▼ぴあのカテゴリ 0
- 0
▼おうちカテゴリ 0
= 0
▼わんこカテゴリ 0
_ 0
▼アウトドアカテゴリ 0
__ 0
▼その他カテゴリ 0
全18件 (18件中 1-18件目)
1
感動のご対面~!を果たしたあかりんち。しかし、その日以降トーチャンは仕事尽くめだったため、必然的にあかりんちトピックは特に目立った内容もなく、ただただ時間だけが過ぎていくことに。とはいえ、あかりったら前日にはしゃぎすぎたせいか、まぁよく寝る寝る。トーチャンも1日仕事先に出掛けてしまったため、今日はマッタリおやすみデーでもいいよね。というわけなので・・・今日はあかり話ではなく、またまた久しぶりにカーチャンの趣味である音楽な話。そう、10月10日発売の雑誌KISSで、クラシック音楽コメディ「のだめカンタービレ」が最終回を迎えた。すぐに感想をしたためようと思ったのだが、なんやかんやで落ち着いて考える余裕もなく、現在に至ってしまったため、大幅に遅れてではあるが「ふゆのほし的感想」をここに残しておこう。あ、単行本が出るのを楽しみにされている方は、これ以降は読まない方が良いね。大幅改行の代わりに、あかりのお顔で和んでもらおう。既刊22巻で、シュトレーゼマン指揮 ショパンのピアノ協奏曲第1番でのだめは華々しく?デビューを飾った。でも、その後行方知れずになってしまったのだめ。千秋は仕事も手につかず、ただただオロオロするだけ。そんななか、父 千秋雅之と再会を果たす?というところで終わっているはず。のだめカンタービレ(#22)一方、のだめはようやくパリのアパルトマンに戻ってきたものの、子供たちを集めて音楽の先生ごっこ?まぁもともと、のだめは音楽の先生になりたかったのだものね。でも、いまだ現実と向き合うことから逃げているのだめに、周囲も歯がゆい。そんななか、話のクライマックスは、結局のところ最終回のひとつ前の回だったようだ。子供たちにピアノを聴かせるのだめの音を聴き、千秋のなかである決心が。「オレと一緒に協奏曲やろう」部屋に飛び込んでのだめに、そう訴えかける千秋。それを拒絶するのだめ。千秋は無理矢理のだめを連れてニナ・ルッツ邸のピアノ室へ。千秋は、今、のだめの心を引き戻すにはこれしかないと思ったのだろうね。そして、ふたりが演奏し出したのはモーツァルトの「2台のピアノのためのソナタ」。これはまぎれもなく、初めてふたりが一緒に取り組んだあの曲。その演奏のなかでいろいろなことが思い起こされる・・・そして、のだめ初心にかえる!!キメの言葉はここではカキマセンヨ。単行本第1巻を読めばワカリマス。それを全身で受けとめる千秋。ここまでが最終回ひとつ前の回。で、最終回はいわゆるエピローグ。みんなのその後をざっくり描いているため、とても穏やかな気持ちで読めてしまった。そういった意味でも、物語のクライマックスは最終回ひとつ手前だったのかもしれない。ちまたの感想では、本編のなかで千秋とのだめの協奏曲の共演がなかったことを残念がる方もいたみたい。でも、のだめの目標がこれまで「千秋と協奏曲で共演すること」だったことから、もっと大きな視野で音楽と向き合えるようになったのだめの成長の証しととれば、これはこれで良いのではないだろうか。そうそう、最終回のなかでも特に心揺さぶられたのは「何百年も前に記された音符が・・(中略)・・なにもかも違うふたりに同じ音を思い描かせる」、これは本当にそのとおりだ、と実感するばかり。あぁ、やっぱり音楽っていいね。そんなわけで、こうしてのだめカンタービレは終わってしまったわけだが、なぬなぬ?今度は番外編が12月10日発売号から開始されるそうな。まだまだ終わらぬのだめ旋風・・・って、一体どんな話が待っている?ちなみに最新刊23巻は、11月27日に発売予定。今日も読んでくれてありがとうございマス。今回はゴル話ではないけれど、あかりのKISS誌アゴノセ~にめんじて許してねどうぞ応援ヨロシクお願いします!にほんブログ村 ゴールデンレトリバー
Oct 22, 2009
コメント(0)
楽天で予約注文していたコミック「のだめカンタービレ」第17巻が13日に届いた。なにぶん1月に予約していたせいか、発売日そのものも記憶から消え去っていたという、ふとどきモノの私である。のだめカンタービレ第17巻【楽天ブックス】さてさて今回の読みどころは、千秋の父親絡みだろうか。千秋とのだめの距離も微妙な感じか。ってこのふたり、我が事に没頭するとすれ違いっぱなしというのも今に始まったことではないが。ただ、ここらへんで大きな変化の時がやってきそうな予感。あぁ・・・早く、次の巻が読みたいゾ。というわけで、毎回恒例ではあるが、作品中に登場する曲たちをあげてみる。・ニールセン:交響曲第4番「不滅」~消し難きもの・チャイコフスキー:幻想序曲「ロメオとジュリエット」・バッハ:ピアノ協奏曲第1番 ニ短調 BWV.1052・ベートーヴェン:交響曲第4番 変ロ長調 Op.60・バッハ:パルティータ第2番 ハ短調 BWV.826・ブラームス:ピアノ小曲集 Op.118 第3曲 バラード ト短調 第5曲 ロマンス ヘ長調 (上記Op.118は6曲から構成されている。 作品で全曲演奏したのか上記2曲だったのかは不明)・ベートーヴェン:ピアノソナタ第32番 ハ短調 Op.111といった曲たちである。今回はクラシックでは定番な作曲家たちの曲が並んでいるが、作品を読んでいてブラームスの曲が登場した瞬間、無性に「弾かなくちゃ」気分におそわれたのは・・・ブラームスからあまりに遠ざかっていたせいか。それを言ったらベートーヴェンも同じく・・・だが。ドイツの「三大B」作曲家といわれるバッハ・ベートーヴェン・ブラームス、彼らの曲を特に好きだったのは学生時代だった。特に三大Bを意識した訳でもなかったのに、自然と彼らの音楽を好んでいたのは、ドイツ音楽そのものが好きだったせいだろうか。バッハは年月を経て現在も向き合う日々だが、ベートーヴェンやブラームスの曲たちは弾くにも聴くにも己の体力不足を感じてしまうのが情けないところだ。ピアノ練習メモはほとんど書けていない状態だが、実のところ、ほんの少しの時間ではあるがクラーマー→バッハ平均律→ショパンエチュード&プレリュードといった具合に弾き遊んでいる(練習とはとても言えない状態)。平均律はあいかわらず3番から進まずじまい、特にフーガはかなり頭を悩ませている。つくづく平均律に向かっていると、前奏曲はチカラワザで、フーガは頭の体操って感じがしてならない。
Feb 13, 2007
コメント(6)
