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著者は電子ブックが普及しても紙媒体の本はなくならないだろうという。なぜなら、粘土板から始まった文字の歴史は、5000年以上あるのでそんなに簡単になくならない、今後は、2本に分かれていくのだろうと。記録に残っている日本の読書の歴史は、学問的読み方は菅原道真に、一人読みは更級日記の作者、菅原孝標女に始まるという。ちなみに菅原孝標女は道真の5代後だ。それからの日本人の読書の歴史を語っていく。劇的に変わったのが印刷が始まった江戸時代、そして20世紀に入った明治末期とのこと。菅原道真から始まる読書の歴史がとても興味深く、本好きには必読の一冊。発行:岩波書店(岩波新書)初版:2016/10/20価格:860円+税評価:C【楽天ブックスならいつでも送料無料】読書と日本人 [ 津野海太郎 ]
2017年01月28日
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悩みに答えるに当たり、本をひきあいにだして答えるという、人生相談形式のブックガイド。例に挙げる本がこちらが想像だにしない本なので、とても新鮮だ。たとえば「経済学は役立つか?」に対しては、「桃太郎」や「金太郎」を引き合いに出したり、「他人と比較してしまう自分」には「白雪姫」を「愛がわかりません」に対しては「セロ弾きのゴーシュ」を出すなど、思わず笑ってしまう。それでいて納得してしまうから不思議だ。コーヒーブレイクに読むのには最適。発行:岩波書店(岩波新書)価格:780円+税初版:2016/12/20評価:B【楽天ブックスならいつでも送料無料】悩みいろいろ [ 金子勝 ]
2017年01月23日
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自分の最近の関心分野としてサルからヒトへの進化がある。本書はまさにその期待に応えてくれた一冊。サルの起源からオランウータン、ゴリラ、チンパンジー、ネアンデルタールの誕生。そして、ヒトへはどのような進化し、そして現代人、日本人はどのように生まれたのか。猿が誕生してから一億年の歴史を追っていく。ただ、後半は日本人が誕生するまでの歴史を追うが、それよりももう少しヒトの進化を詳しく追ってほしかった。そのあたりはやや消化不良発行:中央公論新社(中公新書)価格:920円+税初版:2016/8/25評価:D【楽天ブックスならいつでも送料無料】ヒト [ 島泰三 ]
2017年01月21日
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新書の歴史書には珍しくよく売れているらしい。ある歴史が言っていたが、日本の歴史は応仁の乱以降を知っていればよいと。日本の歴史では大きな転換点となった応仁の乱、読者も何となくそれを感じて関心を呼んだのだろう。応仁の乱と言えば将軍家の跡継ぎ争いに、山名と細川が首を突っ込み、そこに斯波、畠山の家督争いが絡んだ・・というのが教科書の図式だが、実際にそう単純ではないようだ。歴史の転換点と先に書いたが、価値観の変化もあったらしい。かなり複雑で読み説くには難しいが、じっくりと読みたい一冊。発行:中央公論新社(中公新書)価格:900円+税初版:2016/10/25評価:C【楽天ブックスならいつでも送料無料】応仁の乱 [ 呉座勇一 ]
2017年01月12日
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大沢ワールド爆発の一冊。主人公はタクシー運転手であるが、もとアフリカで傭兵をしていたという経験の持ち主。この設定で何となく今後の展開が読めてきそうだが、その通り。ある日タクシーに携帯電話の忘れ物があった。その携帯を巡って、やくざ、アフリカ某国の外交官、元戦士などが入り乱れる。ストーリー的にはそれほどではないが、疾走感、バイオレンスは読み応えあり。読み終えるまで夜更かししてしまった。ただ、このミステリーはすごいにはランクインしないだろうなぁ。発行:双葉社価格:1600+税初版:2016/12/18評価:C【楽天ブックスならいつでも送料無料】夜明けまで眠らない [ 大沢在昌 ]
2017年01月10日
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昨年、著者の「神の棘」を読んだが、とてもスケールが大きい小説だった。本書も第二次世界大戦のヨーロッパを舞台にしている。主人公の外交官 棚倉慎は父がロシア人の混血の日本人であり、小さいときに日本に避難してきたポーランド人の子どもたちと交流した経験をもつ。そんな棚倉はドイツ占領前夜のポーランドに赴任する。圧迫されるポーランド人を目の前にして、外交官として、日本人として、そしてポーランド人の友人として何ができるか。そして、棚倉の決断は・・・。ドイツのユダヤ人やポーランドに対する仕打ちには目を背けたくなる。著者のストーリー展開には「神の棘」同様圧倒される。「桜の国」とは言わずもがな「日本」のこと。「また、桜の国で」の意味することはなんとなく予想できるが、だれといつあうのか、そして会えるのか・・・。思い内容だが、最後までめを離せなかった。発行:祥伝社価格:1850円+税初版:H28/10/20評価:C【楽天ブックスならいつでも送料無料】また、桜の国で [ 須賀しのぶ ]
2017年01月07日
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スターウォーズのスピンオフだし、いつものメンバーがでるわけでもなし、それほど期待していなかった。弟家族が観に行って良かったというので、息子と観に行ってきた。結果、「良かった!」1時間30分の長丁場だったが、あっと言う間だった。ただ、最近のスターウォーズ1~3同様に、映画のストーリーにのるまで少し時間がかかった。乗ってしまえばこちらのもので、わくわくドキドキ。そして胸が熱くなった。ところどころ笑いがあり、そしてエピソード4につながる「おーっ」というところがあり、十分楽しませてくれた。新聞の映画評でも書かれていたが、次ぎにエピソード4を観るときには、正座をしてみなければ・・・。
2017年01月05日
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佐々木譲の久々ミステリー、さすがに裏切らない。ただ、本書は今までとは違い、逮捕された女性が犯人なのかどうか、検察と弁護士の法廷での対決が大半を占める。被告の女性は法廷で突然黙秘する、そしてあることをきっかけに・・・。これ以上はミステリーなのでかけないが、それほど大きな動きはないのに一気に読ませられた。最後、涙してしまった。裏切らない一冊。発行:新潮社価格:2100円+税初版:2016/11/20評価:B 沈黙法廷/佐々木譲【2500円以上送料無料】
2017年01月02日
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