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今期初見から1週間、またまた更にまたメリハリがしっかりしていて良くなっていた。 一体どこまで深化していくのやら・・・ 涼風さんクレア。今期更なるパワーアップで、アルフレッドを追い詰めていく凄さたるや半端ない!と思っていたけれど、今回、圧倒的な力で押して行きながらも、ふっと抜くところがあって、それが一層効果的。圧倒的な力を増幅させている感じ。 そんなクレアとともに、祐一郎さんアルフレッドは、この重いストーリーの緊張を程よく緩和しつつも緊張部分は更に張りつめられていて、追い詰められてどうにも身動き取れなくなっていくアルフレッドの姿を更にくっきり見せてくれている。その高まる恐怖感や早鐘を打つような鼓動がビシビシと伝わってきて、観ているこちらも胸が苦しくなってくる。 そんな思いで見つめているこの舞台だけれど、今回特に興味深く感じているのが、見るたびに、いろんなところで、その場面についての自分の考え方感じ方が変わる部分が結構あるということ。 ひとつ観方が変わると、その前後についてもそれに従って捉え方を変えていくことになったりもするので、そういうのがまた面白かったりしている。 で、今回、最後27日に観て思ったのが、 クレア・・・ラスト、必死の様子で現れ、みんな人殺しよと叫ぶ姿に、そもそもクレアはアルフレッドの命を求めてなどいなかったのではないか、確かにこの街への復讐心は 持っていて、復讐を果たす気持ちはあったけれど、アルフレッドの命を奪う気などはなく、ただ人々を試していただけではなかったのか、そんな風に思えてしまった。 だから、死んでも許さないとも言ったけれど、本当はその時にはもう許す気持ちにもなっていたのではないか。とも思えた。でも、最後の場面を観てそう感じたけど、そういうことで他の部分を考えてみると、やっぱりつじつまを合わせられなくなってきてしまうので、ううう・・・と思いは混乱してきてしまう。 マチルデ・・・アルフレッドに有罪の審判を下すのは、裏切ったアルフレットへの復讐。可愛さ余って憎さ百倍、あまりにも深かった彼への愛の裏返し。そして彼への愛は消えた。と、そう思っていたけれど、そうではなく、裏切られてもなお彼への愛をなくすことはできず、彼を有罪としたのは、彼がクレアの元へ行くことを恐れ、クレアに渡すくらいならここで彼の命を終わらせてしまうことを選ぼうとしたのではないか、そんな風に思えてしまった。 それからもうひとつ。これまでなんかスルーしてたけど、今回ふっと気になったこと。 愛していたならなぜそんなことをしたのか、と突き落とした(?)ことについて尋ねるけれど、いやいや、それも確認したいだろうけれど、その前に、何故そんなことをした、ではなく、何故そんなこと言った、ではないのかな、と。 そもそもは、愛し合っていたはずなのにこんな女知らない、子供の認知はしないとアルフレッドが裁判で言ったことが大元の問題のはず。愛していたならなぜそんなことを言ったの?とはなぜ聞かないんだろう。もちろんある程度の答えは既に出ていることなのかもしれないけれど、もっと詳しくその本心を問いただしてみたいとは思わないのかなぁ、そしてその返事次第で、彼の心も計れるんじゃないのかなぁ、とそんなことを思った。 東京公演は今回で見納め。次回観に行けるのは名古屋です。 次に観た時にはまた今回と違ったことが気になったり、今回とはまた違ったことを感じたりできるのかな。 次回まで随分間があいて長く観に行けないのがもどかしいけれど、舞台もまた更に進化&深化してるに違いない!次回もいろんなことが楽しみです。
2016年11月29日
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先週から更なる進化!深化!今期、涼風さんの凄みに圧倒されていますが、ただ力で押すだけでなく、ふっと抜くところも。これでさらにメリハリが効いて、アルフレッドを追い詰める緊張感が更に強まる!!祐一郎さんのアルフレッドの恐怖、苛立ち、緊張感も更に凄くなっていて、見ていて行き詰まる!!今回は後方ながら、センター付近から見れて、アルフレッドの可愛い座り方がツボ。ここそこで、膝を寄せて内股でちゅん♪と座ってる。可愛いすぎる~と共に、アルフレッドの不安や、後ろめたい気持ちが表れてると感じる。それと、冒頭、空からクレアが来た時、マチルデをかばってるはずだけど、なんか、かばわれてるように見えて仕方ないアルフレッドが、ちゅんと座ってるとやっぱりマチルデを守って来たというより守られてきたんだなぁと感じさせられる。また、観るたびに、アルフレッドの真実…これは本心、これは偽り、と思える部分が変わるのが、もどかしくもある一方で、その感覚の変化がまた面白い。これはホントいい舞台だ!いい舞台すぎる!!と思う。あぁ、チケット増やせるもんなら増やしたい!!!
