曹操注解 孫子の兵法

PR

×

Profile

曹操閣下

曹操閣下

Favorite Blog

GLORIA’S W… Gloria-Rさん
曹操閣下の食卓 曹操閣下の食卓さん
Thanking Nature*** 夏菜々+Kanana+さん
DEATHRAGER 休戦 呂布子さん
「こば爺の部屋」~… こば爺さん

Calendar

Oct 12, 2004
XML
カテゴリ: 戦略
曹操閣下は国家戦略研究がもともとの専門だ。


「北朝鮮」も一つのゲームだ。
それも世界最悪、最も「危険なゲーム」である。
 今回の北朝鮮の「ゲーム」の存在が一般に知られたのは、最終局面である。
中国人民解放軍が沈陽軍区の精鋭部隊三万人に動員命令をかけ、事態は侵攻作戦前夜であった。
これはもちろん、国家軍事委員会主席に就任したばかりの胡錦涛国家主席の作戦命令によるものである。



     ■中国軍、北朝鮮国境に3万人 北も呼応?憶測呼ぶ

 また、別の関係筋によると、北朝鮮軍も中国軍の動きに呼応する形で精鋭部隊を鴨緑江沿いに急派したとの情報もあり、中朝国境地帯では両軍の動きが活発化している。
 今回の中国軍の動きに関し、日中関係筋は、「大規模訓練実施の前触れか、増加を続ける北朝鮮からの脱出者を国境線で食い止める対策の一環として配置した可能性が高い」としている。
 一方で、北朝鮮の核問題を話し合う六カ国協議が、中国のたび重なる説得にもかかわらず、開催されないままになっているなど、中朝関係の冷却化が顕著なことから、(1)北朝鮮が弾道ミサイル発射や核実験に踏み切らないよう牽制(けんせい)(2)金正日総書記の後継者問題がこじれ、内戦状態に陥る場合などに備えた警戒-の可能性もあるとしている。
 このため日本政府は、米国などからの情報も総合して慎重に事態の推移を見守る構えだ。中国は昨年九月、中朝国境地帯の警備任務を人民武装警察から正規軍に移管。中朝国境に近い中国東北部では、軍事演習や訓練を活発化させていた。(産経新聞) - 10月7日3時3分更新



その直後に、胡主席と、ブッシュ大統領の電話会談がおこなわれた。
つまり結果報告である。



   ■<米中電話協議>6カ国協議で仲介 胡主席が約束
 ブッシュ米大統領は7日、胡錦濤・中国国家主席と電話協議し、北朝鮮、台湾、経済問題などについて話し合った。マクレラン大統領報道官によると、胡主席は6カ国協議について仲介の労をとり続けると約束。ブッシュ大統領は「一つの中国」政策を堅持し、中台関係のいかなる現状変更にも反対することを再確認した。(毎日新聞) - 10月8日11時27分更新




場合によっては、アメリカとも協調行動するぞと、警告したわけだ。
その見かえりに、アメリカには台湾問題での譲歩、特に李登輝の行動などに掣肘しようとしたわけだ。



    ■中朝国境・豆満江 中国、軍人脱北を警戒 食糧供給締め付け背景?
 【ソウル=久保田るり子】中朝国境を流れる豆満江で川幅が狭く北朝鮮からの脱出者が越境するポイントとなっている南坪、三合、開山屯の三地域周辺に中国の人民解放軍が今月四日から約一万人展開していることが分かった。現地からの情報では、国境警備の北朝鮮軍人が組織的に脱北するとの情報から、中国人民解放軍が警戒態勢に入ったという。

 現地からの情報では、南坪など三地域に人民解放軍が集結し始めたのは今月四日で、五日には約一万人となり、狭いこれら地域は人民解放軍であふれているという。
 北朝鮮軍人の脱北は一九九〇年代後半からみられたものの、いずれも個人的で集団ではなかった。ただまれに武器携行で脱北し中国側の民家を襲撃する事件が起きていた。現地からの情報によると、中国側は武装した軍人が集団脱北し、中国の地方都市になだれ込むことなどを警戒しているという。
 北朝鮮人民軍に詳しい情報関係者の話では、中国側が北朝鮮軍人の集団脱北を警戒する背景には、北朝鮮軍内部の食糧事情が今年、急速に悪化したことが大きい。最近脱北した元軍人によると、「千人の餓死者を出した部隊もある」という。
 この食糧逼迫(ひっぱく)は、今夏から中国側が急速に対北食糧パイプを締めたために生じたともされる。これまで中朝国境は中国側から朝鮮族が食糧を担いで北朝鮮に行商に出て北朝鮮国内の闇市場に流していた。しかし、今年七月以降、中国は国境貿易を制限し、中国から北朝鮮に入る食糧が激減したとされる。このため秋の収穫で米の値段が下がるはずの十月も北朝鮮国内で米の値段が上昇し続けているという。
 中朝関係は、中国が主導する北朝鮮の核をめぐる六カ国協議に北朝鮮が硬直した態度を崩さないことなどから悪化が伝えられている。今回の人民解放軍の国境への兵力集中は集団脱北への対応のほか、金正日総書記に対する胡錦濤政権の政治的圧力強化の狙いもあるとみられている。
(産経新聞) - 10月9日2時37分更新



