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最近、ぼちぼち読み始めている作家の一人です。特にはまって読んでいるわけではありませんが、店頭に並んでいると手に取り、気になっている作家ではあります。この本は、出かけるためその時に読む適当な文庫本を探している時に見つけました。今回ははまり、あっという間に読んでしまいました。「送り火」は、タイトルの「送り火」を含む9つの短編から構成されています。どれも「武蔵電鉄富士見線」沿線を舞台にしたそれぞれ独立した短編です。人と人とのふれあいをテーマに、幸せとは何だろう、家族とは何だろうと考えさせられれるとても切ない日常を描いています。明確なハッピーエンドはありませんが、読み始めたら一気に読んでしまいました。本当に切ない、琴線に触れるような逸品ばかりです。しばらくは重松清の作品を続けて読もうかと思っています。そしてなぜ氏の作品が性に合うのかというと、年齢が一つしか違わず、同じ時代を生きてきたからかもしれません。発行所:文藝春秋(文春文庫)価 格:600円+税初 版:2007年1月10日評 価:B
2007年01月30日
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以前に、このブログで少し紹介しましたが、実際に読んでみるとやや期待はずれの感があります。藤沢周平氏の娘さんが書いた本も紹介したことがありますか、そちらは読んでいてとても暖かい気持ちにさせられました。それは文章はいかにも素人っぽい書き方なのですが、父への愛が伝わってくる感じがして、好ましかったからです。「父・宮脇俊三への旅」ですが、全体としてドライな書き方で、なにか伝わってきません。人間ですから、欠点もあるでしょうが、親子なんですから、それがエピソードとしてほほえましく伝わって来てもいい思います。とても他人のような、第三者的な見方をしているような感じがしました。宮脇氏の家庭生活は書かれている通りの事実なんでしょうが、宮脇ファンとしてはうーん・・・という書かれ方をしています。ちょっと残念。知らなくても良かったかな。もっと暖かみのある文章で読みたかったというのが正直なところです。発行社:グラフ社価 格:1200円+税初 版:H18/12/30評 価:C
2007年01月18日
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江戸の町医者、北村宗哲を主人公とした連作物。角川書店の月刊PR誌「本の旅人」に現在も連載中です。佐藤氏の時代小説にはユニークな主人公が多く出てきますが、北村宗哲は元博徒で、医者という設定。医者を主人公にした連作時代小説はあまりないのではないでしょうか。藤沢周平氏の小説で「獄医立花登」シリーズがありますが、それとは対局をなすような、人情とペーソスあふれる内容です。もちろん、医者ですから病気も治しますが、元博徒という経験を生かして、厄介な相談事まで引き受けてしまう。内容はテンポ良く、会話文が多く出てきて肩肘凝らずに読める内容なのですが、逆にそれがやや深みに掛けて、もう少しじっくり読みたいと思うところもあります。そうはいいつつも次も読みたくなります。今回の単行本は2005年4月号から2006年7月号までの「本の旅人」に連載されたものをまとめたものですので、来年の秋に第2弾がでるのではないかと思われます。発行所:角川書店価 格:1600円+税初 版:2006年8月31日評 価:B
2007年01月08日
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自分が好きな作家の一人、故宮脇俊三氏に関する書籍が年末に2冊立て続けに刊行されました。一冊は、平凡社の別冊太陽「鉄道に魅せられた旅人 宮脇俊三」です。没後に「旅」の臨時増刊として特集が出されたことがありましたが、それから3年以上経って、しかも平凡社の別冊太陽として刊行されたのですから、大したものです。一冊2300円と高いですが、貴重な氏の写真や氏の旅を追った写真など興味はつきません。宮脇ファンとしては必携の一冊でしょう。まだじっくり読んでいないので、後日紹介します。もう一冊は、宮脇氏の長女・灯子さんが書いた「父・宮脇俊三への旅」です。以前藤沢周平氏の長女が書かれた「藤沢周平」をこちらで紹介しましたが、それと同様、家族から見た宮脇氏の生活にも興味はつきません。宮脇氏の著作に、灯子さんを連れていった一節が出てきますが、娘から見た宮脇氏の飾らない様子がなんともほほえましい。こちらもまだ読んでいないので、後日紹介いたします。宮脇俊三の著作一覧はこちら↓http://www5a.biglobe.ne.jp/~yamasen/miyawaki.htm
2007年01月06日
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