ひこじいさんのブログ

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2017年01月26日
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元首相が演説の中で「テイマイ・モノミユウザン・ハンザツ・ミゾウユ・フシュウ・マエバ」と読んだ漢字は、それぞれ「低迷・物見遊山・頻繁・未曾有・踏襲・前場」であった。

原稿の低迷をテイマイと読んだのは多分、迷子からの発想で有ろう。物見遊山・頻繁・未曾有・踏襲は読みも意味も知らなかったのではないだろうか。

二つの語が連接するときに生じる音変化の一つに、連声 (れんじょう)がある。
前の音節の末尾の子音が、あとの音節の頭母音(または半母音+母音)と合して別の音節を形成する。

三位(サンミ)・因縁(インネン)・陰陽(オンミョウ)などがその例である。

云は音読みで「ウン」だが、云々と連続した場合本来ウン ウン(un un)である読みが、un nunとなり「ウンヌン」と読まれる。

云の訓読みは「い(う)」で、言うと同じ意。何々する由の「由」に當る。他人の言ったことを引いて述べる場合に使われる。

云々は引用した文や語句の後を省略するときに、「以下略」の意で文や語句の末尾に添えて用いる。

字源に依れば云は象形文字で、「息や空気が曲折してたちあがるさまからできた漢字。云は雲の古字。雲は雨をふらす、故に後に雨を加ふ、人言を発すれば気を出すこと雲に似たり、故に転じて曰の義とす」とある。



「でんでん」という言葉は太鼓に付けて「でんでん太鼓」と言ったりし、太鼓・鼓などの音を表す。
また民営化前の電電公社を略して、電電と言ったりもした。

しかし首相は「訂正でんでんというご指摘は、全くあたりません。」と発言したもので、前後の発言内容から類推して「云々」を間違って言ったものであることは明らかである。

質問者の蓮舫議員も聞いていなかったのか分からなかったのか、何もアクションが無かった。
その後議場がざわめいた風も無く、他の議員からもこの言葉に対して野次も出ず質疑が淡々と進んでいった。

速記者は、速記録をどのように書き起こすのであろうか。
控えていた官僚は優秀であるから気付いた人がいたと思われるが、この言葉を聞いて驚いた様子は見られなかった。

初めて出会った文字の読みをうっかり間違えて覚えると、訂正されるまで自分が正しいと思い込んでしまう。

自分も訂正されるまで長い間、抗うの読みを「あがらう」と思い込んでいた。

云々は原稿にあった文字で無く、アドリブでの答弁だったのではないだろうか。
元首相は言葉知らずの故の失言と思われるが、現首相も恐らく読み間違えでは無く自分では云々の読みを、デンデン(伝々)と思いこんでいたものであろう。


聞いた子供は忘れても、大恥をかいた言った本人は終生忘れることは無いだろう。






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最終更新日  2017年01月28日 11時38分10秒


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