ピアノ漫画のひとつとして根強いファンをもつ「ピアノの森」(一色まこと 著)。気がつけば4月に第12巻が出ているではないか。私は今の今まですっかり気づかずに過ごしてきてしまっていた。だいたいこの手の情報はいち早くキャッチするはずだったのに、あぁ、2ヶ月も出遅れ状態。で、慌てて買って読む。ピアノの森 第12巻第12巻のストーリーは、カイが九州の某コンクールに出場する話から始まり、更に舞台はポーランド、つまり、ショパンコンクールへとつながっていく、というものだ。そして、雨宮との再会。ストーリーはかなり緊迫した流れが感じられ、コンクール出場者たちの心の内をチラリと覗いたような感覚になるかもしれない。カイは誰とも勝負するつもりはない、という気持ちでコンクールに向かう一方、雨宮はカイに勝つことだけを目標にしている。雨宮としてはカイに勝つことで確固たる自信を得たいのだろう。カイの演奏に嫉妬する、という表現が妙にリアルだ。プロを目指す演奏家たちは、みな、少なからずこんな心理状態に陥ることもあるのだろうか。己との闘い、それだけでは、綺麗事としか思われないのだろうか。結局、この世は常に競争社会なのか。同じ「キョウソウ」ならば、協奏・・・が良いな。そんな私はもしかして社会から置いてきぼりか。と、ちょっとブルーな気分になったところで、今回の「ピアノの森」12巻に登場した曲たちを探してみた。今回の巻では、作品名が掲示されたのはほんの一部。あとは、作品に描かれた楽譜の一部、そして会話から判断した。だから、間違っているかもしれない。ショパンコンクールが舞台ということもあってか、ショパンオンパレードだ。読み進めていくと、ショパンコンクールのなじみ深いポスターも描かれている。思わず「お~~・・・」ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番 ニ短調 Op.30ショパン:華麗なる大ポロネーズ 変ホ長調 Op.22 (作品中ではアンダンテ・スピアナートが欠落していた?)ショパン:ポロネーズ 変イ長調 Op.53「英雄」ショパン:エチュード ハ長調 Op.10-1ショパン:エチュード ホ短調 Op.25-5◆ ◆ ◆ ◆ ◆最近、疲れてる。やっぱり、バラード4番は荷が重かったか。ピアノを弾く、ということは体力を使うこと、それは分かっているのだが、体力以上に精神的な疲労が大きいような気がしてならない。大好きな曲に触れているだけで幸せ、なんて甘いことを言っていた自分を、大いに笑おう。(まぁ幸せなことは確かなのだが。)それでもまだしつこく続ける自分、やはり巳年女だから?----------------------------------------------------【本日のピアノ練習メモ】(基礎練習省略)●バッハ フランス組曲第5番 アルマンド,クーラントアルマンド:弾きこみ段階。クーラント:昨日同様、テンポ100にて通し練習、及び左手側が走りがちなので、左のみ練習。●ショパン バラード第4番 Op.52108~119小節を特に重点的に。力を入れる、抜く、手首を柔らかく移動させて、を意識しながら練習すると、少しずつ光が見えてくる。まだまだ一筋の光だが、これを手がかりにして更につっこんだ練習をしていきたい。また、152~168小節は装飾句風な右の進行が付点っぽくならないように優雅に流れるように。まだまだ、たどたどしい。しかし、ちょっとでも後半に足を踏み込んだことでほんの少し気持ちが上向きになれそう。
Jun 14, 2006
コメント(8)
6月10日朝8時半過ぎ、玄関のチャイムがけたたましく鳴る。「誰じゃい、こんな朝っぱらから」とモソモソとインターフォンをとると、「お荷物お届けにまいりました~」なる声が。ここのところのバタバタ続きですっかり忘れてた!なんとこの日は「のだめカンタービレ」の第15巻が届く日だったのである。ハッとそのことに気づくと慌てて玄関へ。のだめカンタービレ 第15巻こうして、待ちに待った(って忘れてたじゃないか)のだめカンタービレ15巻限定版をしっかと手にする。今回の限定オマケは、なんとのだめが学園祭で仮装したマングースのぬいぐるみ。折角だからピアノの上に飾ってあげたいものだ。さて、15巻のストーリーは、のだめの初リサイタル話が中心だ。どんなリサイタルになったのかは、まぁ読んでのお楽しみとして、あいかわらずしっかりと笑わせてくれる内容である。しかしながら、勿論のだめのリサイタルにおける描写表現は実に絶妙。さすが、としか言いようがない。そしてこの巻ではとにかくモーツァルト満載!もしかして、生誕250周年である今年を意識した内容なのか。今回の巻に特別参加しているのが「もやしもん」(石川雅之 著)なる農大学園コメディ漫画に登場する菌たち。どうして、菌が登場するかは、のだめ15巻を読む前に想像してみて欲しい。なんとなく想像がつくかもしれないが。その菌たちが、いやはや、可愛いことったら。思わず、この「もやしもん」が読みたくなってしまった。(えっ、それが狙いだって?)では、毎回恒例の「のだめカンタービレ」に登場する曲たち(第15巻編)、いってみよう。・モーツァルト:ピアノソナタ第18番 ニ長調 K.576・モーツァルト:きらきら星変奏曲 ハ長調 K.265・リスト:波の上を歩くパオラの聖フランチェスコ 2つの伝説No.2・ラヴェル:水の戯れ・シューベルト:ピアノソナタ第16番 D.845・モーツァルト:アイネ・クライネ・ナハト・ムジーク・モーツァルト:オーボエ四重奏曲 ヘ長調 K.370・モーツァルト:ピアノソナタ第8番 イ短調 K.310・モーツァルト:オーボエ協奏曲 ハ長調 K.314◆ ◆ ◆ ◆ ◆ちなみに、のだめカンタービレで登場した曲たちを収録したSelection CD Bookの第2弾が8月末に発売する予定らしい。まだまだのだめ旋風は健在だ。結局、また買ってしまうんだろうな・・・自分も。それにしても、これだけモーツァルト漬けな展開だと、やっぱり今年はモーツァルトの曲も少しは弾いておきたい気分になってしまう。本巻を読むと、モーツァルトを弾くコツあたりも含まれていたりも。そうそう、こんな楽譜も見つけてしまった。ピアノソロ のだめカンタービレの世界(モーツァルト編)これはシンコーミュージックから出ている楽譜「のだめカンタービレの世界(初級・上級編)」の続編。ピアノ独奏曲以外のものが多く、アレンジとしては初~中級といったところのようだ。(収録曲)・オーボエ協奏曲ハ長調 K.314より第1楽章・ピアノソナタ第11番イ長調 K.331より第3楽章「トルコ行進曲」・キラキラ星変奏曲 K.265より・セレナード第13番ト長調 K.525 アイネ・クライネ・ナハト・ムジークより第1楽章・ピアノソナタ第8番イ短調 K.310より第1楽章・すみれ K.476・ピアノソナタ第17番ニ長調 K.576より第1楽章・交響曲第40番ト短調 K.550より第1楽章・交響曲第41番ハ長調 K.551「ジュピター」より第1楽章・ピアノ協奏曲第21番ハ長調 K.467より第2楽章・歌劇「魔笛」K.620より パ・パ・パ・パパゲーナ・歌劇「コシ・ファン・トゥッテ」K.588よりこの心の中のいらだち
Jun 10, 2006
コメント(12)
