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2011年12月06日
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 苦情は受け付けません。

 何卒お許しくださいませ。m(_ _)m



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 来ないでくれ。」

 「何で?」

 「俺は何もかも忘れて、心機一転やり直したいんだ。」

 「僕は先生のこと忘れないよ。」

 「忘れるさ。そのうちに。・・・まさかと思うけど、麻里緒は

 遊ばれていた事に気付いていないのか?」

 先生は僕に冷たい視線を浴びせた。

 「・・・。」

 僕は急に裏切られた気分になった。悲しくなって、涙が

 溢れてきた。でも、先生は僕が目の前で泣いているのに、

 明らかにうんざりした顔で、こう言った。



 天使のような純真な子供を探していた。麻里緒の顔を

 最初に見た時、天使がいたと思ったよ。でも、麻里緒は

 違っていた。天使のような美しい顔とは裏腹に心の中は

 ずるくて、汚い。人に媚びて見返りを求めるような堕天使は

 いらないんだ。麻里緒は親の愛が薄く育ったから、親に



 愛は与えられない。俺は麻里緒の父親じゃないからな。

 もちろん、母親の代わりにもなれない。身体を差し出す

 代わりに愛してくれっていうような子はいらないんだ。

 麻里緒の身体が穢れた時も俺と同じような人間に懐いていた

 からなんだろ?8歳で翼をもがれるように男に襲われた

 麻里緒は可哀想だと思うよ。でも、それは麻里緒に原因が

 あるんだ。誰でもいいから愛して欲しいなんて顔してる

 麻里緒がいけないんだ。俺は麻里緒と出会うまで一度も

 生徒に手を出した事はなかった。それなのに、ホイホイと

 ついてきて、何をされても嬉しそうにしている麻里緒を

 見ていたら、理想や妄想と現実の区別がつかなくなった。

 麻里緒のせいだ。俺は現実に戻るよ。茨城に帰ったら、

 好きでもない女と見合いして、結婚でもするさ。だから、

 もう麻里緒とは会わない。」

 「酷いよ・・・」

 「麻里緒は優しくしてくれる人なら誰でも良いんだよ。

 俺じゃなくてもいい。こんな関係は早く終わらせたほうが

 お互いの為なんだ。頼むから、もう、帰ってくれ。」

 泣きじゃくる僕に先生はそっとティッシュを渡して、涙を

 拭くように言った。そして、ベッドの傍に脱ぎ捨ててあった

 服を拾い集めて僕に着せてくれた。僕は先生に何を言って

 いいのか分からなくて、最後に何か言わなくちゃと思っても

 言葉が出てこなかった。先生はアパートの玄関まで僕を

 見送ると、

 「元気でな。麻里緒。さようなら。」

 と言って、パタンとドアを閉めた。ガチャっと鍵をかける音が

 悲しくて、僕は泣きながら独りで家に帰った。


                            (完)










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最終更新日  2012年01月18日 08時44分59秒 コメント(2) | コメントを書く
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