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2011.10.21
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カテゴリ: 韓国映画
勘弁してくれ!

たのむ、勘弁してくれっ!

と、心の中で叫びながら観ていた。
だってもう悲劇しか待ってないんだもん。


☆ネタバレあり☆


脱北者の話だと聞いて観る前から気が重かった。
でも、観なきゃいけないと感じた。


「天国にも雨が降ると良いな」

主人公ヨンスの息子ジュンは雨とサッカーが好き。
それはモチーフとなって何度も出てくる。

雨の中、父子でボールを蹴る―

笑顔の2人が家に帰ると母が夕食を用意している。

父が旅立つ日、石ころを蹴り合う―
もう犬はいない。
母は病気が悪化している。

雨の中、ジュンが一人で石ころを蹴る―
もう誰もいない。
家もない。

サッカーは家族の絆や希望といったものが象徴されているのだろうし
雨は癒し、安らぎ、優しく包み込んでくれるもの…であるように思う。


まあ、何度も出てくるので、少々アザトイと感じる人もいるかもしれない。
そもそも、一家族に「これでもか」ってくらい悲劇が襲いかかり


そもそも、これは2002年に25人の脱北者北京のスペイン大使館に逃げ込んだ事件を
ベースにしているらしいし、
100人近くの脱北者へのインタビューを行い、彼らの実体験を盛り込んでいるそうだ。

勿論フィクションも交えているけれど、大部分が“事実”なのだ。

ただ、それを群像劇にするのでなく、一家族の物語として構成したため
ジェットコースター的展開になっている。
そこに却ってリアリティが削がれると感じる人はいるのではないかと思う。

…何故そんなことを気にするかというと

そしてこれは決してドキュメンタリーではなく
娯楽映画の形を取っているから。

平和な国でノホホンと暮らしている多くの人々は
ワザワザ重苦しいドキュメンタリーは観たがらないかもしれないし
“物語”を通して伝えられるものの方が受け入れやすいというか理解しやすい。
だから娯楽としても成立する作品にするというのは意味があると思うよ。

ってか、個人的には、そういう形をこそ評価する。
だから娯楽としても成立する作品になっているかどうかに注目してしまう。

そういう意味で、少~し難点あるかな…って心配するところもあるんだけど
でもやっぱり実態を知らない故だよな…と思うし
アザトイと感じる部分があったとしても
一家族の物語にしたのは良かったと思う。

実質、子供を主人公にしたのが。


主人公一家は
炭鉱で働く元サッカー選手の父ヨンス
第二子を妊娠中の母ヨンファ
小学生の息子ジュン
飼い犬のペッグ。

最初、貧しいけれど幸せそうな光景が出てきて、ちょっと驚いた。
映画やドラマで観たことのある戦後間もない頃の日本に似た感じで
これが現代の話なのだと思い出すと別の意味で驚いた。

そうした一般的家庭である主人公一家に対し
ヨンスの親友サンチョルは中国を行き来する貿易関係の仕事をしていて
賄賂も沢山貰っていて、かなり良い暮らしぶり。
中国製のTVでこっそり韓国の番組を観たりもしている。

サンチョル一家にまず悲劇が訪れるのは状況的には当たり前の結果。

とはいえ平凡な主人公一家もヨンファの病気をきっかけに脱北を考えることになり
それに伴い悲劇が訪れる。

まあ、その前に貧しさがあるんだけど…。


サンチョルの家には洋酒や自動鉛筆削りや風船ガム等、
ヨンス達の知らない品物が沢山あり
その中に聖書が混じっているのに注目した。

物質的なものだけでなく精神的にも国民を圧迫するばかりの独裁国と
まさに対極にあるものと言えるし

人間には精神的な自由や希望や救いや愛が必要不可欠なのだということを
表しているのだろうし

でも、それらを求めて脱北したヨンスは、結局のところ何も得ることが叶わず
神を否定するしかなかったわけで

何故こんな不公平や不公正が存在するのか
真の救いはあるのか
…という疑問を強調するものにもなっている。

聖書とその神を信じている私としては辛いシーンなんだけど(^^;)


で、
勘弁してくれ!と叫びたくなったのは、どうしても子供関係。

特に子供好きではない(どっちかっつーと苦手)な私だけど
子供が酷い目に遭う話は本当に辛いよ。
ヘタレだから普通だったら逃げてしまうところなんだけど
この映画には目を背けることが出来なかった。

脱北する父親ヨンスも、それはそれは大変な思いをする。
川を渡るシーンで対比的に登場させた見知らぬ老人の姿に胸が痛む。。
北朝鮮が酷いだけでなく、
中国側とか韓国側の対処の仕方とか
お金で動くブローカーとか(これはフィクションだという話だけど)
ナンダカナ…って感じだし。

でも、やはり、残された子供の側を描いているのが効果的。
愛犬のエピでまず、ググッと感情移入しちゃったし
母を追いかけるところも泣ける。
こんな時でも敬語を使ってるし。

たった一人で父親を探しに行こうとするところでは
頼むから止めてくれ!って思ったよ。
留まっていたところで、餓死するしかなかったかもしれないけど。

国境付近で浮浪児達に靴を盗まれるエピも
こちらも同じ子供だというところが効果的。
サンチョルの娘ミソンと再会するのは、やはりちょっと出来過ぎな気もするけど
まあ、彼女も北朝鮮の非情さの犠牲となる大きなエピを担うからな。

あの美しい自転車のシーンのために彼女は必要な存在。

悲惨という言葉が生ぬるく聞こえるほどの収容所の中で
ゴミのように片付けられていくミソン。
でも、死の間際だけは美しく幸福感さえ漂っていたのが
フィクションならではの“救い”だった。


ジュンだけは何とか助かってヨンスと韓国で暮らすという結末にしてほしかったけど
そんな願いさえも打ち砕く悲痛なラストが待っていた。

靴を盗まれるから脱いで懐に抱いて眠る…
という、悲しい学習をするジュン。

だから最後もまた
たった一人なのに
凍えるような寒さなのに
裸足で眠る姿で…というのが、
やはり、どうあっても泣けてしまう。

その裸足の足に札が付けられるんだもの。


ヨンスが振り返ると雨が降ってくるシーンは
やっと父子が逢えたのだ…とも取れるし
雨が降る天国…という妄想も重なるし
これまた、フィクションならではの“救い”で
だから後味は不思議と悪くなかった>私だけ?


ラストが、皆が幸福そうにキャンプしている幻想というのが
韓国映画らしいかな…

ちゃんと犬もいるところで、またまた泣いてしまった。


現実に何も知らないし何もできない私は
ただ涙するだけなんだけど

北朝鮮って…

と、怒りや憎しみも湧いてきて
何かしなければ…何とかしなければ…という気持ちも芽生えたりもした。

現状を訴える手段としても
心に響く娯楽映画としても
まんまとハマってしまった私だった。



『Crossing』 2008年/韓国
監督:キム・テギュン
出演:チャ・インピョ(ヨンス)シン・ミョンチョル(ジュン)



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Last updated  2011.10.21 10:46:32
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