ひこじいさんのブログ

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2016年01月26日
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平家物語の成立年代については諸説があり、そのうち鎌倉時代との説が有力である。

「徒然草」第二百二十六段に、次のような記述がある。
後鳥羽院の御時、信濃前司行長、稽古の誉ありけるが、楽府の御論議の番に召されて、七徳の舞を二つ忘れたりければ、五徳の冠者と異名をつきけるを、心うきことにして、学問をすてて遁世したりけるを、慈鎮和尚、一芸あるものをば下部までも召しおきて、不便にせさせ給ひければ、この信濃入道を扶持し給いけり。
この行長入道、平家物語を作りて、生佛といひける盲目に教へ語らせけり。…。とある。
兼好法師は、信濃行長入道が作者だと断定している。

日本の初期の系図集「尊卑分脈」や寺院資料「醍醐雑抄」・「平家物語補闕剣巻」では、行長と同じ顕時の孫の葉室時長が作者であるとしている。その他に法然門下の、僧西仏との説もある。


冒頭の「祇園精舎」の正式名称は「祇樹給孤独園精舎」(ぎじゅぎっこどくおんしょうじゃ)で、昔インドの舎衛城(シャエジョウ)の南にあった寺院に釈迦が付けた名前と伝わる。

正式名称の「祇樹」とは樹林、「給孤独園」は孤独者を憐れむ意で「精舎」は寺のことである。略して「祇園精舎」と呼ばれるようになった。



その頃、カンボジア・ブノンペンに住む日本人達はアンコール・ワットを祇園精舎と思いこんでいてその情報が日本にも伝わっていた。

そのため日本からも多くの巡礼の人々が、アンコール・ワット参詣に出かけたという。

嶋野兼了も、アンコール・ワットを天竺の「祇園精舎」と思い込んだまま視察した。
その際「祇園精舎図」を作成したが明治末期になってこの図面を鑑定した結果、祇園精舎ではなくアンコール・ワットの見取図であることが判明した。

13世紀に成立したという平家物語では「鐘の音」が、この物語を貫く諸行無常の理念となっている。

仏教の起源はインドで、インドからアジア各地に広まった宗教である。中国や日本の寺院には梵鐘があるが、梵鐘の発祥はインドでは無い。

原型は殷・周時代に制作されるようになった青銅器の「編鐘」(へんしょう)が、梵鐘の源流と推定されている。

平家物語の作者は祇園精舎の鐘を想像あるいは伝聞によって作中にとりこんだものであり、釈迦の時代に実際には諸行無常の音を響かせる鐘は祇園精舎には無かった。

現在、祇園精舎の跡地は遺跡公園となっている。

時代がずっと下がって2004年に、「日本国祇園精舎の鐘の会」から鐘と異国風の鐘楼が寄贈されこの公園に設置された。






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最終更新日  2016年01月27日 06時15分56秒


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