ひこじいさんのブログ

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2016年01月18日
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イスカ(交喙、鶍)は、カナリヤの仲間112種の一つに分類されている。ヨーロッパ、アジアの北部や北アメリカなど広い地域に分布している。
日本へは冬鳥として渡って来るが、年によって渡りの数に大きな差がある。繁殖期は他の鳥よりかなり早く、2月頃からとされる。
本来冬の渡り鳥だが、キビタキと同じように日本でも何例かの繁殖が確認されている。
スズメよりやや大きく雄は翼と尾羽は黒褐色と暗赤色で目立つ美しい小鳥で、雌は薄い緑色で目立たない、

採食の関係から、針葉樹林内で生活する。非繁殖期は、10数羽の群れで行動することが多い。シジュウカラと群れいることがある。

マツ・モミやカラマツなど針葉樹の種子が主食だが、小さな昆虫も食べる。主に樹上で採餌し、地上では水を飲みに来るのがよく観察される。

イスカは体の大きさに比べて大きめの上下の嘴が交差して互い違いになっており、この嘴を使ってマツやモミなど針葉樹の松毬をこじ開けて種子を啄んで食べる。

イスカの語源は「ねじれている」という意味の古語、很し(ひすかし)だと言われている。喙はくちばしで鳥の嘴や獣の口を意味し、転じて口先または言葉も指すようになった。



イスカの嘴と同じように、体の一部に不思議な性質と形態を持つ魚がいる。ヒラメやカレイなどカレイ目の稚魚は、他の魚と同じ体型をしており目も正中線の両側にある。
これが成長にと共に、左右どちらかに目が移動して正中線を超える。ヒラメでは体長13〜14センチになると、その完全に右目が左側に移動してしまう。

イスカは個体によって下の嘴が右あるいは左になっているが、交差の向きが偶然に決まるのか遺伝子が関係しているのかどうかについては不明である。

松毬を着けるアカマツ・クロマツ・カラマツ・エゾマツ・トドマツなどの他、松毬状の果実を着ける榛の木(ハンノキ)類の実も主食にする。

西洋にはキリストが貼り付けになったとき、イスカが釘を引き抜こうとしたためにこのような嘴になったという伝承がある。そのため、キリスト教ではイスカに「義人」としてのイメージがある。
正教会で「義人」は聖人の称号で、キリスト受難以前の聖人に対して「義なる預言者モーゼ」或いは「義なる神の祖父母(マリヤの両親))等のように用いられた。

広辞苑には義人とは「堅く正義を守る人。わが身の利害をかえりみずに他人のために尽くす人」のこと。」と出ている。



一見変形した嘴は使い難そうに見えるが、この変形嘴は松毬の間に挿しこんで抉じ開けて中の種子を食べるのに適している。


このようなイスカの嘴の形態から、物事が食い違って旨く事が運ばないことを指して言う「イスカの嘴の食い違い」という諺が生まれた。






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最終更新日  2016年01月18日 09時50分23秒


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