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2014.10.16
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カテゴリ: 映画・舞台観劇
映画「ザ・テノール 真実の物語」。

同期生がモデル(伊勢谷友介演じる澤田)というのがきっかけで見に来たけど、
途中でそれもどうでも良くなった。
人それぞれ生きることの意味を問うてるの!
魂にズーンと来たんです!

映像もね、冒頭の「トゥーランドット」、
華やかな舞台、
化粧品の匂いが立ち込めているであろう楽屋、
オーケストラの音合わせetc
もうね、舞台好きにはたまらない幕開きなのよ。
映画「オペラ座の怪人」の幕開きに匹敵する素晴らしさでしたっ!
興奮でワナワナ震えていてiPhoneでうまく字が入力でけへん。
続きはブログでっ!



笑ってしまうほどの興奮状態。
この文章は映画館から出た直後の私が、
感動冷めやらぬまま、ほとばしるように書いて
SNSに投稿したものです。
興奮でワナワナ…というのは誇張ではなくて、本当に手が震えていて
うまく入力ができないほどでした。
映画館の中なら泣いていてもおかしくはないけれど
ロビーに出ても思い出すと泣きそうで、


それほど感動したのです。
このブログで何回かお勧めしている映画
「ザ・テノール 真実の物語」には。

あらすじは 、簡単に言うなら、
世界の頂点を目指せるほどの才能に恵まれていたテノール歌手が
一度は声を失うものの、人々に支えられ、
奇跡の復活をとげる、というもの。

10月9日の日記 に、もう少し詳しく書いていますので
良かったらご参照ください。

私は単純に、
「困難に打ち勝つ主人公の姿に涙する映画」だと思い込んでいました。


でも違ったのですよ。
それだけではありませんでした。
嬉しいことに。

まず、冒頭。オペラ「トゥーランドット」から始まるのだけど、
スクリーンに広がる劇場の空気が良いの!

オーケストラの音合わせ、
豪華な衣装、
化粧品の香りむせ返る楽屋etc.
幕が開く前のワクワク感が そのまま再現されているのです。
舞台好きなかたなら、ものの3分で映画の中に入り込むことでしょう。

その後も物語の進行につれて、
様々なオペラの演目が繰り広げられます。
それが映画本編のストーリー展開とうまくリンクしていて、
字幕の歌詞に うーむ、と考えさせられました。
オペラを生で一度も見たことがない私ですら わかるんです。
この映画の劇中劇は緻密に構成されているのだと思います。
非常に高い美意識で裏打ちされている映像です。

感動ポイント二つ目は、神に選ばれし人たちの様々な姿。
オペラの舞台に立つなんて、普通の人にできることではありません。
まさに選ばれし者たち。
その中でも、より神に愛された人と、そうでない人が居ることは
本人たちが一番わかっている。

映画の中に一人、憎まれ役が居るのですが
その人も最初からそんな人ではなかったのかもしれません。
自分の才能のたけを自覚するにつれ、そんな生き方になってしまったのかも。
普段舞台を見ていて「この人すごいわ」とか「たいしたことないなぁ」と
無責任に言い捨てている私。
このあたりの残酷さ、本人の身になったらどれほど辛いことかと
胸にズンと来ました。


感動ポイント3。
これがCMなどで一番全面に押し出されている部分だと思うのだけど
「どんな時にもあきらめてはいけない」ということ。
絶望の中から這い上がることは、自分自身を救うだけでなく
それを見る第三者にも夢と希望と感動を与える、ということ。
もちろん、この映画のモデルになったテノール歌手 ベー・チェチョルさんは
非常に幸運な人かもしれません。
世の中には、病気や事故、その他いろいろなことで
自分自身の生きる意味さえなくなったように感じた上に
努力しても報われず「奇跡の復帰」を遂げられない人もたくさん いらっしゃるはず。
もし自分がそのような立場になったら…。
映画を見ていて、ずっとそれを考えさせられました。
多分、この映画は
「オペラ歌手ベーさんは病気で声を失いました。
 だけど様々な人に助けられ、奇跡の復活を遂げたんです。
 もちろん本人もとてもがんばりました。
 めでたしめでたし」
なんてことを言いたいのではないと思います。
もし私が最悪の事態に陥ったとして、
ベーさんのように舞台復帰というベストな結果が得られないとしても
絶対に希望を失わないでいよう、そうしなくては。
そう胸に刻みました。

それから役者さんがみんな役柄にはまっていて良い!
こんなにキャスティングがしっくりする映画ってなかなかないのでは?


そして、この映画で再確認したのは
なんて舞台ってステキなんだろうということ。
そして私もそんなステキなものの一部なんだなあと思うと
幸せすぎて震えますワ。
人にはそれぞれ役割があります。
ベーさんは舞台から発信する。
プロデューサーはそれを支える。
私たちは チケットを買って舞台を見に行くことで支えている。
支える上に感動をもらって、もしかしたら客席の私たちって
一番ラッキーな立場なのかも。

これからも客席に座る幸せな身分で居られるように
頑張ろうっと。

最初は、中学・高校の同期生が(実は中学も一緒だったと判明)
登場人物のモデルだからということでお勧めしていた映画ですが
見終わった今は、何のしがらみもなく、
自信を持ってお勧めできる映画です。
ぜひ、ぜひ、ぜひご覧ください。


【おまけ】
私は舞台が大好きと言いながらオペラを一度も生で見たことがないのです。
今回、映画のおかげで学生時代は一度も話をしたことが無かった
音楽プロデューサー輪嶋東太郎さんの存在を知り、
お話を聞くことができました。
きっとこれは、そろそろオペラデビューすべし、ということなのでは?
実は先月、大阪シンフォニーホールで輪嶋さんプロデュース
ベー・チェチョルさんのステージがあって
友人が誘ってくれたのだけど
元月組トップ娘役 麻乃佳世さん「ブックショップ」 と重なってしまって行けなかったんです。
(見に行きたい公演が重なるっていうのは
嬉しくも贅沢な悩み)
きっと今後も関西で、輪嶋さんプロデュースのステージがあるはず。
次回を楽しみにしています。



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最終更新日  2014.10.17 08:21:22
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