2016年11月26日
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今期初見。 初演よりメリハリがくっきりついてそれぞれの人の気持ちや行動の流れがわかりやすくなったと思いました。 確かに大きく変わったところはないけれど、小さな変化が大きな進化になっている今回の再演の舞台だと感じました。 クレアとの再会。アルフレッドの緊張感も去年以上で、その後クレアに追い詰められていくアルフレッド。不安、恐怖、苛立ちが頂点に達していく様子にこちらもずっと息詰まる思いで見つめ続けました。 市長、ぐっといやなヤツになりましたね(笑)。 なんとかクレアからお金を引き出そうとアルフレッドを時期市長になんて言ってすごい持ち上げているけど、すごいよいしょする仕草なんかが入って、こんな調子のいいこと言ってるけど、絶対市長の座を他人に譲る気なんてないだろーと思わせてくれる。そして、過去の罪をすべてアルフレッドひとりに背負ってもらおうとする感をさらに強く感じさせてくれる。 クラウスもアルフレッドに寄り添いたいと思いながらも大きな波に抗えなくなって、彼自身の信条が壊れていく様も観ていてすごくよくわかる。 街中の人々がアルフレッドがら離れていく様も更に激しく感じられてとても悲しい気持にさせられる。初演ではレーナちゃんが唯一の光、未来だと感じられたけど、今期はそれもかすんで感じられなくなりそうなくらい・・・。 その代り・・・になるのかな。 一幕ラスト、蘇る熱い思いにもクレアの心の氷は解けず、最後にアルフレッドが死んだことでようやく少しは解けるのか、といった感じだったけれど、今期、倒れ込みながら現れ、人々を突き飛ばさんばかりにかき分けていく姿に、氷のクレアの心もあの森のあのアルフレッドの言葉でついに解けていたんだと思わせられました。 愛と憎しみが絡んで自分でもどうにもできなくなっているクレアの心がようやく救われたようで、それにはほっとされられるものがありました。 でも、それなのに・・・ようやくそうなったのに・・・この結末・・・もし、もう一回、許してくれるのか、と尋ねたなら、今度は許すという返事が聞けたかもしれないのに・・・でも、アルフレッドはもう覚悟を決めてしまっていたから・・・二人の哀しい結末にやっぱり哀しさは倍増。 開幕前、この作品の上演時間を見て、案外短かったのだな、と思っていました。 でも、実際劇場で観てみたら全くそんな感じがせず、時間以上の充実感がありました。そういう風に感じたのもきっとこの舞台の完成度がものすごく高いからですね。 幕間、アルフレッドの恐怖感があまり感じられない、と話す声も耳に入りました。 確かに。あの盆踊り状態の走り去り方とか、観てたらそんな風にも感じるかも。 でも、そもそも音楽だって、追い詰められているアルフレッドを音だけ聞いていたらとても楽し気なアップテンポの曲で包んでいるという場面もあるし、とても悲しくて辛い重い結末の悲劇の物語だけれど、喜劇的な要素も入れ込んであって、緊張と緩和がとてもいいバランスに保がれていると感じています。そういう意味でも、ああいうアルフレッドであることはとても重要。重くなりすぎず楽しんで見ることもできる作品になっていると思っています。 でも、すごい演技派の人でアルフレッドやって、すごい恐怖感いっぱいいっぱいのアルフレッドを表現する、という創り方もひとつかも。それはそれでまた別の見応え満点の舞台になるかもしれないけれど、そういうアルフレッドだと、気持ち的に寄り添えなくてあまりにも重すぎてどっと疲れてしまうかも・・・と思ってしまうので、やっぱり今のこの貴婦人の訪問が好きです。(もしストプレだったら音楽もないから、そういうのもいいかも・・・) 初演で充分すぎるほどだったけれど、再演で更に進化して、この後クリエから地方まで続いていく・・・更に更にまたどれだけ深まっていくのでしょうか!! この先も大いに楽しみです!
2016年11月20日
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