1月13日は「のだめカンタービレ」最新刊である14巻の発売日。というわけで、所用がてら近所の本屋さんへいそいそと買いに出かけた。しかし、ここから既に事件は始まっていた。家に帰ってきて、さぁ、いざ読むぞ、と思うその前に、なにげなくブログチェックをしかけたところ「14巻は限定6万部の初回限定版があって・・・」という話が目に飛び込んできた。初回限定といえば、これまで本の間に「しおり」がはさんでくるアレだとばかり思っていた。ところが今回の最新刊ではもう少し豪華に「パリ編に登場するキャラクターしおり5枚とそれを収納できるファイル付き」ときたものだ。(のだめ関連の初回限定バージョンがだんだんと豪華になってきているのは、気のせいか。)がーん・・・知らなかった。そういえば、最近そちら方面のチェックをすっかり怠っていた。で、私が近所で買ってきた14巻は、間違いなく「通常版」であった。しかし、ここでこのまま通常版に甘んじる私ではない。慌てて電車に飛び乗り、今度は少し大きめな本屋(すぐ頭に浮かんだのは立川のオリオン書房くらいだったのだが)へ駆けつける。漫画1冊にこんなに労力と電車賃をかけて良いものだろうか。いや、いいんデス!そして、ありましたよありました、限定版と呼ばれる本たちがズラリと・・・。しかも本屋の最も目立つ場所に。ちなみに通常版は本の帯がピンク帯、限定版は金帯。並んでいる比率はだいたい7:3くらいか?こうして無事に入手した限定版であるが、あぁ、同じ巻が2冊になってしまった。折角こうして立川まで出てきたはいいが、ここのところ、欲しい楽譜もなく、気になっていた音楽書籍は既に通販で注文済み、ということで、山野楽器をフラフラしても心が躍らずじまい、というわけで、結局すごすごと家に帰るしかなかった。まぁこんな日があってもいいじゃないか。のだめカンタービレ 14巻(通常版)のだめカンタービレ 14巻(限定版)<しおりファイル+しおり5枚付き>◆ ◆ ◆ ◆ ◆というわけで、家に戻ると、すぐさま「のだめカンタービレ」14巻にかぶりつく、いや、読み始める。14巻のポイントは、千秋の依頼により公演で急遽チェレスタを演奏するはずののだめであるが、会場に待ち受けていたのは・・・。そして千秋の指揮で奏でるオーケストラは一体どんな演奏となるのか。更に、R★Sオーケストラの現指揮者でもある松田も公演のためパリにやってきた。千秋、のだめとどう絡むのか、笑いどころ満載のストーリー。おっと、学校話がひとつもないではないか。いや、コンセルヴァトワールではそろそろ試験時期というわけで、室内楽、ピアノ独奏の試験模様も繰り広げられている。さてさて、今回またしても、のだめが平均律を弾き歌い(例えばソプラノを歌いながらアルト・テノール・バスと各声を弾く)しながら練習するシーンが登場する。あぁ、まるで「もっと冷静にバッハに向かえ」と漫画を通して言われているような気分である(だ、誰から言われるのか?)そして、その弾き歌いを聞きながら思う千秋の一言が非常に心に響いた。「自分の立ち位置を変えて、人の声を聴く」千秋は、「室内楽と一緒だな」というが、私としては「合唱と同じかな」と思ったりも。もしかして、合唱に長く携わっている人は、自然とバッハもお得意???えっ、そんなことはないって?それでは最後に毎度お馴染みの、巻内で登場した曲たちをあげておこう。・ラヴェル「ボレロ」・デュカス:交響詩「魔法使いの弟子」・シューマン:交響曲第1番「春」・ワーグナー:歌劇「タンホイザー序曲」・モーツァルト:ピアノソナタ第11番 イ長調 K.331・チャイコフスキー:ロマンス ヘ短調 Op.5・プーランク:ピアノとオーボエとバソンのための三重奏曲・ショパン:エチュード イ短調 Op.10-2・リスト:超絶技巧練習曲 第12番 変ロ短調「雪あらし」 ・ドビュッシー:12の練習曲 第7番「半音階のための」◆ ◆ ◆ ◆ ◆そうそう、先日この日記上で「バッハのオススメ本は何かないだろうか」という話題をもちかけたところ、数名の方から「ピアノ教師バッハ」(村上隆著 音楽之友社から発行)がとても参考になる、というコメントを頂いた。私も今回注文したのだが、楽天ブックスの「楽譜ジャンル」のランキングをみたら、この「ピアノ教師バッハ」が20位以内に入っているではないか。さすがに私ひとりが買ったくらいではランキングに上がるまい、ということは、ここを読んでくださっている人のなかにも「私も読んでみよう」と思って注文された方がいたのかな。あまりにタイミングが良すぎたので、ちょっとビックリ。手元に届いたら、私もしっかり読ませていただいたうえで、感想などもちょっぴり書いてみるつもり。ピアノ教師バッハ最近、本を読む時間が長くなってきたゆえ、ピアノの練習時間が少なくなり気味のような気もする。まぁ、寒い時だけにそんな日があっても良いのかな。ピアノとのんびりつきあっていくためには、べったり過ぎてもいけないしね、と思いっきり言い訳をしてみるが、ちょっと白々しすぎるか。素直に「本の誘惑に勝てなかった」といえばいいのに。----------------------------------------------------【本日のピアノ練習メモ】(読書に時間をとられすぎてピアノに向かう時間大幅にカット(涙))●クラーマー=ビューロー60練習曲 #24#24:音型に合った腕と手首を使う練習2。指運動をせずにいきなりこの曲を弾くのは結構辛い。というわけで今日はあまり練習をした!という状態ではなかった。●バッハ フランス組曲第1番 アルマンド,クーラント,サラバンドアルマンド:弾きこみ段階。クーラント:装飾符がまだわざとらしいのが気になる。自分なりに余分と思えるところはやはりカットしていきたい。それよりもフレーズの流れを重視した方が良いのでは??サラバンド:装飾符をほとんどカットし、大まかな流れをつかむことに集中。しかしこの曲、装飾符がない方が荘厳な響きが保てて美しいように思える。各声の流れ、どこをメインに訴えたいかなどを検討。短曲なので扱いはかなり楽。
Jan 13, 2006
コメント(14)
