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今回は高橋昂について見ていきたいと思います。
トミージョン手術から復帰した昨季は7試合に登板して23.2回を投げて防御率4.18という成績を残し、 フェニックスリーグ
にも参加して好成績を残しています。
まず奪三振率ですが、23.2回を投げて26奪三振と投球回数を上回る奪三振数を記録し奪三振率は9.89と高い数字、例年の数字を見ても奪三振率は高いので三振を奪える投手と言えます。
また、2018年の成績を見てみますとフォークが比較的三振を奪える球種となっており、14%近い奪三振率を誇っています。
ちなみにフェニックスリーグでは25回を投げて21奪三振で7.56となっています。
続いて与四死球率ですが、9四球で与四死球率は3.42と特別悪くはありませんが良くもないという数字となっており、フェニックスリーグでは4四球で1.44と2018年の二軍での2.91よりもかなり良い数字となっています。
ただ気になるのは球威面、23.2回を投げて23被安打とほぼ同数の数字を記録しており、フェニックスリーグでも25回で22被安打とややヒットが多めの印象を受けます。
最後に投球フォームを見ていきますと、幸いにもフェニックスリーグでの投球 動画
が見つかったので掲載したいと思います。
個人的な印象ではありますが、以前から高橋昂也の投球フォームは課題が多いのではないかなと感じています。
まず体重移動の際に足を上げた右足のステップ幅があまりにも狭すぎですぐに着地してしまっている点、遠藤のようにあまりにもステップ幅を取り過ぎると踏み出した側の膝が折れ曲がり過ぎてせっかく貯めた下半身の力が伝わりませんが、あまりにもステップ幅が狭すぎるとそもそも下半身の力が全く貯めることができません。
他にはテイクバックからトップまでの過程にてグラブを抱えている側の方がが投げる側よりも高い位置にあり、かなり肘が下がった状態で投げてしまっており、これだと肘に大きな負担がかかり、トミー・ジョン手術をする原因となった動作でしょう(こちらの サイト
で詳しく掲載されています)。
投げ終わりも体重移動が不十分だからか森下の投球フォーム( 動画
が掲載されていました)と比べると躍動感もなく左腕も投げ終わった後の反動が非常に弱々しいものとなっています。
蹴り上がった左足も森下と違って本塁まで来るようかのような勢いはありません。
更に投げ終わった直後の体勢も良いフォームで投げられた時(29もしくは32Kの時を見て貰えれば)の森下を見てみますと、上体をしっかりと沈み込めているのに対して高橋の場合は体全体が右斜め上になっており、上体が浮きがちなので高めや真ん中付近に良く集まってしまうということになるのではないかなと思われます。
個人的には今のままでは二軍では通用しても一軍では通用せず、昨季のスコットや2018年と同じような結果となってしまうのではないかなと見ています(baseball lab様のサイトに2018年の 成績
が掲載されています)。
本人のコメントではテイクバックをしっかりと取って長く持つとのことですが、個人的にはまず体重移動の方をもう少し改善した方が良いのではないでしょうか。
期待の左腕なので今季こそは活躍する姿を見せて欲しいところです。
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