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2022.11.15
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テーマ: 読書(8289)

本のタイトル・作者



「お金持ち」が知っている いつも片づく部屋づくり [ 広沢かつみ ]

本の目次・あらすじ


1章 2000軒以上を回って気づいたお金持ちの部屋の共通点
2章 「お金が逃げていく部屋」になっていませんか?
3章 「見せない」「置かない」「出さない」で狭い部屋も広くできる
4章 少ないモノで豊かに暮らす
5章 「お金持ち哲学」で部屋も人生もどんどん変わりだす

引用


私がゴミ屋敷さながらのお宅に住む人を見てわかったのは、「たとえ地球を埋め尽くすほどの数のモノを持っていても、永遠に、心の満足には至らない」ということです。


感想


2022年295冊目
★★

もうこういう本読んでも、私には目新しいことがなく「またか…」と思ってしまうので読むのをやめたらいいのに読んでしまうのよ…。
この本は、こんまりと断捨離とミニマリストを混ぜ合わせて、「お金持ちならこうしません!」「お金持ちはこうしてます!」パウダーを振りかけ、フランス人は10着で生きる系風味を加えた感じ。


雑誌・新聞の連載を含めて2000件以上の片づけ・収納相談を受けたそう。

タイトルの2000件という文句に「へー!そんなにたくさんの家を見た人なら、さぞかし人と違うことを言うんだろうな」と思ったけどそんなことなかった。
独自の視点がないというか、いや逆にこれが真理なのか?
片づけはすべてこんまりと断捨離とミニマリストに収斂するのか??

タイトルのお金持ちなら~っていうのがいまいち信用できないと言うか、いやお金持ちも色々だろ?と思うんですよ。
田舎のお金持ちってめちゃくちゃモノ持ってるしな。
玄関に江戸時代の立て看板(お触書)飾ってあるからな。

お金持ちの家の基本は「玄関がキレイ」
家のあちこちが「光っている」 
…はいはいそうですよね、まあキレイな家はそうだろうよ。

なんだか想定が、白いフローリングに大理石のキッチンに住んでいるバリバリの起業家(風水大好き)みたいな感じのお金持ちなんだよな。

「すべての幸せな家庭は似ている。不幸な家庭は、それぞれ異なる理由で不幸である。」
というやつか。
つまり、きれいな家は画一性や同一性、同質性がある。
片づいていない家には、それぞれの理由がある。
それはある意味、個性でもある。


この人の家、殺伐としているんじゃないだろうか。
モデルハウスみたいな家!って誉め言葉か?
だってそれ、「誰かによく見せるため」の商品としての空間じゃない。
そこに住む「あなた」はどこにいるのよ?

「こんまり」が流行ったのは、それが「自分の」ときめきを軸にした片づけだったから。
「断捨離」が流行ったのは、今・ここ・「自分」を軸にした片づけただったから。
「ミニマリスト」が流行ったのは、「自分の」生き方を見直すものだったから。

私がピカピカの家に違和感とすこしの怖さを覚えるのは、それが「見せるため」の圧を持っているから。
この人は何が好きで、どう生きたいんだろう。
というのが、見えないからだ。

だからごちゃごちゃしていても、逆にがらーんとしていても、それが見える暮らしが大好き。
なるほど、「片づけ」って結局、「自分を知り、自分から始まる」行為なんだ。

かくいう我が家は、いかにも「小さな子供がふたりいる家」。
とてもじゃないがお金持ちの家には見えない。

でも私はこの家が好きで、この暮らしが好きだ。
私の家に来た人は、私がどういう人か、何を大事にしているか、きっと見て分かると思うんだ。

そういうふうに暮らしていきたい。



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最終更新日  2022.12.03 23:19:21
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