講談社の週刊モーニングで連載のピアノ漫画、一色まこと著の「ピアノの森」の11巻が12月22日発売になった。9巻が出てから出版社の都合なども含めて長らく休載していたものの、週刊モーニングで連載再開して10巻が出てからは順調に話が進んでいるようだ。11巻のみどころは、主人公一ノ瀬海のピアノに深く影響を受けた丸山誉子が、消息のしれない海に逢いたいがために数々のピアノコンクールに出場する。しかし、海はどのコンクールにも出場しておらず、逢えずじまい。そんななか、出場したショパンコンクール推薦オーディション2次予選で、彼女の手の故障(腱鞘炎)が明らかになる。一方、一ノ瀬海は別のコンクールに出場していた。司馬(誉子のピアノの師)は失意の誉子を連れ、急遽会場に向かう。といったところなのだが、10巻の後半あたりから本格的にコンクールエピソードにターゲットを置いたストーリーとなっているように感じられる。そして、今回考えさせられたのが「手の故障」、つまり腱鞘炎について。作品中、誉子は手の痛みに耐えながらずっとピアノを弾き続けていたわけだが、一般的な病院で診察してもらうと、大概「とにかくピアノを休め」という指示がほとんど。しかし、作品のなかで「専門医に診せれば、ピアノを弾きながら治療する方法だってあったのに」というピアノの師である司馬の言葉、これはかなり気になるところである。更に、もっとも心に重くのしかかったのは、主人公の海が誉子の腱鞘炎をみて語ってくれた内容。「腱鞘炎はピアノが誉子に何かを訴えている合図だよ」「痛ければ痛いほどピアノが強く訴えているということ」、そんなピアノの声を無視し続けるから、手に異常をきたしてしまう・・・のか。つくづくうまい表現をするな、と作品を読んで思わず深い深いため息をつかずにはいられなかった。つまり、普段からもっともっとピアノと対話しながら弾いていかないとだめなんだ。手の異常だけでなく、音色にしたって、呼吸感にしたって、演奏者だけのひとりよがりじゃだめで、常にピアノから発せられるメッセージを聞き逃さないようにしないといけないんだ。ピアノをねじふせるような、そんな弾き方が良いわけがない。ピアノにしたって実生活にしたって、コミュニケーションは大切、ということかな。っと、ここからは恒例の作品内に登場する音楽たちを紹介しよう。10巻発売の際、レポートを書き忘れたので10巻11巻含めて一気に紹介だ。■10巻に登場した曲たち・ワルツ第9番 変イ長調 Op.69-1「別れのワルツ」(ショパン)・ワルツ第1番 変ホ長調 Op.18「華麗なる大円舞曲」(ショパン)・ノクターン第13番 ハ短調 Op.48-1 (ショパン)・エチュード 変ト長調 Op.10-5「黒鍵」 (ショパン)・ワルツ第4番 ヘ長調 Op.34-3「華麗なる円舞曲」(ショパン)■11巻に登場した曲たち・ワルツ第8番 変イ長調 Op.64-3 (ショパン)・エチュード 変ホ短調 Op.10-6 (ショパン)・ソナタ第26番 変ホ長調 Op.81a「告別」 (ベートーヴェン)・ソナタ第21番 ハ長調 Op.53「ワルトシュタイン」(ベートーヴェン)・ソナタ第14番 嬰ハ短調 Op.27-2「月光」(ベートーヴェン)とこんなところだっただろうか。それと、ひとつ気になったのだが、巻頭目次の下に「楽譜協力」の欄。「全音楽出版」・・・って??もしかしたら「全音楽譜出版」の間違いではないだろうか。それともそういった出版社が他にあるのか。11巻のみの誤植かと思い、10巻を確認したら、こちらもやはり「全音楽出版」と書かれていた。◆ ◆ ◆ ◆ ◆世の中、いまだ「漫画なんて大人の読むものじゃない」なんていう人(実は我が両親もそんな考え方を持っている)もいるが、漫画から得られることって、実はとても多いのではないだろうか。私は小説だって漫画だって楽譜だって(笑)、分け隔て無く自分のなかに取り入れていきたい。まぁ、頭ごなしに排除するばかりでは、人生損するだろうし、要は、読む側がどのように消化していくか、では?なぁんてえらそうなことはちっとも言えない私。買ってそのまま山積みになっている本たちも、頑張って読んであげなければね。----------------------------------------------------【本日のピアノ練習メモ】今日も引き続きクリスマスバージョン特別練習●バッハ 平均律クラヴィーア曲集第1巻第1番 ハ長調 プレリュード園田版の楽譜では各拍のはじめに短く踏む指定になっているペダル指定だが、どうも違和感が生じるため、結局は1音型ごとにペダルを踏み換えて弾くほうがしっくりする。●バッハ 「主よ人の望みの喜びよ」各所にテヌートが掲載されているところを、特に意識せずに弾いているから、なんとものっぺらぼうな感じになってしまっていた。ここをちょっと意識するだけでも随分違ってくる。っておいおい、バッハの基本を忘れてしまったか。●シベリウス 「樅の木」中間部の音型はまだ美しくは流れないが、自己満足程度に心地よく弾けるのが嬉しい。●チャイコフスキー 四季から12月「クリスマス」本来、もう少し時間をとって練習すれば、もう少し表現力豊かになるはずなのでちょっと勿体ない。
Dec 25, 2005
コメント(19)
今年の夏以降、あのクラシック音楽漫画「のだめカンタービレ」に関する商品が続々と登場している。CDやキャラクターブックは、ある程度人気が定着した時点で出てくるだろうと思っていたが、まさか、作品中のキャラクターの名前のままでCD(
Nov 19, 2005
コメント(20)
あぁ、ピアノの練習がしたいのに出来ない。というのも、先日の台風の影響で、なんと家のテレビアンテナが傾いてしまい、それを修理しに昼過ぎから工事の方々がバタバタと作業中。とてもとてもピアノを弾いている場合ではなさそうだ。そういえば、どうも最近テレビの映りが悪いと思っていたのだが、アンテナが大きく傾いていることに気付いたのは、なんと大家さんであった。私ってなんて呑気なのか。というわけで、そんな時間を利用して、先日9月13日発売になったクラシック音楽漫画「のだめカンタービレ」第13巻を読み直してみる。13巻のポイントをほんの軽くだけ書いておこう。まだまだ続くパリ編。折角オランダから千秋が戻ってきたのに、ノエルの日は何故か千秋は待ちぼうけ。ぶち切れた千秋はなんとのだめに別れを突きつける(ってこのふたり、つきあっていたのか?)。まぁその後どうなったかは読んでのお楽しみ。というわけで、千秋にもなんとか常任指揮者の仕事が舞い込んでくるが、これもハチャメチャな状態で一体どうなることやら。更にパリにはあののだめを深く深く落ち込ませたピアニスト孫Ruiまでやってきて、もうこの先どうなるの?・・・・・・・・これじゃさっぱりわからないか。しかし、かんじんなところはしっかり読んでもらうに限る。今回のなかで、私が思わずニンマリしたところといえば、のだめがバッハの平均律の勉強をしているなかで、「バッハの練習には弾き歌いが効果的である」話が登場したことだろうか。つまり、4声だったらソプラノを歌いながらアルト・テノール・バスと各声を弾く、それを各声ごとにやっていくのだ。これは、以前この界隈でも話題になった内容だ。インヴェンションなども、上声を弾きながら下声を歌う、またその逆をしてみたり。これで各声の流れが非常によく把握できる。そういえば最近、バッハの弾き歌いをすっかり怠っていた。しっかりやらねば・・・というわけで毎度お馴染みの登場曲をあげてみよう。・バッハ:「平均律クラヴィーア曲集第2巻」第14番ヘ短調BWV883・賛美歌第二編219番・ショパン:ノクターン第8番 Op.27-2・バッハ:「平均律クラヴィーア曲集第2巻」全曲・プーランク:「ピアノ・オーボエ・バッソンのための三重奏曲」FP43・リムスキー・コルサコフ:「スペイン奇想曲」・ドビュッシー:交響詩「海」・リスト:「超絶技巧練習曲」・ラヴェル:「ボレロ」・デュカス:交響詩「魔法使いの弟子」あぁ、バッハの平均律の文字を見る度に、弾きたい度は更に更に上昇中。