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アウトバックとB4だけ(!)の新型REGACY・・・いよいよ、発売になります。記事はWeb CG]からです。
富士重工業のフラッグシップであるスバル・レガシィ。「レオーネ」の後を受けて、今から25年前の1989年に誕生した初代から数えて、新型は6代目となる。 英語で“遺産”を意味する車名のとおり、スバルならではの独創的な設計はそのままに、それまで不足していた商品性を加味した初代レガシィは、スバルの登録車としては初のヒット作となった。なかでもレオーネ時代から予兆のあったツーリングワゴンは、一気にブレイクしてワゴンブームを創出。それ以降、2003年に世代交代した4代目までは、初代のコンセプトを保ったままブラッシュアップを重ねてきた 2009年に登場した5代目すなわち先代モデルでは、その路線に大きな変化が起きた。最大の市場となっていた北米からの要望に応え、ボディーを全長で約10cm延ばし、全幅、全高も拡大して車格をワンステップ上げたのだ。初代レオーネ以来の伝統だったサッシュレスドアも、一般的なサッシュ付きに変更。もともとブランドロイヤリティーの高い車種であるだけに、この変身を歓迎しない声も国内にはあったが、メインマーケットである北米では大成功を収めた。 その流れを踏まえて、フラッグシップにふさわしい価値と存在感を追求したとうたう新型は、先代からのキープコンセプト。ただしラインナップはセダンの「B4」とクロスオーバーSUVの「アウトバック」のみで、かつてはレガシィを代表する存在だったツーリングワゴンは落とされた。 これは4代目までのツーリングワゴンのポジションを受け継ぐ「レヴォーグ」が新たに加えられたこと、および北米でのワゴン人気の低下(現在、米国メーカーのラインナップにセダンベースのワゴンは皆無)を考えれば、至って合理的な判断といえるだろう。 スタイリングはヘキサゴングリルとホークアイヘッドライトをはじめ近年のスバルのデザイントレンドに沿ったもので、メーカーとしてのアイデンティティーは感じられるが新味には乏しい。ボディーは構造全体の最適化を行い、ねじり剛性においては先代比でアウトバックが67%、B4が48%も向上と大幅に剛性を高めた。 サイズはB4が全長4795mm(先代比+50mm)、全幅1840mm(+60mm)、全高1500mm(-5mm)、ホイールベース2750mm(±0mm)。アウトバックが全長4815mm(+25mm)、全幅1840mm(+20mm)、全高1605mm(±0mm)、ホイールベース2745mm(±0mm)で、双方ともやや大きくなった。 パッケージングについては、弟分である現行「インプレッサ」と同様にAピラーの付け根を前方に移したことで、キャビンエリアを拡大するとともに視界を改善。ほかに前席のシート間の距離や後席レッグルームを広げるなどして居住性も向上。5人乗車時の荷室容量もB4が525リッター(先代比+45リッター)、アウトバックが559リッター(+39リッター)と拡大されている。 エンジンはスバル伝統の水平対向4気筒で、最高出力175ps/5800rpm、最大トルク24.0kgm/4000rpmを発生する自然吸気の2.5リッターのみ。このユニットは型式名こそFB25で先代と同じだが、約8割のパーツを新設計。吸排気系、燃焼系を中心に改良を施し、扱いやすさと動力性能を維持しつつ燃費を改善したという。トランスミッションは全車6段マニュアルモード付きの「リニアトロニック」(CVT)で、駆動方式はアクティブトルクスプリットAWD(4WD)。アウトバックにはAWDのコントロール性とトラクションをさらに高める電子制御システム「X-MODE」を搭載している。 シャシーはサスペンションの設計を見直し、剛性を高めた。ステアリングも剛性を高め、電動パワーアシストのモーターを高出力化。それらの改良と先に挙げたボディーの剛性アップが相まって、運動性能と操縦安定性、そして乗り心地と静粛性の向上を実現。全体として走りの質感がいっそう高まったという。 スバルがいち早く積極的に導入した、ステレオカメラを使った運転支援システムであるEyeSight(ver.3)による予防安全をはじめ、アクティブセーフティー、パッシブセーフティーとそろって定評のある世界トップレベルの安全性能もさらに進化した。またハーマンカードンのサウンドシステムや大画面タッチパネルナビの採用など装備も充実している。 バリエーションはB4、アウトバックそれぞれに標準車とリミテッドの2グレードと至ってシンプルだが、シリーズ月販1200台という販売計画を聞けば、それも納得できる。価格はB4が286万2000円、同リミテッドが307万8000円、アウトバックが313万2000円、同リミテッドが340万2000円である。
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