ひこじいさんのブログ

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2017年10月02日
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各動物園の職員たちは反対したが、上野動物園で飼育していた猛獣の処分は1943年9月1日14種27頭の処分が一応終了した。

3頭のゾウについては毒餌を与えて処分することになり毒餌を与えても吐き出してしまい、目的を達することはできなかった。

皮膚は堅く注射針が折れてしまい毒薬の注射も不可能であったため、水と食べ物を与えず絶食させて餓死するのを待ったという。

ジョンは8月29日に、ワンリーは9月11日に、トンキーには日本に来てから新たに「花子」の名前が付けられていたが9月23日に餓死した。

上野動物園の象舎の傍らに動物慰霊碑が建立され、70年以上経った現在も慰霊祭が継続されている。

元タイ国軍事顧問で実業家のソムアン・サラサス氏が発起人となり、「戦争で傷ついた日本の子供たちの心を癒すため」に日本へゾウが送られてきた。
終戦後初めて日本にやって来たこのゾウは、2016年まで69年もの長い間生き日本で飼育された中で最も長寿のゾウとなった。
ゾウの寿命は60年ほどだから、長命であったといえる。


名前の由来は戦争中に餓死させられた、「花子」をイメージしたものである。

1950年から「はな子」とインドから贈られた「インディラ」の2頭は、移動動物園で日本各地を訪れた。

その後武蔵野市や三鷹市から井の頭自然文化園での「はな子」の展示を求める声が上がった結果、1954年「はな子」は井の頭自然文化園に移された。

井の頭自然文化園に移されて2年後の6月14日の早朝、ゾウ舎に無断で侵入した中年の男を踏み潰して死亡させる事故を起こした。
この事件が、はな子の不幸の始まりでもあった。
4年後には飼育員を踏み殺す事故を起こしたことから、「殺人ゾウ」として鎖につながれ来園者から石を投げられる事件も起きて環境の変化などさまざまなストレスを受けたためやせ細ってしまったという。

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新たに赴任した飼育員が懸命に看護した結果鎖を外し運動場へ出られるようになったが、2006年には飼育員を鼻で転倒させたり獣医師を投げ飛ばす等度重なる事故を起こすようになった。

事故防止のため2011年に直接飼育から、飼育員が柵越しに世話をする間接的飼育に改められた。

多くの子供に夢を与えたはな子は、2016年5月26日に、呼吸不全により死去した。
解剖の結果衰弱して立ち上がることができず横臥したままであったため、2tを超える体重で肺が圧迫され続けたことにより呼吸不全を招いたのでないかと推定されている。

遺体は、国立科学博物館に寄贈された。



昭和52年11月30日に完全返還された旧米軍立川基地跡地の一角に、昭和天皇御在位50年を記念して整備された公園がある。
広さ165.3haの面積を持つ、国営昭和記念公園である。

米軍の基地運用が終わり順次返還され年月が経った今では、かなり大きくなった樹木が生い茂っている。

園内の遊歩道から少し入ったところにある樹木の地際から2mほどにできた瘤が、見方によってははな子の悲しげな横顔に見えなくもない。

自然が作った、造形である。





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最終更新日  2017年10月02日 18時00分08秒


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