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2011年08月27日
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 あくまで二次創作ですから苦情は受け付けません。

 何卒お許しくださいませ。m(_ _)m



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 リュウジンが雪男に牙を剥いて襲いかかろうとした時、

 「やめろ!雪男は俺の弟だ!」

 と燐が言った。リュウジンはピタッと動きを止めて、

 燐に問いかけた。

 「何で燐兄ちゃんの弟が人間なんだ?燐兄ちゃんは

 魔物じゃないのか?」

 「俺は悪魔の子だ。人間の血が半分混じってる。」

 「そんな・・・」

 リュウジンは燐を掴んでいた前足を放した。

 燐はドサッと地面に落ちた。

 「酷いよ。やっとお嫁さんを見つけたと思ったのに・・・」



 「おいらの母ちゃんは人間に殺されたんだ。母ちゃんが

 生きてた時代はまだ人間が守り神を信仰してた。毎年、

 村祭りの日に供物と引き換えに薬草を母ちゃんは村人に

 与えてた。万病に効く薬草は一本だけでも家が建つくらい

 高価な品だったから、村人は有難がってたよ。でも、



 盗んだんだ。母ちゃんは怒って、その村人を殺した。

 そうしたら、村人たちが弓矢を持って、集団で襲ってきて、

 母ちゃんを殺したんだ。守り神のいなくなった泉は人間どもに

 荒らされて、100年もの長い間、薬草は生えてこなかった。

 だから、おいらは人間が嫌いなんだ。」

 龍神は大粒の涙を流して泣いた。燐は手を伸ばして、

 龍の顔を優しくそっと撫でた。

 「ごめんな。人間は欲ばりで残酷で・・・

 たった一人の大事な母ちゃんがいなくなってから、

 ずっと独りぼっちで寂しかったんだな。ホントにごめんよ。」

 燐はリュウジンに謝った。そして、こう言った。

 「薬草を返すよ。俺が持って帰ったら、また他の人間が

 採りに来るだろ?もし、そいつらが泉を荒らしたり、

 リュウジンを殺したりするといけないから。」

 「燐兄ちゃん。やっぱり、燐兄ちゃんは人間と違うね。

 いいよ。薬草は返さなくて。この泉には普段は結界が

 張ってあって、誰にも見えないようになってるんだ。

 燐兄ちゃんを案内する時に結界を解いたけど、また

 結界を張れば大丈夫だよ。おいらの母ちゃんも結界を

 張っておけば良かったんだ。人間なんて信用するから

 いけなかったんだ。」

 リュウジンの言葉に燐は何も言えなかった。燐はけっして

 尋問されても薬草のありかは言わないでいようと思った。

 雪男に撃たれて傷ついた身体が痛々しくて、リュウジンに

 燐は心からもう一度謝ると、雪男と共に山を下りた。


                          (続く)


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最終更新日  2011年08月27日 20時13分41秒
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