ひこじいさんのブログ

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2016年01月22日
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五右衛門釜茹の図.jpg


石川や 浜の真砂は尽きるとも 世に盗人の種は尽きまじ
(海辺の砂がなくなったとしても、世の中に盗人がいなくなることはないであろう。)
石川五右衛門の、辞世と伝えられる歌である。

石川五右衛門は安土桃山時代の希代の盗賊の頭とされ、文禄3年秀吉の手勢に捕えられ京都三条河原でその子と共に大釜の油茹でにより処刑された。五右衛門はこの時、三十七歳であったと伝わる。

五右衛門が実在したことに疑問を投げかける説もあるが、司祭修道会宣教師の日記に「この事件は1594年の夏である。油で煮られたのは「Ixicava goyemon」とその家族9人ないしは10人であった。」と盗賊処刑の記述がある。また処刑の光景を、絵師が残している。
ただこの処刑が夏に行われたとすれば、「五右衛門釜茹の図」の人物の着ているものと季節が全然合わない。

寛文10年(1670)成立した歴史書続本「朝通鑑」や一代要記の後継「歴朝要紀」には、石川および石川五右衛門の名前が見える。

これらの文献が示すように石川という盗賊が油で煮られて処刑されたことは史実で、五右衛門が実在したのかも知れない。


ところで、このところ週刊文春がスクープを連発している。


他の一つは、政治家と金に関わる話である。

発売された週刊誌の内容は金銭提供側の一方的な話が土台になっていて、本人や秘書からの説明が無いので部外者には事実かまたは無根なのかの判断はつかない。

それにしても後日の証拠として政治家あるいはその秘書とのやり取りが、50時間以上も録音されていたとは驚きである。
まるで、スパイ映画を見ているようである。

週刊誌が暴いているように政治家が自ら現金をポケットに入れたことが事実としたら、既に彼の政治生命は終わったのも同然である。

現在衆議院475人と参議院242人の計717が議員定数となっているが、明らかにされていないだけで身辺を洗えばそのような例を抱えている議員は未だ多数いるのではないか。

汚れた金銭は有能で仕事ができ、権力と権限を手にしたところに集まる。
日本の政治が、疑獄と共に歩んできたことは歴史が証明している。

金銭絡みのどの例をとって見ても国会議員が権限を持たない市井の人と同じであれば、起こらなかったであろう事件ばかりである。

憲政の神様・議会政治の父と呼ばれる尾崎行雄は、金銭的にも清廉潔白であったとして有名である。

献金を受付けなかった萼堂は、犬養毅に言われたという。


献金は住民個人であれ、企業・団体であれ何らかの利益の還流を期待して行われる。

政治家の行政への権限が増せば、花の蜜を求めて集まる蜂のようにその権限と権力に擦り寄る企業者は殖えて来る。

五右衛門では無いが、「…の種は尽きまじ。」なのだ。

議員は地域住民の代表者であることから、住民との会合は必要なことではある。
「李下に冠を正さず」の諺があるが、李下に足を踏み入れることさえ憚るべきである。



金が絡めば政治家は折角築いてきた功績が泥に塗れ、政治生命を断たれることになってしまう。

僅かな金で、末世までの語り草とならないよう心して欲しいものだ。






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最終更新日  2016年01月23日 15時36分10秒


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