そんなわけで、マスコミは中朝国境の緊張関係にいろいろな推測を投げかけた。
そこで日本政府が事態の一端、「ゲーム」の中味の一部を公表することになった。



   ■北朝鮮ミサイル、発射の動き収束…防衛庁分析
 北朝鮮で活発化していた弾道ミサイル基地などの動きが収束に向かっていることが10日、防衛庁の分析で明らかになった。
 同庁は弾道ミサイル発射の危険性はなくなったと判断し、同日までに、日本海に派遣していたイージス艦「こんごう」に撤収命令を出した。政府関係者は「一連の動きは北朝鮮軍による訓練と見られる。まだ完全に収束したわけではないが、7割方は通常の状態に戻った」と話している。
 北朝鮮では9月初旬から、弾道ミサイル基地での車両などの動きが顕著になり、陸海空軍の動きも活発化していた。防衛庁は、弾道ミサイル「ノドン」発射の可能性も否定できないとして、9月21日に警戒監視のためイージス艦「みょうこう」を日本海に派遣し、電子戦データ収集機EP3などによる情報収集体制を強化していた。
 ただ、弾道ミサイルの発射台を起動させるなど、発射に直接つながる動きは見られず、今月に入ってからは各部隊の動きが徐々に収束に向かってきたという。(読売新聞) - 10月11日3時9分更新



われわれ戦略研究家がみんな予測し、危惧していた「危険なゲーム」というのが、これなのさ。
つまり、今月中旬からアメリカは大統領選挙、日本海にはアメリカの攻撃型イージスが配置される。

その空白の1週間に、北朝鮮は、わが国を飛び越えて、アラスカの方向にミサイル実験を計画していたのだ。
北海道を飛び越えるぐらいなら、文句はないだろうというわけ。
それで日本を脅かしつければ、食糧援助交渉も進むだろうと、北朝鮮の軍部は本当に信じ込んでいたわけだ。

しかし、結果はどうだ。
日本の偵察衛星は、北朝鮮軍の動向と意図を、ほとんど完全に把握していたのだ。
中国政府は、この「ゲーム」を、三万人部隊の動員で断固拒絶した。そして、ブッシュと電話会談した。

北朝鮮政府自体も、今回の軍部の暴走にはびっくりしたであろう。
下手をすると、本当に核戦争になりかねない。

しかし、その確率は低いだろう。

曹操閣下は前々から、
「アメリカと北朝鮮の戦争は、核ミサイル戦争になりかねないから、それはまずありえない。
しかし、中国がアメリカの同意で北朝鮮に突然侵攻し、北朝鮮軍部を完全に武装解除して、新政権の樹立に協力するというシナリオは勝算がある」と言っているのだ。ハッハッハッ。



   ■米イージス艦、新潟に初入港=ミサイル防衛で定期化か
 米海軍のイージス艦「レイクエリー」が11日午前、新潟東港に入港した。米イージス艦の新潟入港は初めて。入港目的は「補給と乗組員の休養」で、12日午前10時に出港した。県警と第9管区海上保安本部(新潟市)が港周辺を警戒する中、市民団体が入港に抗議した。
 米国は弾道ミサイル防衛の一環として、北朝鮮近海の日本海に10月からイージス艦を配備。関係者は「多量の燃料を消費するイージス艦は定期的な燃料補給が必要。今後も新潟東港にしばしば入港するだろう」と指摘している。(時事通信) - 10月12日11時1分更新



攻撃型イージスが戦闘配置についた。
これで北朝鮮の「危険なゲーム」は永遠にチャンスを失ったわけだ。

そして、これ以上、北朝鮮軍部が「危険なゲーム」に飛び込むと、アメリカの潜水艦隊が核ミサイルの引き金に手をかけ、中国・ロシアが国境を越えて侵攻し、彼ら軍人を武装解除し、酷寒の中に素っ裸にして叩き落すという「新しい北朝鮮☆クーデター・ゲーム」が同時並行して開始されることも明らかになった。



■<北朝鮮>金永南氏が団長の代表団が中国を公式訪問
 中国外務省は12日、北朝鮮の金正日総書記に次ぐナンバー2の金永南最高人民会議常任委員長を代表とする同国の代表団が18~20日まで公式訪問すると発表した。北朝鮮は核問題をめぐる6カ国協議の開催に難色を示しており、中国は議長国として金永南氏に早期再開に応じるよう働きかける方針とみられる。(毎日新聞) - 10月12日22時29分更新



というわけで。

下手したら、先週に核戦争になっていたかも知れないって、理解できたかな。

わっかんねえだろーな。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  Apr 8, 2006 06:31:23 PM
[戦略] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: