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東京公演2回目。またもやさらなる深化をかんじさせられた舞台でした。平野さん”わたし”実は、前回観た東京公演で、大阪とは歌い方、というか、声の出し方というか、なんか雰囲気が変わったように聴こえ、昨年大阪で観た時の方が好きだったんだけどな、なんてちょっと思ったりしていたのですが、今回はこれまでで一番すごい!と感じました。1幕「こんな夜に」では”わたし”の不安感がこれまでとは段違いに強く感じられたし、2幕「それは私よ」ではますますダンヴァース婦人を圧倒。始めは優しい笑顔を浮かべているのにだんだんと雰囲気が変わって行き、最後は穏やかにしつつもなんとも怖さを感じるくらいの様子に・・・キューピットを怖るところなんて本当に怖いくらいの意志と強さを感じました。ちーちゃん”わたし”平野さんの創り上げている”わたし”も本当に良いのだけれど、やっぱり、はちーちゃんの”わたし”がしっくりきて、自分的にはこちらが好みかな。千穐楽、楽しみです。涼風さんダンヴァース相変わらずの迫力で圧倒されます。表情、声色の怖さもそうだけれど、レベッカへの愛情の強さがまた恐ろしいほど。でも、「それは私よ」では、ごみ箱に名刺(?か何か)が捨てられるのに、息をのみ声が漏れるような様子(…これまで観たことはありませんでした)そして、壊されたキューピットを拾い集め愛おしくだきしめる様子に彼女にとってはレベッカがどれだけ大切な存在かが思い知らされ、気の毒で思わすじわっと目が潤んでしまいます。彼女が、レベッカは男性との感化鋭は遊びだった、というようなこと言うけれど、あまりにも強い彼女のレベッカへの思いを見ていると、果たして本当にそうだったのか、誰にもレベッカを取られたくないという思い、願望が、そういう考えに至らせていのではないのかと、そんなことを考えてしまうほど。祐一郎さんマキシム愛合わらず、告白シーンが凄い。凄い緊張感。告白内容はもうわかっているのに、それでもなお、あの場面は、緊張で身体を固くして、そして息詰まる思いで見つめてしまいます。あちこちの怒りのシーンも激しくなっていて、こちらもまたここで怒鳴る、とわかっているのに、それでもやはりその場面でびくっとしてします。”ボートハウス”にも、どうか千穐楽まで持ちこたえてがんばって!!と声かけしたくなるほどです。禅さんフランク初演や再演では、ただただいい人。という印象でしたが、今期は、かなり怪しい・・・実によく、いろいろなことを細部まで心得てマキシムを支えている管理人だな、と思えます。三人の”わたし”それぞれで、雰囲気、様子が違うように見えるのも今期の興味深いところ。今期は、これまでになく、いろいろなことを深く考えて、勝手にいろいろ想像して見れているところがまたこの作品をさらに面白く感じさせてくれています。告白の場面、マキシムが”わたし”にまだ自分を愛してくれるのかと問う。以前は座っているマキシムを”わたし”がぎゅっと抱きしめていた。なんかマキシムが可愛らしくって愛おしくって、そのシーンが好きだったのだけれど、今期はマキシムは立ち上がってしまう。なので、ちょっと残念、と自分的には結構思っていたのだけれど、何回か見ていると、プロポーズの時、仮装舞踏会の話の時・・・と、両手広げて待っているのはマキシム。マキシムが守っている方。でも、この場面では、両手を広げて待っているのは”わたし”の方。うなだれてきおつけ姿勢でまるで小学生の子供のようなマキシムが”わたし”の腕の中に飛び込む。あぁ、対照的なシーンだなぁ、と。ここからマキシムと”わたし”の立場が変わるんだなぁ、と。そう思うと、おっきいんだけれど、うなだれているマキシムもかなりいじらしく愛おしい。このシーン、かなり、相当、好きになった。ベアトリスが話すマキシムの子供のころからの性格のころなんかも、”わたし”を安心させるためにそういうことにしただけ、の話ともとれるけれど、そうせはなく本当にそういう性格を持っているのだとしたら・・・彼の子供のころとか、若い頃とか、一体、マキシムってどんな人だったんだろうか、とか、もし、不安定なところのある性格の人だったなら、レベッカのこと、って、マキシムの話でしか、聞いてなくて、マキシムだけからの話で、レベッカって、奔放すぎるとんでもない女性!って思ってるけど、それって、どこまで本当の話と思っていいのかなぁ・・・もしかして、レベッカにはレベッカの言い分があったりするのかも・・・とか、考えたりもしてしまう。初演のころ、何回か原作を読んでいたのだけれど、今は結構内容は忘れてる。また読み返してみたら面白いと思ってはいる、けど、今のところは、舞台だけみて、舞台から感じることだけで、いろいろと考えてみたい。千穐楽を見届けて、その余韻がうっすらしてきたら、その頃に、また改めて原作を読み直してみたいな、と考えています。
2019年01月27日
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東京公演 マイ初日でした。昨年は大阪公演しか観ていませんが、大阪公演から、演出やキャストの歌い方など、いくらか変わってました。マチネは、保坂さん・平野さんペア。保坂さんダンヴァース、大阪より怖くなってると感じました。平野さんわたし、相変わらず歌が上手くて感情が良く伝わってきますが、ちょっと声の出し方?歌い方?の印象が違ったように聴こえ、自分的には大阪で観た時の方が好きだったな、と感じました。ダンヴァースに追い詰められる場面では、その演技もさらに真に迫っていて、観ていてもさらに緊張感が増していてすごく良かったです。平野さんのわたしは、後半の変化は本当に怖いほどで、マキシムのためならどんなことでも、たとえ犯罪でさえも犯しかねないと感じられるほどの強さを感じました。ソワレは、涼風さん・大塚さんペア。やはり涼風さんダンヴァースは圧巻。存在感がハンパないです。屋敷で最初にわたしと対峙する場面、ダンヴァースがわたしの方に近づくとわたしの方が後ろにのけぞるかのように見えるほどの威圧感。そして、レベッカ愛がものすごい。本当に心の底から、全身全霊で彼女を崇拝し、愛している。レベッカは彼女のすべて、いや、彼女自身!?とまでいやほど感じさせられる。彼女は本当にマンダレーの屋敷の中にレベッカを見ているし、その存在を実感している。その思いの凄さに圧倒され、恐れおののかされる。それだからこそ、壊されたキューピットを拾い集め抱きしめる場面や、彼女の中からレベッカが消えてしまった時の悲しみ、喪失感に、彼女の悲しい心を思い思わず涙してしまう。祐一郎さんマキシムもさらにマキシムとしての感情が高まっていました。告白の場面は、これまでもすごかったけれど、さらにまたその凄さが増しています。その感情の高まりは、駅でのシーンまで続いていて、ソワレではそのシーンでの歌もすごい感情が入っていて、胸に迫ってきました。マキシムという人についての自分的な捉え方として、レベッカが病気で余命いくばくもないという電話を受けた時に、レベッカは自殺だったんだと言うマキシム。確かに、自身を殺させるように仕向けたということは、自殺するのと同じ意味、マキシムを道連れにした無理心中のようなもの、と考えられるけれど、故意ではなかったにせよ、図られたことだったせよ、マキシムが手をかけてしまったことは事実で、だから、そのシーン、マキシムは、レベッカは自殺だったんだと、フランクに話すと同時に、自分自身にあれは自殺だ、あれは自殺だったんだと言い聞かせ、自身を正当化したい、という気持ちがあっただろうと、そういうことを自分的にはずっと感じていたのだけれど、この日のマチネでは初めて、なんともマキシムが清々しい思いでいるように感じられた。自身に言い聞かせるというのではなく、全く持ってレベッカは自殺だったんだと、本当に、その思いがすっきりし、レベッカの呪縛から放たれたような、そんなふうなマキシムに見えた。そう見えた自分自身にちょっと驚き、あぁ、面白いなぁ、とまた改めてこの作品の奥深さを実感した。マキシムの告白で、レベッカがどういう女性だったのかが知れる。また、その後のダンヴァースの話からもレベッカという人のことがいくらか想像できる。でも、と同時に気になるのが、では、マキシムはどういう人だったのだろうか、ということ。ベアトリスのわたしへの電話で、子供のころからすぐかっとなる、かっとなると自分を忘れてしまう、という話をしている。わたしへの気遣いで、大げさに言っている、ということでないなら、急にかっとなって激昂するなんていうのは、ちょっとコワイ性格と感じる。由緒ある家を継いだその重みが彼の性格とかそういったものをひどく歪め精神状況を不安定なものにしてしまっていたのか・・・とすると、レベッカってどこまでよろしくない女性だったのか、またその他にも、彼女の行動に影響してくるような人物、出来事があったかもしれないし、もsかしたら、彼女なりの理由、言い分があったかもしれない。なんだか、レベッカですごい悪女みたくなっているけど、ホントにそうとだけ思っていていいのかしら、などとも思えたりもする。マキシムを道連れにしようとした理由・・・ただただ彼女の悪意だけからだったかもしれないけれど、もしかして、他の理由があったかも・・・とか。禅さんフランクも、三人のわたしに対して、それぞれに雰囲気が変わるので見ていてとても興味深い。彼は、あのボートハウスで、レベッカが何をしていたのか知ってたように見えるし、だから、事件の真相には、本当は気づいているのではないかと思える。マキシムが電話を受けた後、自殺だったんですね、という言葉にも、彼の深い意味を感じてしまう。フランクという人、レベッカのことを自分が知る限り最も美しい、と言っていたけれど、彼自身レベッカにどういう思いを持っていたのだろうか・・・なかなかそのヒントは見つけられなけれど、ちょっと気になったりもする。なんだか、妙にいろいろ考えてしまう今期の「レベッカ」観劇の機会も残りわずかとなって来て・・・ま、もともとそんなに回数はなかったのですが、東京マイ初日にしてすでに、劇場に行く嬉しさ楽しさと同時に、千穐楽へと近づいていく寂しさを感じているところです。次の遠征は、再来週。またどんな思いを持って観ることになるのか、楽しみです。
2019年01月14日
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初演とは別物、と思って観には行ったものの、想像をあまりにも超えた別物になってました。マリーとフェルセンが中心になっていて・・・いやそれを承知で観に行ったわけですが、やはり自分的には、物語として面白味は減りました。わかりやすくなって受け入れられやすいストーリーになったのだろうとは思うのですが、初演の幻想的な感じ、ちょっと哲学的で深みのある物語、その世界観・・・好きだったな、と改めて思いました。初演の時から、どうしてもマリーには思いが寄り添えなくて、そのことがこの作品を観るにあたって、自分的にちょっとした壁になってはいたのですが、物語の創りと、音楽はともて好きだった。なので、充分に観に行きたくなる作品ではありました。で、今回、マリーが中心になって、マリーに心が添わない自分としては、ストーリー的に苦しい作品となってしまいました。さらに、たとえ別物になっても、音楽はあの音楽!と、エリザベートの新演出なんかをイメージして行ったのですが、それも予想以上に相当に変わっていて・・・確かに登場人物もかなり変化があるのだから、エリザベートと同じにはいかないのかもしれない、にしても、遥かに予想を超えていて、自分的には残念でした。別キャストの方で、もう一回観れたらいいのにな、と思いっていたのだけれど、もう充分にまんぷくになっちゃったかな、って感じています。でも、ソニンさんのマルグリットは良かったな〜 すごく激しいマルグリット。こういうキャラの方がこの物語には納得できるな、って、思いました。ルイの佐藤さんも素敵な歌声でした。でも、こちらは、、、ごめんなさい、禅さんのルイのキャラが忘れられません。マリーには心が添わないのだけれど、禅さんルイには涙させられます。新演出を見てもこの作品の音楽の記憶があまり蘇ってこなかったものだから、久しぶりに以前のCDを聴きなおしてみました。あぁ、こういう物語の創り、やっぱり一般的に受けは良くならないのかなぁ、、、、ちょっと難解といえば難解だものなぁ・・・あの頃は平日に劇場行ってだんだけど・・・・楽の挨拶で、高嶋さんが、ちょっと心配した、みたいなこと言ってたような気がするなぁ、、、でも、オープニングとか、幻想的な感じですごく素敵だったなぁ、、、、ごめん、マリーにはやっぱり心添わないけれど・・・でも、涼風さんのマリーは好きだった。とてもしっくりくる、いろんな面ではまってる。音楽はとにかく、本当によかったなぁ、それぞれのキャストもすごく素敵だったし・・・あぁ、何がいけなかったんだろう、、、等等等・・・いろいろ思う、今年の観劇第一回目になりました。
2019年01月06日
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