5月に発売された12巻のレポート日記でも、同様のことを書いていたため、私はあれから全く進歩していない・・・ということか。そうそう、のだめカンタービレ第13巻の初回版には、なんとCD BOOKのおまけについていたものと同様のキャラコレしおりがついてくる。ニコニコしながらいざ本の間に挟まったしおりを見てみると「の、のだめ!」であった。CD BOOKは偶然にも千秋のしおりがついてきたので、これでのだめ&千秋のしおりが揃ったことになる。でも心のどこかで激レアミルヒーのしおりを期待していた私って・・・・また、この秋にはのだめカンタービレ関連商品が目白押し。9月22日には千秋真一&R★Sオーケストラのブラームス「交響曲第1番」のCD発売。そして10月にはのだめカンタービレキャラクターブック発売。11月には来年度の卓上カレンダー発売。なんか・・・すごい勢いで盛り上がっているような気がするのは、私だけではあるまい。こうしてクラシック音楽は更に更に身近な存在になっていくのか。一般人に「音楽に携わる者は奇人変人が多い」と思われていくのか。おっ、そろそろアンテナ工事が終わるらしい。ようやくピアノの練習が出来るかな。◆ ◆ ◆ ◆ ◆おっと、のだめカンタービレについてはもうひとつ書かねばならぬことがあった。このサイト内でも一時期ぽつぽつと話題にあがった「のだめカンタービレ」テレビドラマ化の話、今年の10月からTBS系で木曜だったか金曜の夜22時から放映開始で、既にキャストも決定済みといった実に具体的な話は、ほどなく作者である二ノ宮知子さんの方からきっぱりと否定コメントが出されたらしい。つい最近まで知らなかった私は、ちょっと情報に取り残され気味か。確かに10月からの新作ドラマ欄をみると、のだめの文字はどこにもない。ひとまず安心。それにしても、一体どこからこんな具体的な情報が出てきたのだろう。人気漫画作品はすぐにドラマや映画化される傾向にある。今期はドラマ化されなかったとしても、もしかしたらいずれ・・・という話もあったら・・・
Sep 15, 2005
コメント(10)
またしても、のだめカンタービレな話題か、と言われてしまいそうだが、8月11日発売の「のだめカンタービレSelection CD BOOK」のCDに収録されたクラシック曲名が発表になったので、こちらでもちょっぴり紹介だ。実は7月10日の日記に「この曲が収録されたら良いな」と、のだめの登場曲のなかから私もいくつかピックアップしてみたのだが、1曲を除いて大当たり!!あぁ、とりあえずのだめファンを名乗っていても良さそうな気がしてきた。って、かなりの曲数を掲載したので、ほとんど当たって当たり前と言われてしまえばそれまでだが。・ピアノソナタ第8番「悲愴」から第2楽章 (ベートーヴェン)・交響曲第7番イ長調から第1楽章 (ベートーヴェン)・ラプソディ・イン・ブルー[ハイライト] (ガーシュウイン)・ピアノ協奏曲第2番から第1楽章 (ラフマニノフ)・メフィスト・ワルツ第1番「村の居酒屋での踊り」[ハイライト] (リスト)・オーボエ協奏曲 ハ長調 KV.314から第1楽章 (モーツァルト)・喜びの島 (ドビュッシー)・亡き王女のためのパヴァーヌ (ラヴェル)・交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」[ハイライト] (R.シュトラウス)・ロンド・トッカータ (海老原大作)以上10曲が収録されている。千秋が出場したプラティニ指揮者コンクールの第三次予選曲として登場したラヴェルの「亡き王女のためのパヴァーヌ」が今回収録されているとは、さすがに予想できなかった私であるが、この曲は昔から私も好んで聴いていた1曲だったりするので、結構うれしい。ただ、収録時間の関係もあるのだろうが、一部の曲が「ハイライト」であるのはちょっと残念。クラシック漫画のCDゆえに、CD自体にも強いこだわりを見せて欲しいと思ったりしてしまうのは、私の我が儘であろうか。うむ、我が儘なのかもしれない。3000円で6枚組のクラシックCDが爆発的に売れる現在、きっとこの「のだめCD」もクラシック音楽を更に親しみやすいものにしてくれるものとして、大いに役立ってくれるのかもしれない。収録曲が気に入れば、おのずと全楽章やら全曲が収録されたCDをまた別に手にするであろうから。◆ ◆ ◆ ◆ ◆関連情報であるが、きたる8月7日のNHK教育テレビ「芸術劇場」(22:00より放映)では、「大ブレイク!マンガで描くクラシック音楽の世界」なる特集があるらしい。いざNHKのサイトで内容を確認してみると、「のだめカンタービレ」、「ピアノの森」「神童」「プライド」などの音楽漫画が今、もてはやされるその魅力について語られるのだとか。漫画好きの音楽人たちは要チェック!!◆ ◆ ◆ ◆ ◆更に更に関連情報。クラシックのピアノ漫画である「ピアノの森」(現在、週刊モーニングにて連載)も、7月22日に最新刊10巻が発売になった。以前、ヤングマガジンアッパーズで連載、単行本も9巻まで出ていたもののそれから長い期間休載、更には雑誌の廃刊で、続きはもう読めないものと思っていたのだが、週刊モーニングで連載再開されたのは実に喜ばしいことである(以前、私が紹介した記事はこちら)。クラシック音楽といったら、学校の音楽の授業で誰もが触れてきた音楽であるはずなのに、今、こうして改めて「クラシックがブームです」と言われると、なんとも不思議な気分になる。なぜ、今、みんなクラシックを聴きたがるのだろう??まぁ、「好き」であるものに理屈なんて無い、と言われればそれまでだが。「のだめカンタービレSelection CD BOOK」(8月9日発売予定)ピアノの森 第10巻(一色まこと著)----------------------------------------------------本日のピアノ練習メモ●ブラームス51練習曲 #07~#10#07:3度を4-1,5-1指で弾く運動。#08:アルペジオ練習。#09:各指を広げる運動#10:5指押さえながら他指の均一運動。●クラーマー=ビューロー60練習曲 #15#15:1-2指及び5-4指トリル練習。まとめ段階。そろそろ次へ??今考えるとこの曲は比較的楽で良かった。●バッハシンフォニア #01~#08#01~07:ノーミスで弾ければ1回ずつ。ミスした場合は再復習。#08:弾きこみ段階。ここ数日様子をみて安定して弾けるようになったら次へ。●モーツァルト「ピアノソナタ ハ短調」K.4571楽章:弾きこみ段階。まとめ状態へ。ただ、気を抜くとやはり凡ミスすることあり。集中力が足りないぞ。2楽章:弾きこみ段階。32分音符の細かな動きが雑になることあり。