ひこじいさんのブログ

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2015年01月05日
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子供の物真似遊びに、「羅漢さん」というのがあった。
私自身はこの遊びに加わった記憶は無いが、何故か囃子言葉だけは頭の片隅に残っている。

♪羅漢さんがそろったら回わそじゃないか。 よいやさのよいやさ、よいやさのよいやさ

この囃子言葉は江戸時代から京都地方を中心に、唄われたと伝わっている。
記憶の底にこの歌があるのは、この遊びをどこかで実際に見たか或いは聞いたことがあるに違いない。

「親」を中心にして他の子が輪になって囲み、歌を唄いながら親の動作を他の子が真似する遊びと、円陣をつくった子供たち各自が動作を決め最初は自分のしぐさ、次から右隣の子の真似を伝達しながら次第に掛け声を早くしていって、真似し損なったら輪から抜けていくという遊び方もある。

羅漢は釈迦の十人の高弟のことで、十大弟子ともいう。釈迦亡き後は、これらの弟子が仏教教団を指導した。この十大弟子を「悟りを開いた者」の意味で阿羅漢といい尊敬や施しを受けるに相応しい聖者とされ略されて羅漢と言われるようになった。

煩悩の賊(ari)を殺す(han)からでた言葉の、殺賊(せつぞく)が語源との説もあるがこれは俗説で、「価値ある」「立派な」などを意味する「語根〈arh-〉」から派生したものという。



日本では仏法を護持することを誓った16人の弟子のことを十六羅漢といい、十六羅漢にさらに二人の羅漢を加えた十八羅漢もある。

仏滅後の仏典編集に集まった弟子は「五百羅漢」といわれて、これを尊崇・敬愛することも盛んにおこなわれてきた。
禅宗では釈迦の弟子たちの修行の姿が理想化され、五百羅漢図や羅漢像が作られ祈願の対象とされた。



羅漢さん遊びの囃子言葉の「羅漢さん」とは、恐らく釈迦の高弟の羅漢のことを指していると思われるが、500では多いから十大弟子か16羅漢のことなのかも知れない。



小田原市の大雄山線には、一日凡そ800人ほどの乗降客がある五百羅漢駅がある。ここには駅名の由来となった、羅漢像で知られる玉宝寺がある。

この寺には五百羅漢や十六羅漢などが安置されていることから、羅漢寺とも言われる。
この夥しい数の羅漢像は、享保15年(1730)から27年の歳月をかけて北条家臣伊予守兄弟二人の努力で完成されたものである。

安政の大地震でその多くが破損したが、万延年間(1860〜1861)に補足・補修が行われ24cmから60cmの羅漢像526体が本堂内に所狭しと並んでいる。

五百羅漢は一体一体が異なった喜・怒・哀・楽・笑・泣・嘆・柔・剛など様々な面相をしていて、必ず死者に似た顔に逢えるとの言い伝えがある。


遊びの囃し歌♪羅漢さん…は、羅漢像の面相・仕草がそれぞれ異なることから発想された遊びであろう。

今では遊びの文化はすっかり様変わりしてこの遊びができるほど子供が集まることは少ないし、子供はデジタル機器での遊びに夢中で正月定番であった凧揚げ・羽根突き・独楽回しなどの遊びには全く興味を示さない。





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最終更新日  2015年01月05日 09時57分54秒


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