Mar 9, 2005
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
ちょっと気の弱いチワワですが、お父さんはチャンピオン犬です。
トロフィーと一緒に晴れがましく映っているお父さんの写真も知らず、
大きな目で窓越しに遠くを見ています。
私は飼い主ではないので子犬達に名前をつけることは出来ませんが、
とりあえずその犬種の名の一部で呼んであげます。で、チワワは「わわ」または「わわち」。
わわちは兄弟二匹で来ましたが、片方はすぐに飼い主が決まりました。運命ですね。
もう八ヶ月になりますが、最初の値段の半分近くになっても、まだ家が決まりません。
わわちはおとなしくて、たまに存在を忘れられてしまうほどです。
餌を食べ終わってもお皿をひっくり返したりしません。

近寄るとお腹をだすので、なでであげると大喜びです。
お気に入りのキューピー人形で一人遊びするとき、ピーピーと鳴る音で
「あ、わわちが遊んでる」と気づかれます。

「もうすぐチワワの子犬がくるから、わわちは引退」
オーナーの言葉でびっくりしました。
私が密かにわわちを可愛いと思っていたのが、バレバレだったようです。
「わわちは何処へいくんですか?」
「何処へいくんだろうね」
心臓が痛くなりました。
「こちらで飼うしかないね」
オーナーの犬舎へ行くらしいです。なんとかわわちに家を見つけてあげたくて

こんなにいい子なのになあ。

明日の夕方からラストまでショップへ来られないかという時間変更の電話が
ありました。オーナーが子犬を引き取りに行くのでしょう。
わわちと過ごせる時間が残り少なくなったようです。
わわち、わわち、頑張れよ。


仕事なのですから子犬の可愛さに負けてはいけないのですが、
まだまだ私は甘い生き方しか出来ません。
どんな世界でもプロは大変なものです。



*鑑賞 題詠マラソン2005


004:淡 武田ますみ 2005年03月01日 (火) 00時10分

初夏(はつなつ)の匂いのしている冷蔵庫「淡色野菜」と声に出すとき

001:声 春畑 茜 2005年03月01日 (火) 00時27分

音にさえ母と子のあるさびしさに子音母音を声に鳴らせり


スタートしてわずかな時間でこのような歌を目にすると、瞬発力のある作者がうらやましくもあります。
今年こそ余裕を持ってゴールしたいものです。
武田ますみさんの歌、「淡色野菜」の色、冷蔵庫の冷気の匂いが初夏と微妙に重なって、五感に訴えてきます。
春畑 茜さんの発見にもはっとしました。「声に鳴らせり」が上手いです。「音」なのですから。
「母と子のあるさびしさ」共感しました。
生まれたばかりの自分の子供を抱いたとき、喜びと同時にさびしさも確かにありましたし、そこからの成長も喜びでありさびしさでもあります。
また、自分と自分の母親とのあいだにもさびしさはあります。母と子の普遍的な関係なのでしょう。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  Mar 9, 2005 12:53:42 PM
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: