2005年06月11日
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
昨夜、スカパー ディスカバリー・チャンネルの「雲上の稲妻スプライト」を観ましたが、やらせに近いネタで何とか1時間持たせていたという印象です。

スペースシャトル・コロンビア号がスプライト観測の任務を帯びていたとはいえ、その空中分解・墜落の原因までスプライトのせいだという疑いを持たせるのは、ドラマチックな願望が先走しすぎですし無理がありますね。当時、コロンビア号の帰還ルートにスプライト発生時の特徴である大きな雷雲があったとは、たくさんの関連ニュースを追いかけた私でも一度も聞いたことがありませんもの。
大気の音響に関して「いつものシャトルの突入音とは違う音が聞こえた」との証言も、あれだけの事故が起こったというのに機体異常が音の原因である可能性を無視していました。

とりあえず、スプライトに関してはまだまだメカニズムがわからない部分が多いので、いろんな人に興味を持ってもらいながら伸びていってほしい研究対象ではあります。でもセンセーショナルな事故のネーム・バリューに便乗するのだけは勘弁してほしいですね。

他の科学番組では、今日から子育て・サイエンスチャンネルでBBC制作の「人間の脳と精神」が始まりました。このチャンネルはパックには含まれていませんが、科学・技術関係の番組は無料開放されているものが多いのです。

第1回目の今日は、「全ては脳から始まる」。脳腫瘍を除去する手術で、手術部位の言語機能を確認しながら施術が進められるようすを流していました。
若い女性の患者は番組スタッフと料理の話題に花を咲かせているのですが、彼女の頭部は頭蓋頭頂部が取り除かれて脳の上半球が剥き出しに。はっきり申しまして食事時に観るにはグロ画像でしたけれども、患者さんに敬意を表し、我慢して観つづけました。

脳の知覚再構築過程の幻覚肢現象についても、片腕のない女性が実験に協力して切断部位に触らせるなど、出演者たちの勇気にお国柄を感じさせられたことでした。
BBCはこんなふうにしばしば容赦なくストレートな映像を流しますね。スマトラ沖地震の津波被害報道のときにも正視しがたい映像を流していましたけれど…。



光高校の釘入り爆発物事件のこと。
犯人の高校生はYOSAKOIソーランまつりの数年前の事件の情報を、ネットあたりで聞いたのではないかしら。あの事件も、爆発物の中に多数の釘が混入されて重傷者を出したのでした。この数日、札幌はそのイベントの真っ最中。おそらくネットのあちこちであの事件の話題もあがっていたことでしょう。

爆発の威力に驚いて2本目の爆発物を使用を控えたという供述も出ていますけれど、その程度の犯人ならば、YOSAKOIソーランまつりの被害者の容態を知っていれば最初からこんなことはしなかったはず。供述が情状酌量狙いの自己弁護か、でなければ行動に伴う結果を想像する力もない幼い犯行だったのでしょうね。

◆本日のBGM : IVO POGORELICH/CHOPIN RECITAL から SCHERZO in C sharp minor op.39





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2005年06月11日 21時00分39秒


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

ゆりこ2002

ゆりこ2002

コメント新着

コメントに書き込みはありません。

© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: