やまぶろぐ・登る呑む撮る滑る山ブロガー

2017/05/05
XML
カテゴリ: 登山

赤谷山北西2030m

時刻の後の標高表示は、スント(ALTIMAX)/
プロトレック(PRG-600-1JF)の順
(表示は5m単位と1m単位)

4:00 起床。寝袋は暖かく安眠できた。


4:46 朝食。棒ラーメン(ワカメ追加)。すでに
外は明るく、周りの登山者は5時前後から相次いで
出発していった。我々は最後発であった。


ウドの頭をシルエットにする日の出。


5:45 1770/1770 ハーネス、ヘルメットを装着
して出発。


崩壊地から東又谷を見下ろす。奥には駒ケ岳。


トレースを使う。朝から雪は軟らかく、緊張を
強いる登攀ではない。ひたすらに体力勝負の登り。


坊主尾根が長い。鹿島槍ヶ岳の双耳峰は、打ち並ぶ
後立山連峰の中でも特に目立つ存在だ。


毛勝山方面。先行登山者が大岩付近で休憩するのが
見えた。近くのように見えて、実はとても遠い。


6:21 1900/1896 西谷の頭。幕営地あり。


6:35 1875/1880 西谷の頭からの登り返し。


6:47 1935/1942 天国の階段の只中。姿は見え
ないが、ライチョウの声が聞こえる。ウドの頭の
向こうに、朝日岳を見ることができた。


雪斜面の登高に、潅木リッジの登りが組み合わ
される。時折現れるシュルンドへの対応のためだ。


先行登山者が遠い。近づくどころか間隔はますます
離れていっている。毛勝の山頂も遠い。

7:30 2110/2011 露岩あり。


7:46 2180/2182 休憩。急登の途中。

8:02 登山者二名とすれ違う。平杭乗越にテント
をデポして、毛勝山を往復、東又谷へ下ると言う。

8:24 2330/2328 急登は終わり山頂まであと
わずか。剱岳は頂が雲の中。


8:38 2380/2385 毛勝山山頂。幕営の痕跡が
三箇所。山名板と地蔵は雪の下。冷たい風が吹いて
いるのでジャケットを着る。

スントとプロトレックはどちらも同じ程度標高が
ずれている(引き分け)。

THETA SCをピッケル先端に付けて全天球撮影、
すぐにFBに投稿。凄い世の中になった。

毛勝山山頂の全天球写真


中谷側になぎ落ちる釜谷山の東斜面。稜線上の雪庇
が巨大で迫力満点。

8:54 同地発。猫又山まで三時間くらいと判断
した。


9:04 2370/2372 ボーサマのコル。寒い。剱岳
の頂をようやく拝むことができた。毛勝南峰を通過
し、毛勝三山の縦走が始まる。


9:29 2285/2289 毛勝-釜谷間の鞍部。J君や
樹木の縮尺から、雪庇の大きさが分かるだろうか。


中谷。若かりし頃(2003年)は、阿部木谷から
毛勝に登り中谷を滑ってまた毛勝に登り返した
日帰りスキー山行をしたことがある。現在その勢い
はないちゃ。


10:05 2405/2404 釜谷山山頂。360度の展望
が望めるこの頂は、全天球カメラの撮影に
相応しい。

釜谷山山頂の全天球写真


さあ、猫又山を落とすのは時間の問題だ。後はどこ
まで足を伸ばすかだ。予定ではブナグラ峠が幕営地
であるが、もう少し先に進めるであろう。


10:40 2255/2266 釜谷-猫又間の鞍部。暑い。


鞍部からの登り返し。雪と空に人がいれば、物語が
始まる。


猫又直下の岩の根元は釜谷側を巻く。ええ、体力
バリバリの二人に全く追いつけないやまやろうが
撮影するアングルであります。


11:12 2375/2376 猫又山山頂。予想よりも
早い到着だ。山頂には山スキーヤーが三名(単独と
ペア)。

猫岩で全天球撮影するも、電波が不安定でFBへの
即時投稿はできなかった。

猫又山山頂の全天球写真


我々はブナグラ峠へ下降する。


剱岳、ドーン。やっぱりこれっすよ、この眺望こそ
が剱岳の醍醐味ですよ。


折尾谷側は雪庇とシュルンドが発達しており、それ
を避けるために戸倉谷側へのトラバースや不明瞭な
登山道歩きが混ざる。山頂直下から戸倉谷側は、
スキーに最適な斜面だ。


しかし下るに連れて修行になり、ブナグラ峠へ
向かうにはどこかで板を脱ぐことになる。我々と
相前後していた先の山スキーペアは、稜線上で遂に
板を脱いだ。

戸倉谷へ滑り込めばいいのだが、最後の滝場をどう
クリアするかが課題だ(今シーズンのGWは、滝は
埋まっていたそうだ)。


12:58 1835/1838 ブナグラ谷直上のルンゼ。
高さ5mの雪壁が残っており、バックステップでは
危険と判断、懸垂下降とする。

やまやろうが最初に下降、下部の状態を確認。次に
Kのさん(J君の指導付き)。


ここで登山者二名に追いついた。登山道でない所を
降りようとしていたので「こっち、こっち!」と
軌道修正させたのだ。聞けば南又谷へ下降する
予定とか。

我々が道間違いを指摘するまで全く気が付いて
いない。時間が時間だけに、このまま馬場島へ下る
ことも提案したが、片貝方面に自家用車を置いて
いるので登り返すと言う。

準遭難者と感じたので、住まいと名前を聞いて
おいた(山岳警備隊に服装などの特徴を報告できる
ように写真を撮っておくべきであった)。

13:31 懸垂下降終了。


13:38 1760/1766 ブナグラ峠。幕営跡あり。
折尾谷は白い、スキーで滑りたい。

明日の悪天は避けられないので少しでも先に進んで
おこう。時間的、体力的に赤谷山までは無理の
ようだ。

ブナグラ峠の全天球写真


15:04 2015/2016 赤谷山の稜線の急登を
詰めた。20mほどさらに上がった樹間の窪みに
テントを張る。風が当たらない適地だ。

Kのさんは外で水を作りJ君がお喋りに加わるが、
やまやろうは寒くて外に居られない。


テントの中で独酌。


17:24 夕食はα米(ワカメ追加)、ふりかけ、
味噌汁(ワカメ追加)。


夕暮れは撮影タイム。東芦見尾根に沈む夕日を
被写体として、MX-1のシャッターを夢中で押す。


ゴールデンタイム。雪山は最高に美しい。登った者
しか味わうことができない感動の瞬間。やまやろう
はその空間を写真に切り取り、ブログで発信して
いきたい。


染まる後立。


最後の一閃。

18:43 寝る、疲れた。夜中に風の音。J君による
と月も出ていたとか。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2017/05/16 06:10:22 AM


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

Profile

やまやろう

やまやろう

Free Space

Calendar

Keyword Search

▼キーワード検索


© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: