記憶の淵に沈みゆくもの

記憶の淵に沈みゆくもの

2003.12.21
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カテゴリ: カテゴリ未分類
一日寝倒して、二人してようやく動き出したのは
外が暗くなってからのことだった。
「夜行性動物になりつつあるかも」と二人で笑ったが
昼夜逆転生活は体に負担がかかるのでやりたくない。
今日はちょっと睡眠不足が重なったから、ということで。

起き出してから数分後、電話が鳴った。
昨日留守電を解除していたのをすっかり忘れていたので、
鳴ったというより、かかってきたのに気づいた、というべきか。
ウチの電話機は、なぜか留守電モードをいれておかないと

それがオプションかどうかは分からないが。

とにかく出てみると、聞き覚えのある声。
「あれ~? もしも~し??」
父方の叔母の声である。
電話がかかってきたのは、こちらに越してきてから初めてのこと。
びっくりして「どうしました?」と聞いてみたら
「父の携帯にかけたんだけど、父はそっちにいるの?」
ますますびっくりである。
携帯にかかってきたならともかく、
自宅の電話にかかってきているのだ。
携帯にかけたって……ことは……あるまい?

「あんれまぁ」と半分笑った声が聞こえた。
で、父はそちらにいるのか、というので、居ないと答える。
実家にかけても居なかったそうなのだ。
だから携帯に、と思ったのに、どうやら登録を間違えた模様。
連絡つかなくて困るわぁ、と


聞いてみると、祖母が遊びに行っているのだという。
あちこち出かけられるようになった祖母。
それだけで嬉しく思う。
声を聞かせてあげるね、と電話を替わってくれた。
「もしもし?」と聞こえてきた声は
聞き間違うこともない祖母の声で。
ホントに元気になってくれたのだと実感できて嬉しかった。

いろいろ話してそろそろ切るか、というときに。
祖母が聞いてきた。
「今度のお正月は会いに来てくれるのかい?」と。
正月計画、そこまでは考えていなかったので、
答えるのに少々詰まった。
行けるかどうか分からないが、
兄は確実に行くと思う、と答えると、
片割れにも柚木崎にも会えたら嬉しいなぁ、と
しみじみと言われてしまった。
なかなか難しい。
両方の実家に行く、というのをこなすことを考えると
日にちの配分が難しかったりするのだ。
出来るなら会いに行ってあげたい。
けれど、日程的に難しい。
じゃあね、と電話を切ってから悩む柚木崎に
片割れが声をかけてきたので、正直に話した。
やはり片割れも固まってしまった。

一つの登録ミスからちょっと悩む問題へ。
さて、どうしたものか……。





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Last updated  2003.12.22 17:00:11
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