ひこじいさんのブログ

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2014年10月28日
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湧水は地下水が地表に現れたものであり、地層に擬えて地下水の「露頭」とも呼ばれる。地表から浸透した水は地中を流れて、やがては地表に流れ出して河川や湖沼となる。

湧水は河川・湖沼などの表層水に比べて水質が良好であり年間を通して水温が一定であることから、古来より人々の生活用水として利用されてきた。

また、湧水は水辺生物の生息環境を維持し、生態系にも関与する重要な要素でもある。さらに水辺の景観は人々に安らぎを与え、災害時には「生活に必要な水」としての利用が期待できる。


全国各地の湧水には「名水」と名前がついたものがあり、1985年に環境庁が選定した「名水百選」(昭和の名水百選)では75箇所の湧水が選定され、2008年になって環境省が選定した「平成の名水百選」には63箇所の湧水が指定された。

東京都には平成20年度調査で、区部270と市町村部406の湧水が確認されている。
これらの湧水の中から住民や自治体からの推薦を受け、都が選定し「東京の名湧水57選」として2003年に公表したものがある。
「水量や水質、由来や景観などにおいて優れていて、一般公開されているもの。」を選定の前提としたという。
なぜ57という中途半端な数になったのかについては、定かにされていない。

近年は都市化の影響や土地利用の変化によって、湧水の多くに枯渇や水質悪化などの問題が生じている。これら名湧水57選について飲用可否は選定の基準にされておらず、飲用に適するか否かは保証されていない。


六本杉公園は、八王子駅南口から徒歩10分ほどの住宅地の一隅にある。南側の凡そ4階建建物の高さ程もある斜面の上には住宅が密集していて、その斜面の最下部から湧き出た水が池に直接流れ込んでいる。池から流れ出た水はやがて、山田川へ流れ込む。

平成24年から2か年計画で老朽化した施設のリニューアル工事が行われ、併せて公園施設の更新・バリアフリー化が実施された。
以前は湧水が堀を伝わって自然に傍らの池に流れ込んでいたのだが、この工事に依って新たに名湧水57選の標識と池に続く流れが整備された。

この公園の湧水自体はそれほど多くは無く、駅から至近の距離で「八王子市水辺の景八十八」でもあることがその指定理由とされているのを見て分かるように、主として景観重視が指定理由とされている。

この湧出量では、「災害時の水」として利用できる水量ではない。


見た目には澄明で飲めそうに見えても、地下水は一般的に大腸菌群その他の微生物や化学物質により汚染されていることもあり、少なくとも濾過・消毒で緊急時の飲用として利用可能なのかどうか位は周知が必要ではないだろうか。





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最終更新日  2014年10月28日 09時15分03秒


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