ひこじいさんのブログ

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2014年01月25日
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てんなんしょう.jpg


本部半島の最高峰の八重岳453m頂上付近の道路脇に、関東ではお目にかかることが無い仏炎苞の筒部が緑色の武蔵鐙の群落を見つけた。


武蔵鐙(ムサシアブミ)はサトイモ科のテンナンショウのことで、昔武蔵国(東京都・埼玉県・川崎市・横浜市)辺りで作られていた鐙に似ていることからムサシアブミと名前が付いたという。

サトイモ科テンナンショウ属は、80cmもの高さに育つ多年草で葉は2個つきそれぞれに菱状卵形をした葉柄30cmほどの3小葉がある。

サトイモ科でテンナンショウ属に分類されるものは、日本にはムサシアブミの他25種類以上もある。

テンナンショウの仲間は識別が難しいが、ムサシアブミは3枚の光沢のある葉と先端が巻き込む仏炎苞が特徴で、ウラシマソウは仏炎苞の先が長く糸状に伸びており、またマムシグサのグループには鳥足状複葉と茎斑模様があることで区別できる。

テンナンショウは3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)で、小葉の形は幅の広い卵形である。小葉の縁にぎざぎざ(鋸歯)はなく、先は鋭く尖る。

葉が伸びきる前に葉柄の間から仏炎苞を出し、やがて10cmほどの花柄を伸ばす。緑色の筒部は7cmほどで、辺部は縮れて開出し両側を袋状に巻き込んでいる。

関東以西から沖縄にかけて自生し、本州では花期が4~5月だが沖縄では12月から花を出し始める。

関東ではあまり見かけないが、沖縄では路辺にも普通に見られる。



沖縄に自生するものは巻き込んだ先端が垂れ下がり、あまり垂れない本州の同種の花とは異なっている。

根茎にはシュウ酸カルシウムやサポニン類似成分などの有毒成分の他、澱粉を多く含んでいる。

テンナンショウをそのまま食べると有毒成分によって胃腸障害を起こすが、蒸したり蒸し焼きにして除毒処理した上で団子にして食べることが可能になる。


ムサシアブミ・テンナンショウ・マムシグサ・ユキモチソウ・ウラシマソウなどの根茎を乾燥したものは、天南星(てんなんしょう)と呼んで生薬とされる。

天南星は肺・肝・脾に作用し、去痰・消炎の効果がある。また痰を伴う咳・目眩・痺れなどに利用される。

生の根茎を擂り潰した汁あるいは乾かして粉末にしたものは、解毒・腫れものに効果があるとされ化膿症や毒蛇の咬傷にも有効だそうである。



   花言葉   威厳





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最終更新日  2014年01月25日 07時40分18秒


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