もっと丁寧に。3楽章:弾きこみ段階。テンポを上げすぎず「落ち着いて弾く」ことを心がけること。(前日同様)----------------------------------------------------本日のおさらい(ノーミスで弾ければ1回)●クラーマー=ビューロー60練習曲 #08(左手練習用)●バッハインヴェンション #01~08----------------------------------------------------本日の試し弾き●ラフマニノフ 前奏曲 Op.23-5まだ試し弾きレベルのまま?といいながらも今日はついついこの曲に時間をかけてシューマンはお休み状態となってしまった。ペダル位置を現行の全音版にするか、それとも昔、先生に記載してもらったペダリングにするか悩みどころ。また、昔はオクターブでの進行が割と得意だったため、この曲を選曲していたと思われるが、今はどうもオクターブ進行がまだまだ不慣れ状態。このままこの曲でオクターブに慣れていくべきか、ここでも悩む。今日も左アルペジオ進行(中間部)手前までを中心に集中練習。のち、中間部のアルペジオは左手のみでしばし練習。だめだ、指がなかなか思い出してくれない。
Jul 27, 2005
コメント(6)
楽天広場の音楽好きな某Nさんの日記を読んでいたら、気になる記事が!!それは、なんとあのクラシック漫画で人気の「のだめカンタービレ」のCDブックが8月に発売されるという情報だ。飛び上がって喜んだ私は、すぐさま講談社のWebサイトやら作者の二ノ宮知子氏の公式サイト、更にはどこかで予約できないだろうか、と楽天ブックスなど、次々とアクセスしていく。楽天ブックスでは既に予約締め切りとなっていたが、後になってあらためてチェックしてみたら、楽天市場内で予約可能なショップを発見、早速申し込んだのであった。まぁ発売日に直接本屋や楽器店に出向けば十分買えるであろうが、ついつい万が一のことを考えてしまった私である。楽天での購入ならば以下で↓「のだめカンタービレSelection CD BOOK」(8月9日発売予定)もともと8月9日の発売予定だったが、正式な発売日は8月11日になったらしい。楽天の情報と二ノ宮先生のサイト情報で、若干内容が異なるものの、なんといっても特記すべき事項は、のだめが出場したマラドーナ・ピアノ・コンクール用に作られた架空の作曲家 海老原大作氏による「ロンド・トッカータ」の録りおろしがあるということだったりする。(実際、この曲は作曲家である大澤徹訓氏によるもの) 以前、この大澤氏のWEBサイト内を訪問した際、ロンド・トッカータの楽譜も掲載されていたはずなのだが、所在が分からなくなっていた。ただ単に私が探せなかっただけか??さて、内容だが、まだ詳細については明らかにされていないものの、のだめカンタービレに登場した10曲を収録したCD、そして、のだめイラスト集、楽曲解説が中心。どうしても気になるのが、収録された10曲だが、はてさて??個人的には、のだめと千秋が出逢ったきっかけともなった、ベートーヴェンのソナタ「悲愴」は是非とも入っていて欲しいものだ。ここで全くもって独断と偏見で収録してほしい曲をピアノ編とオーケストラ・その他編で各10曲ずつ選んでみた。実際の収録曲もこのなかから何曲かは入っているかな、と小さな期待をこめて。大幅に違っていたら、私はのだめファン失格かも。【ピアノ独奏曲編】・ピアノソナタ「悲愴」(ベートーヴェン)・メフィスト・ワルツ第1番「村の居酒屋での踊り」(リスト)・ピアノソナタ第16番イ短調 D.845 (シューベルト)・12の練習曲 Op.10-4 嬰ハ短調 (ショパン)・超絶技巧練習曲 第5曲「鬼火」 (リスト)・ロンド・トッカータ (海老原大作)・喜びの島 (ドビュッシー)・ピアノソナタ 第8番 イ短調 KV310/300d (モーツァルト)・「ペトルーシュカ」よりの3楽章 (ストラヴィンスキー)・鏡 (ラヴェル)【オーケストラ・その他編】・ヴァイオリンソナタ5番 ヘ長調「春」 (ベートーヴェン)・交響曲第7番イ長調 (ベートーヴェン)・交響曲第3番「英雄」(ベートーヴェン)・ピアノ協奏曲第2番 (ラフマニノフ)・ラプソディ・イン・ブルー (ガーシュイン)・ヴァイオリン・ソナタ ホ短調op.82 (エルガー)・オーボエ協奏曲 ハ長調 KV.314 (モーツァルト)・交響曲第1番 ハ短調 Op.68 (ブラームス)・牧神の午後への前奏曲 (ドビュッシー)・ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら (R.シュトラウス)◆ ◆ ◆ ◆ ◆「のだめカンタービレ」のCDといえば、数年前だったか一度発売されていたのだが、著作権関連の問題だったかで、すぐに姿を消してしまったのが残念だった。というわけで、現在は入手困難となっている。当時収録されていた曲たちは以下のとおり。・ピアノ協奏曲第2番第1楽章 (ラフマニノフ)・メフィスト・ワルツ 第1番 村の居酒屋での踊り(リスト)・交響曲第1番 第1楽章よりハイライト(ブラームス)・交響曲第1番 第4楽章よりハイライト(ブラームス)・ラプソディー・イン・ブルー (ガーシュイン)・交響曲第3番 第1楽章 (ベートーヴェン)・ヴァイオリン・ソナタ第5番 春 第1楽章 (ベートーヴェン)・幻想即興曲 (ショパン)私が今回収録して欲しいオーケストラ編とかなりダブるのだが、のだめのサントラなのに、主人公であるのだめのテリトリーであるピアノ曲が少なすぎる。それだけに、今回の選曲は大いに期待したいのだ。選曲の発表はいつだろう?のだめファンならばこの曲ははずせない、そんな1曲はどれ?----------------------------------------------------本日のピアノ練習メモ●ブラームス51練習曲 #07,#08,#10#07:3度を4-1,5-1指で弾く運動。#08:アルペジオ練習。#10:5指押さえながら他指の均一運動。●全調(長・短調)4オクターブスケール(両手・左手のみ)●クラーマー=ビューロー60練習曲 #14#14:5-4指トリル練習。9~16小節間でどうしても右手5-4指に余分な力が入ってしまっているらしい。冒頭の1~8小節のごとくリラックスして弾けるように工夫しながら部分練習を繰り返すが、劇的な改善はみられず。●バッハシンフォニア #01~#07#01~06:ノーミスで弾ければ1回ずつ。ミスした場合は再復習。#07:弾きこみ段階。若干の凡ミスあり。限りなくミスがなくなるまではしっかり弾きこむこと。●モーツァルト「ピアノソナタ ハ短調」K.4571楽章:弾きこみ段階。今日も通し練習後に、23~26小節及び67~70小節の右3連符の進行を中心にじっくり練習。あぁ、この曲でのネックなのはこの部分のみなのに・・・2楽章:弾きこみ段階。いつも練習しているテンポよりやや落とし気味でじっくりと。テンポを落としたことでペダリングがしやすくなったのは気のせいか。3楽章:弾きこみ段階。昨日同様状態が続く。●シューマン「アラベスク」Op.18通して数回。全体的に余裕をもって弾けているはずなのだが、Minore IIのペダリングがいまひとつ気に入らない。●シューマン ウィーンの謝肉祭の道化から#0404インテルメッツォ:数日ぶり?に弾いてみるものの、中声部の3連符がやたらやかましい。もっと全体のバランスを考えて弾くこと!!(一時期は良い感じで弾けていたはずなのに、数日練習しないとすぐに退化してしまう)----------------------------------------------------本日のおさらい(ノーミスで弾ければ1回)●バッハインヴェンション #01~07
