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Oct 22, 2005
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カテゴリ:  視聴レポート
長かったショパンコンクールも10月21日に本選を終え、6名の受賞者が決定した。あぁ、私にとっても、これで20日間にも及ぶインターネット中継とも別れを告げることとなるのだが、その最後を締めくくるのが、「コンクール受賞者披露演奏会」。22日27時、つまり翌日3時からインターネット中継されるため、それに備えて昼間は寝ておくはずであった。

ところが、22日未明から午前中にかけて受賞者の発表を聞いた後もしっかり起きており、それからすぐに寝れば良いものを、昼過ぎからはついついショパン熱に冒されてピアノに向かっていたら、寝る時間がどんどん消えていってしまったではないか。

しかし、やはり私はそんなに若くはなかった。体力ゲージがエンプティとなった途端、急激に睡魔におそわれ、19時半頃から23時まで爆睡してしまった。それから慌てて夜遅い夕食をとる羽目となり、なんて不健康な生活をしているのだろうと反省しつつも、それも今日でおしまいだ。

さてさて午前3時、インターネット中継が始まった。しばらくの間は授賞式の模様が放映され、本選進出した全てのメンバーに花束贈呈、続いて入賞者の紹介などが延々と続いていた。入賞者以外の面々は既に平服なため、入賞者の紅一点、カー・リン・コーリン・リーさんのドレス姿が妙に浮いてみえたりも。ステージ上に座る演奏者の皆さんの表情は、それこそ様々である。それにしても、どうも演奏会の始まる気配が感じられず、だんだんと途方に暮れかけてきた。そう、ちょっぴり眠くなってきたのだ。本選が終わって、観る側のこちらもすっかり気が抜けてしまった状態だ。あんなに張りつめた気持ちで日々観ていたというのに。

ようやく、朝4時半頃になって受賞者披露演奏会が始まった。演奏された曲目は以下のとおり。皆、1次予選や2次予選で演奏された曲目ばかりなので、今回は私もくつろいだ気分で観ることにした。


演奏者名
エントリー国
順位
曲名
カー・リン・コーリン・リー
Ka Ling Colleen Lee
香港
6
幻想曲 ヘ短調 Op.49
関本昌平
Shohei Sekimoto
日本
4
スケルツォ 変ロ短調 Op.31
マズルカ Op.59-1 (アンコール)
山本貴志
Takashi Yamamoto
日本
4
ノクターン 変ホ長調 Op.55-2
スケルツォ第3番 嬰ハ短調 Op.39
マズルカ Op.59-2 (アンコール)
イム・ドンミン
Dong Min Lim
韓国
3
ノクターン ハ短調 Op.48-1
バラード第3番 変イ長調 Op.47
イム・ドンヒョク
Dong Hyek Lim
韓国
3
バラード ト短調 Op.23
ワルツ ヘ長調 Op.34-3
ラファウ・ブレハッチ
Rafal Blechacz
ポーランド
1
マズルカ Op.56(全曲)
ポロネーズ 変イ長調 Op.53「英雄」
ワルツ 嬰ハ短調 Op.64-2 (アンコール)
ワルツ 変ニ長調 Op.64-1「子犬のワルツ」
(アンコール)
マズルカ 変ロ長調 Op.17-1 (アンコール)


トップバッターのカー・リン・コーリン・リーさんや、そして山本貴志さんはコンクールでの緊張から解き放たれたのか、やや凡ミスが多めであったが、伸びやかに演奏されていた。一方、関本昌平さんやイム兄弟、彼らはコンクールと何ら変わることなく堅実に弾きこなし、特にイム兄弟の演奏を今こうして聴いていると、まぁこの順位もある意味納得かもしれない、と思うようになってきた。

そして、ラストを飾るは1位のブレハッチ氏。心地よいマズルカのリズムで会場内を心地よい気分にさせた後、英雄ポロネーズで一気に華やいだムードに。今回の英雄ポロネーズは第2次予選で演奏した時よりも一層内容の充実した演奏だったと思える。彼の演奏は、受賞したからといって浮き足立つということは無い、ということを確信した。

丁度日本時間で朝6時半頃、ブレハッチ氏をたたえるブラボーが会場から上がり、大声援のなか、アンコールへ。まずはピアノ習得者ならばお馴染みのワルツ第7番(Op.64-2)でしっとりとした気分にさせた後、今度は子犬のワルツで軽快に、最後にマズルカ Op.17-1で締めくくった。曲が終わるたびにアンコールを求める会場の拍手は、それはもうすさまじく、改めて30年ぶりにポーランド人が1位を受賞したことの喜びを感じられる、会場の風景であった。

ふぅ・・・・すっかり燃え尽きてしまった。


◆ ◆ ◆ ◆ ◆




ショパン(に限らずだが)を弾くにはまだまだ技量が到底ついていけない私であるが、弾きたいという気持ちは誰にも止められないし、弾きたいという気持ちこそが大切なのだ、と思う。だからもっともっと様々な曲を弾き散らかして、そのなかから自分にピッタリの1曲を探せばいい。さぁ、もっともっと弾こう、自分のピアノを。

でも、ちょっと疲れた。


そういえば、NHKやTBSのニュースでも、今回のショパンコンクールの報道がちらほらと流れているようだ。TBSのニュースは朝方見かけたのだが、画面いっぱいに山本氏の個性的な演奏スタイルが映し出された時には、あらびっくり。でもニュースメディアさんにお願いしたい。日本人の受賞ばかりとりあげないできちんと他の受賞者も取り上げて。せめて1位が誰だったくらいは伝えてくれても良いのではないか。

まずい、なんだか支離滅裂になってきた。






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Last updated  Oct 23, 2005 09:12:00 AM
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