」
友人だった。

かなりぎょっとした。そっか、さっき車のカギ預かって
持って帰ってきてしまったんだ。
私って最悪だ。。いろいろと。

寒くて、身体が痛くて良く眠れなった。
明日、運転しなければならないと思うとよけい緊張する。
ああ、あした車の中でドカッと眠気がきたらどうしよう。

そんな不安をよそに、旦那はぐうぐう横で寝ていた。
よく、こんな寒い中、ここで気持ち良く眠れるものだと思った。

数時間後、やっと寝着いたころ、セイイチロウの呼び声で目が覚めた。
朝方5時くらいだった。

入口に泣きそうなセイイチローが立っていた。
何かにおう。

「ごめんなさい」彼は半泣きだった。
良く見ると下半身がウ○チまみれだった。

「間に合わなかったの、ごめんなさい」
どうやらお腹がいたくなり、外のトイレに行こうとして間に合わず
出てしまったらしい。

足じゅう、靴までやられている。
一瞬放心状態になったが、すぐに気をとりもどし
ウエットティッシュで丁寧に拭いてあげた。

ここで大事なことに気付いた。
あんなに衣服を用意したのにセイイチローのパンツが一枚もない。

パンツ、忘れた。
仕方ないのでセイイチローにノーパンで過ごしてもらうことに。

そして眠い目をこすりながら、汚れた衣服を洗いに行った。
トイレで洗ったが証拠隠滅で着た時よりも美しく
手洗い場をホースで完璧に流して綺麗にしてそこを立ち去った。

そして、目が覚めてしまったセイイチローにクワガタの♀を与え
私はもう一眠りすることにした。

IMG_9681-1.JPG





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Last updated  July 21, 2011 02:58:51 PM
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