Jul 10, 2005
コメント(16)
我が家の場合、相変わらず土日はなかなかピアノの前に座れないことが多い。この日曜日も例に漏れず、モーツァルトのピアノソナタK.457を通して弾く時間も許されぬまま、出かける羽目に。だったらもっと朝早く起きるべきなのだろうが、どうも私は朝が弱い。加えていえば、最近は夜中も遅くまで起きていられず、夕食の片づけを終える頃にはもうろうとしている。何か悪い病気か??それとも単にたるんでいるだけか???とそれはさておき、ピアノがまともに弾けないまま出かけたせいで欲求不満気味だったのだが、途中立ち寄った本屋で、見慣れたキャラクターが大きく描かれた雑誌が目に飛び込んできた。そう、あの「のだめカンタービレ」である。それも、のだめがろくに食事もとらぬまま、ヘロヘロになりながらラフマニノフのピアノ協奏曲を練習しているもので、千秋が無理矢理、のだめの口に食べ物を押し込んでいる、あの強烈なシーンが、ドーンと表紙に書かれているのだ。音楽に縁のない1日となるはずが、ここで一転?、無造作に1冊だけぽつんと置かれていたその雑誌を手にとる。雑誌の名前は「ガーリー」。ん?初めて聞く名前の雑誌である。この「ガーリー」誌は、株式会社アスペクトが発行している女性向けカルチャーマガジンとして登場した雑誌(現在は「ニュース&流行観測的カルチャーマガジン」として、より購読層を広げている)であり、これまで6号発行されている。この「ガーリー」Vol.6の「マンガ再生2005」なる特集内で、「のだめカンタービレ」が紹介されているのだ。内容的には、以前ダ・ヴィンチ誌で紹介されていたものとあまり変わらない(2005年4月10日の日記参照)のだが、特記すべき事項は作者の二ノ宮知子さんのインタビューだ。ここで詳しく書いてしまうと、これから読む人がつまらなくなってしまうので割愛させて頂くが、二ノ宮先生がどんな気持ちで「のだめ」を描いているか、これからどうしていきたいか、のだめのストーリーはこんな構成になっている等などがかなり細かく語られている。「のだめカンタービレ」の他にも今、話題な「NANA」の特集や、1985年以降のマンガ年表、今読まれているマンガ雑誌等についても掲載されており、特にマンガ好きな人には、今回の「ガーリー」誌の誌面はかなり楽しめるはずだ。しかし、私、表紙がこの「のだめ」顔でなければ、この雑誌に気付かなかったかもしれない。強烈な表紙でありがとう!と言いたい。----------------------------------------------------本日のピアノ練習(とは全くいえないが)●モーツァルト「ピアノソナタ ハ短調 K.457」1楽章:気分良く弾きかけて・・・・半分もしないところで時間切れ。どういうこと??
Jun 19, 2005
コメント(8)
ふゆのほしの不定期音楽漫画紹介!というわけで、先日楽天ブックスで注文した漫画「あのこにもらった音楽」が手元に届いたので、早速ピアノ練習の合間に読みふける。この漫画は、以前 楽天広場仲間の某a嬢からオススメ音楽漫画としてコメント頂いたものであり、その後機会を見つけては本屋で探していたのだが、なかなか出逢えずじまいだったのだ。というわけで、結局オンライン注文が手っ取り早いかと、ようやく入手したのである。さて、「あのこにもらった音楽」(著:勝田文 花とゆめコミックス全2巻)は白泉社の月刊メロディに2001年から2003年にわたり短編として不定期に掲載されていたほのぼの音楽漫画。音楽漫画といっても、このお話はとあるひなびた旅館が舞台。かつてはショパンコンクールに出場する程の技量をもちながら、訳あって大学の非常勤講師をしながらピアノの先生をしている旅館の一人息子 蔵之介と、幼い頃に母と死別し旅館で育てられた梅子を中心に、ほのぼの旅館ストーリーは繰り広げられる。■ほのぼのノスタルジックな旅館de音楽ストーリーとにかくこのストーリーは「ほのぼの」という言葉が似合っている。「私、ピアノ頑張ってるんです」「世界に羽ばたくために日夜練習に励む日々」等といった音楽漫画によくあるストーリーとは全くかけ離れた、もしかしたら日本の小さな町のどこかの旅館でこんな風景があったら良いなぁと思わせてくれる、あったかストーリー。まぁ、割と旅館の一人息子と、家族同然に育てられた幼なじみの女の子、とくれば、結婚に結びつくあたりは割とお決まり的要素ではあるが、せっせと旅館を切り盛りする梅子の姿はなんとも可愛く、また、たのもしい。一方、どこかだらしがない蔵之介のへたれピアノ先生っぷりやら、ショパンコンクールの本選まで残っていながら何故・・・な話は笑って良いのかいけないのか、なんとも複雑だ。完結編の2巻ではシューマンの「子供の情景」にまつわる話も登場し、ついつい苦笑しながら読んでしまうのは、多分私だけではないはず。■「あのこにもらった音楽」に登場する曲たち音楽漫画といっても、ガツガツとピアノを練習するような展開の曲ではないため、それほど多くの曲が登場するわけではないのだが、ストーリーのなかで良いスパイス的な要素として、各曲が使われている。私は、この漫画を読んだ後、またしても無性にシューマンの「子供の情景」からトロイメライを弾きたくなったのであった。あぁ、単純きわまりない、私である。(何故ならば、作品中において、サラリと曲名が登場するだけだったりするなか、シューマンの子供の情景だけはエピソードがかなり細かかったりするのだ)・ブルグミュラー25練習曲から第13番 なぐさめ (ブルグミュラー)・セレナーデ 何番かは不明(ブラームス)・ブラームスの子守唄 (ブラームス)・愛の喜び (クライスラー)・ヴァイオリンソナタ 第1番ト長調 Op.78「雨の歌」(ブラームス)・超絶技巧練習曲 (リスト)・ラ・カンパネラ (リスト)・魔王 (シューベルト=リスト)・・・だと思いたい・亡き王女のためのパヴァーヌ (ラヴェル)・左手のためのピアノ協奏曲 (ラヴェル)・チゴイネルワイゼン (サラサーテ)・楽興の時 第3番 (シューベルト)・トッカータとフーガ ニ短調 (バッハ)・ピアノ協奏曲 第1番 ホ短調 Op.11(ショパン)・ピアノソナタ 第2番 変ロ短調「葬送」Op.35(ショパン)・子供の情景から「トロイメライ」 (シューマン)・子供の情景(全曲)Op.15 (シューマン)・舟歌 (フォーレ)・レクイエム (フォーレ)・12の練習曲 Op.10-3「別れ」(ショパン)と、ほのぼのシューマンな気分になったはずなのだが、何故かBGMは鈴木弘尚氏が弾く、シューベルト=リストの「水車屋と小川」だったりする。