音楽日記~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

音楽日記~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

2016.05.11
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テーマ: Jazz(2021)
カテゴリ: ジャズ
三管編成の醍醐味を楽しむ盤


 以前に紹介した 『サウス・アメリカン・クッキン』 と同じ1961年、厳密にいうと同作の数か月後にカーティス・フラー(Curtis Fuller)のリーダー作として吹き込んまれたのが、本盤『ソウル・トロンボーン(Soul Trombone)』である。

 1958年録音のコルトレーンの『ブルー・トレイン』の三管に参加し評価を受けたカーティス・フラーは、その後もジャズテットなどで三管編成の演奏を極めていった。本盤もその流れの中にあり、ジャケットに見られるように、独自のバンド“ザ・ジャズ・クラン”を名乗っている。フロントはフラーの他に、フレディ・ハバート(トランペット)とジミー・ヒース(テナー)というセクステット(6人編成)での演奏である。

 全体としてカーティス・フラーのトロンボーンをメインにハードバップを土台にした演奏が展開されていく。注目曲は、1曲目の、このバンド名称を冠した自作曲である1.「ザ・クラン」。フロント三管をいかしたアップテンポの演奏で、スリリングさと各ソロの出来はこのアルバムのハイライトと言える。

 それ以外の注目曲もいくつか挙げておきたい。ともにフラーンのペンによるオリジナルの3.「ニュードルズ」と6.「レイディ―ズ・ナイト」は、ノリのいい曲調の中で三管がよくいかされていて爽快感がある。さらに、絶対に忘れてはならないのは、スウェーデン民謡を元にした5.「ディア・オールド・ストックホルム」。この曲は、スタン・ゲッツやマイルス・デイヴィスによる演奏がよく知られているが、このフラーの演奏もなかなかのもので、同曲の名演の一つと言えるように思う。トロンボーンによるテーマ演奏から始まり、途中からフォービートにのせていき、他の管が入ってくる展開が何ともかっこいい。上記の通り、他に聴きどころもあるけれど、先に触れた1.とこの5.だけでもこのアルバムを買う価値は存分にある。ついでながら、インパルスらしいジャケット写真も個人的にはなかなか気に入っている。


[収録曲]

1. The Clan
2. In the Wee Small Hours of the Morning

4. The Breeze and I
5. Dear Old Stockholm
6. Ladies' Night


[パーソネル、録音]

Curtis Fuller (tb)
Freddie Hubbard (tp)
Jimmy Heath (ts)
Cedar Walton (p)
Jymie Merritt (b)
Jimmy Cobb (ds, 2.-6.)
G. T. Hogan (ds,1.)






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Last updated  2021.05.15 14:51:55
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