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2012年05月19日
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 BLの苦手な方は読まないでください。

 苦情は受け付けません。

 何卒お許しくださいませ。m(_ _)m



手書きハート手書きハート手書きハート手書きハート手書きハート手書きハート



 僕は自分の部屋に入るとすぐに貯金箱と財布を確認した。

 5千円札は4枚ちゃんとあった。母さんはテストの結果が

 気になって、机の中に無造作にしまってあった答案用紙を

 見つけ出しただけで家捜しまではしていなかった。大丈夫。

 バレてない。僕は心の中でつぶやくと、母さんが追い打ちを

 かけて怒ってきても大丈夫なように勉強を始めた。しかし、

 2時間もすると、僕は眠くなり、ウトウトと机で眠ってしまった。

 額に何か懐かしい感触がして、僕が目を覚ますと、父さんが

 僕の頭を撫でていた。

 「麻里緒。起きなさい。話がある。母さんと相談したんだが、



 書道と英会話を習わせて、麻里緒には何も習わせなかった。

 お稽古の一つでも習わせれば良いのにと、父さんは麻里緒が

 小学校の頃から思っていたけれど、母さんは麻里緒が

 習いたいものがないからと言って、麻里緒にお金を使うのを

 極端に嫌がった。今でもそれは変わらないが、こんなに



 母さんに言ってやったんだ。それで、塾に行かせることに

 決まったんだが、麻里緒は最近、学校帰りにお友達の家に

 よく遊びに行くそうだな。土日の昼間にお友達と遊ぶのは

 構わないが、平日の夕方から遊びに行って夜の9時まで

 帰って来ないとかそういうのはもうやめなさい。毎週金曜日

 麻里緒は誰の家に遊びに行ってるんだ?加藤君とかいう

 新しくできたお友達の家かい?」

 僕は焦った。毎週金曜日に常磐先輩の家に行くのを

 止められたら、常磐先輩に怒られる。どんな仕打ちをされるか

 分からないと思ったのだ。

 「ごめんなさい。加藤君が家に遊びに来てって誘うから・・・」

 「週4回もかい?」

 父さんが僕の言い訳を疑うように目を細めて言った。

 「学校帰りに直接遊びに行く日は7時までにいつも帰って

 来るのに、金曜日だけ家に帰って着替えてから出かける

 そうじゃないか。何故だい?父さんは麻里緒の交友関係に

 口出しするつもりはないけど、夜遊びはいけないよ。誰か他に

 知らない所で、不良と付き合ってるんじゃないのか?父さんは

 心配だよ。小学校の頃はいつも担任の先生に勉強を教えて

 もらっていただろう?土日まで勉強するって先生の家に

 通っていたね。あんなに勉強の好きだった麻里緒が一体

 どうしたんだ?麻里緒は悪い子になってしまったのかい?」

 父さんが僕の手首を掴んだ。目が凄く恐かった。

 「ずっと後悔してたんだ。麻里緒を誰にも渡したくない。」

 父さんの唇が僕の唇に重なった。僕はあまりの衝撃に目を

 閉じることも出来なかった。1秒が1分に10秒が10分に

 感じた。止まった時の中で、父さんは僕の舌を貪った。


                               (続く)












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最終更新日  2012年05月20日 01時21分30秒
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