ひこじいさんのブログ

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2014年10月29日
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棗 (3).jpg



この童謡のなつめの花と唱歌二番の歌詞に出てくる弾丸跡が生々しい棗の木というのは、クロウメモドキ科に属する植物で生薬名は大棗・紅棗・黒棗と呼ばれて日本全国で栽培されているナツメのことである。

樹高は10メートルにも達し、その果実を干したものは古くから中国料理などで使われている。
南ヨーロッパあるいはアジア西南部原産、中国が原産とされる。

芽吹きが遅れて夏になってから、芽を出すことから夏芽と言われたのが語源の由来と言われている。

棗 (4).jpg


茶道具の「棗」は抹茶を入れるのに用いられ、多くは木製漆塗りの蓋物容器である。この棗は薬籠(ヤロウ)などと同様に、薬などを入れていた漆塗りの器の一種から転用されたものであろうと推測されている。

茶道具の棗の形がナツメの実に似ていることからその名が付いたとされる一方では、植物のナツメの実が茶道具に似ていたことからナツメの名前がついたと前後関係が全く逆の説とがある。

ナツメは薬用として奈良時代以前には既に渡来していたと考えられ、茶器の棗は1400年代に塗師羽田五郎が初めて棗形茶器を作ったとされていることからも植物の名前の方が早かったであろうことは容易に推測できる。

日本のナツメは小粒だが、休眠期の剪定や根元を刺激するなどにより大粒の果実の収穫が可能となる。



延喜式(927年)に乾棗や大棗の名が出ており、奈良時代には既に薬用に用いられていたことが推測される。

夜露に当ててから日干しにしたものは、赤いので紅棗と呼ばれ料理の食材とされる。

収穫時期は8月中旬からだが、寒冷地では10月末頃まで収穫される。採取した生の果実は、乾燥しないようにポリ袋に入れれば冷蔵庫で保存できる。

あまり旨い果物では無いが皮ごとかじって食べると、子供の頃実家の庭の未熟な実を摘んで食べたことが思い出される。

果実は干しナツメにして菓子材料として食用にされ、また生薬としても用いられる。干しナツメは中国や韓国では古くから、薬膳料理に用いられ韓国の鶏料理サムゲタンには、大蒜・栗・人参・松の実・枸杞の実などと一緒に使われる。

漢方では、強壮・鎮痛・補血・利尿といった効能があるとされている。





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最終更新日  2014年10月30日 06時30分39秒


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