<雁が来て鳴いたのと時を同じくして、(韓衣)竜田の山は黄葉したよ。>
先日の若草読書会でヤカモチは「もみぢの万葉歌」と題して講話したばかりであり、その中でも触れたことであるが、万葉人は雁の鳴く声が木の葉を色づかせると考えていたようです。
我背子
が 白たへ 衣
往き 触
れば
染
ひぬべくも もみつ山かも (万葉集巻 10-2192
)
<我が夫の白い着物が通って触れたら、染まってしまうばかりに色づいている山であることだ。>
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