ひこじいさんのブログ

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2013年10月07日
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私は本態性高血圧で、20代の頃から最大血圧が150に近かった。
現役のころ仕事の上で親交のあった公益法人の会長も、高血圧で降圧剤常用者であった。

ある宴席で話題が高血圧の話になった際、劇的に血圧を降下させる作用があるからと会長から「酢大豆」なるものを一瓶貰ったことがある。

何でも、血圧降下剤の服用を止めても薬と同じ作用があると言うのだ。
彼の話では、使用する大豆は青大豆で、生のまま黒酢に漬けて一日二回10粒を漬けた酢と一緒に食べるのだという。

折角なので言われたように貰った一瓶が無くなるまで飲んで見たが、残念ながら私の体には何の変化も現れなかったのでそのまま飲むのを止めてしまった。
会長もいつの間にか止めてしまったが、期待した効能が無かった故ではないかと想像している。

しかし酢大豆を現在も食べている人があるらしく肌に良く、疲労回復、血液がサラサラになり、便秘解消、血圧を下げて肝臓にも効果があると宣伝しており、まるで万能薬の趣がある。



もともと大豆は「畑の肉」と呼ばれ、栄養学的には必須アミノ酸がバランスよく含まれた良質な食材とされ、血中コレステロールの低下作用、肥満の改善効果などの生理機能があるとされる。

また食物繊維、カリウム、カルシウム、マグネシウムなど体に必要な様々な栄養素が含まれていて、コレステロールを含有せず、バランスのとれた食物である。

一方、酢に含まれているクエン酸は疲労回復に有効とされ、ダイエット効果もあるとされる豊富なアミノ酸を含んでいる。

健康食品とも言われるこの2つを一緒にした「酢大豆」は効能効果が大きく、現代人の健康食にぴったりであるとして料理研究家と称する人や酢大豆愛好家が推奨している。

しかしながら「酢」や「大豆」の栄養分析はされているが、「酢大豆」に薬効のあることは現在のところ証明されていないのが実態である。

大豆と酢を合体させて病気の治療効果が増したとか、病気の改善に役立ったとかいうデータはどこを探しても見つからない。

むしろ食品安全委員会は大豆の副作用として、「含有されるイソフラボンは甲状腺へのヨウ素の取り込みを阻害する作用があるため、ヨウ素欠乏の状態で大豆製品を多食すると、甲状腺肥大をもたらす可能性がある。」と警告している。
併せて、大豆はアレルギー食品であり、アレルギー体質の人に対して注意を促している。

さらに公益財団法人日本豆類協会のホームページでは、「一般に、植物の種子には、外敵から身を守るための手段として、何らかの有害物質を含んでいるものが多いとされています。豆類もこの例外ではなく、種類により物質の種類や量に違いがあるものの、酵素活性阻害物質や生理的刺激物質など人間の健康に影響を与える種々の物質を含んでいるものが多いことが知られています。
しかし、これらの物質は、加熱により変性・不活化されるため、加工処理や調理が適切に行われている限り、健康への影響を心配する必要はありません。豆を生のまま、あるいは加熱が不十分で生に近い状態で食べた場合は、胃や腸の障害等を引き起こす可能性があります。」と記載されている。



巷間言われるような、酢大豆に薬に近い効果・効能があると信じるか信じないかは自由だが、少なくとも生のまま漬けこむ酢大豆の食用は止めた方が無難ではないだろうか。





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最終更新日  2013年10月07日 08時39分11秒


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