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2013.08.29
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 バラク・オバマ政権がシリア攻撃の準備をしているが、その背後では イスラエル

 サウジアラビア総合情報庁の バンダル・ビン・スルタン長官がアメリカ政府にシリア攻撃をけしかけている という話は本ブログでも書いたとおり。イスラエルとサウジアラビアは少なくとも30年間以上、同盟関係にある。

 イスラエルとサウジアラビアは1980年代にアフガニスタン、イラン、ニカラグアでの秘密工作で手を組んで以来、協力関係にあり、両国の名前は「イラン・コントラ事件」でも登場している。ニューヨーカー誌が2007年に掲載した シーモア・ハーシュ の記事でも、アメリカのジョージ・W・ブッシュ政権はイスラエルやサウジアラビアと手を組んで工作しているとしている。

 シリア問題でライス補佐官が出てきても不思議ではないが、問題は スーザン・ライス を補佐官に指名したこと。6月5日に国連大使だったライスを安全保障問題担当の大統領補佐官に、またライス大使の後任にサマンサ・パワーを指名したのだ。その翌日からビルダーバーグ・グループ(欧米支配層の利害調整団体)の会議が開催され、13日にオバマ政権は反シリア政府軍へ武器を供給すると伝えられている。

 ライスとパワーには、大量虐殺を正当化するために「人道」という看板を掲げるという共通項があり、6月上旬の時点でアメリカ政府はシリアを攻撃すると腹をくくったように見える。



 旧ユーゴスラビアの解体支配プロジェクトが行われたのは、ビル・クリントン大統領の時代。当初、国務長官だったウォーレン・クリストファーはユーゴスラビアへの軍事介入に抵抗、1997年に国務長官のポストを追われてしまった。その後任がマデリーン・オルブライト。アフガニスタンで戦争を仕掛けたズビグネフ・ブレジンスキーの教え子だ。そして1999年にユーゴスラビアを空爆、コソボでは麻薬/臓器密売業者(当人たちは否定しているようだが)と手を組むことになる。

 オバマ大統領の国家安全保障問題担当補佐官は当初、トム・ドニロン。クリストファーに近い人物で、シリア攻撃には反対していた可能性が高い。その後任、ライスはオルブライトの弟子で、軍事介入には積極的な立場だ。

 ところで、イスラエルのテレビ局は報道した情報の出所はイスラエル軍で電子情報戦を担当する8200部隊だと見られている。この部隊は「出身者」が「民間企業」を設立し、情報活動に協力しているようだ。そうした企業の中にはウォール街に上場されているものもあるという。

 電子情報機関に詳しいジャーナリストのダンカン・キャンベルによると、イギリスの電子情報機関 GCHQは中東に通信傍受の基地を持っている 。つまり、GCHQのパートナーであるアメリカのNSAもイスラエルの傍受内容を知っているはず。もし8200部隊がシリア軍の通信を傍受していたなら、アメリカ政府も知っていなければおかしいだろう。イスラエルからの情報でオバマ政権がはじめて知ったというのは不自然だ。

 今年3月、反シリア政府軍が化学兵器で攻撃したとシリア政府は発表したが、反政府軍は政府軍が使用したと反論、「西側」も反政府軍を支持している。この出来事に関し、コリン・パウエル国務長官(ジョージ・W・ブッシュ政権)の補佐官を務めたローレンス・ウィルカーソン退役大佐は、 イスラエルが「偽旗作戦」 を実行した疑いがあると発言している。オリジナルの映像は削除されているが、その内容を紹介する記事、あるいはコピーは見ることができる。

 シリア政府軍に潜り込んでいた「西側」、あるいはイスラエルの工作員が化学兵器を使ったした可能性はあるが、現段階ではシリア政府軍側から発射された証拠は提示されていない。





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最終更新日  2013.08.29 14:30:54


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