穏やかな小川の流れが恋しくなるような、そんな気分をしばし味わいながらぽつぽつと日記を書く、そんなひとときもなかなか心地良い。最近、日記を書く時間は、イコール、音楽に浸る時間だったりするのだ。だからだろうか、日記を書くペースがなにやらとても遅いような・・・(笑)そりゃまぁどっぷりと音楽に浸っていたら、日記を書く手もとまるだろうに。それにしても、そろそろ音楽漫画ネタも底をついてきたか。「のだめ」も「神童」も「いつもポケットにショパン」も「ピアノの森」も読み尽くしたし、世の中にはまだまだ他にもあるのだろうか、音楽漫画。----------------------------------------------------本日のピアノ練習メモ●新しいピアノのテクニック(上) #16~17●全調(長・短調)4オクターブスケール(両手・左手のみ)●ブラームス51練習曲 #07,#08#07:左手のみ思いつくままリズム変奏。#08:アルペジオ練習。ゆっくりテンポで丁寧に。●クラーマー=ビューロー60練習曲 #12#12:同音連打の練習本日から開始。クラーマーにしては珍しく4ページの曲。指使いを丁寧にさらい、まずはゆっくりと。●バッハシンフォニア #01~05#01~04:ノーミスで弾ければ1回ずつ。ミスした場合は再復習。#05:通して数回。●モーツァルト「ピアノソナタ ニ長調 K.311」全楽章:各楽章の荒削りな部分を丁寧にさらって。だいぶまともに弾けるようになってきたか?●モーツァルト「幻想曲」ハ短調 K.475通し練習、及びピウ・アレグロ以降の集中練習。まだまだ曲に慣れておらず。●シューマン「アラベスク」通して数回。●シューマン 子供の情景から#01,02,07.0901知らない国ぐに:ノーミスで弾ければ1回。ミスした場合は再復習。02珍しいお話:ノーミスで弾ければ1回。ミスした場合は再復習。03鬼ごっこ:テンポは遅くて構わないから、とにかく音ミスをなくして。07トロイメライ:ノーミスで弾ければ1回。ミスした場合は再復習。09木馬の騎士:通して数回。後半の左手指使いに気づき修正したところ、音ミス激減??●シューマン ウィーンの謝肉祭の道化から#04,#0504インテルメッツォ:十分に弾きこむこと。05終曲:左3連音符進行に対し右8分音符進行がスムーズでなく、変なリズムになってしまっている。終盤は譜読みレベルがまだまだ低い。部分練習をこころがけて。----------------------------------------------------本日のおさらい(ノーミスで弾ければ1回)●バッハインヴェンション #01~05
May 27, 2005
コメント(12)
指折り数えて待っていたクラシック音楽漫画「のだめカンタービレ」が今日、5月13日発売。楽天広場のピアノ弾きの皆さんの間でも愛読者が多いであろうこの漫画だが、例に漏れず、私は「のだめカンタービレ」に影響されすぎて、難曲にチャレンジしては玉砕を繰り返す、哀れなピアノ弾きである。さて12巻の読みどころは、コンセルヴァトワールでの新学期を迎えたのだめ(野田恵)だが、初見もアナリーゼもちんぷんかんぷん、受け狙いな演奏も先生からことごとくダメ出しされてすっかり気落ちしている。そんななか、指揮者修行の旅?から戻った千秋は無事にパリでの指揮者デビュー大成功。久々にのだめと千秋の笑える掛け合いに、思わず声を出して笑ってしまうこと間違いなしだ(私の馬鹿笑いが部屋中に響きわたってしまった)。なかなか進展しないのだめと千秋の間も少しは進展の兆しあり?芸術的なイマジネーション養うために美術館へ行くエピソードは、いろいろ考えさせられるものがあるうえ、アパート向かいの画家が、アパートからきこえる演奏をイメージして描く奇妙?な絵のエピソードあたりは、自分の演奏がまさかそんなふうに聞こえていただなんて、と我に返る話だったりもする(いや、画家の感性にもやや問題有りか)。そしてなによりも今回印象に残ったのがバッハ平均律クラヴィーア曲集に取り組むお話。感覚と本能だけでピアノを弾いていたあののだめがついに「対位法」の本に手をのばす・・・というあたりが彼女なりの成長ぶりを伺わせる。実はこの私、今の今まで対位法を真剣に勉強していない。それこそ「弾いて理解すれば良いか」な人だったのである。もう少しまじめに勉強しようか・・・、でないといつか大いなる壁につまずくこともあるかもしれない。いやはや、漫画を読んで考えさせられるだなんて、うむ、私にとっては立派な教養漫画となっているらしい。というわけでお馴染みの登場曲をあげてみよう。さて、早速弾きたくなる曲があるだろうか。今回はピアノ曲だけでなくオーケストラ曲も合わせて掲載した。・リスト「超絶技巧練習曲」から数曲(11巻登場曲と同様と思われる #01,#02,#05,#10)・シューマン「クライスレリアーナ」(但しこれはCDのジャケットのみ)・ラヴェル「マ・メール・ロア」 ・野田恵「もじゃもじゃ組曲」(残念ながらこれは現実世界には無し)・シューベルト「ピアノソナタ第16番イ短調D.845」・ベートーヴェン「交響曲」?番ピアノ連弾バージョン・武満徹「遠い呼び声の彼方へ」・シベリウス「交響曲第2番」・ベートーヴェン「ピアノソナタ」悲愴・バッハ「平均律クラヴィーア曲集第2巻」第14番ヘ短調BWV883・バッハ「平均律クラヴィーア曲集第2巻」第05番ニ長調BWV874あぁ、何度も何度も読み返していたら、己のピアノを練習する時間がすっかり無くなってしまったではないか。これから少々ピアノの練習をしてくることにしよう。とほほ実は、今年中にはバッハの平均律に手を出そうと思っているのに、シンフォニアの復習がなかなか進まないこの現状に少々めげている。私も自分のバッハで心を洗われたい。でも今の自分のバッハは心が荒みそうな予感・・・
May 13, 2005
コメント(26)
本日はまたまた音楽漫画の紹介である。それにしてもよく漫画ばかり読むものだ、と思われてしまいがちだが、音楽漫画から得られる未知な曲も多数あるのだ。というわけで、今回紹介する漫画は、1997年から1998年に双葉社の漫画アクションで連載された、さそうあきら著の「神童」である。「のだめカンタービレ」と並んで、音楽漫画としては有名な作品だ。実はもっと早い時期に読むつもりであったが、地元の本屋ではなかなか見かけずじまい。ようやく入手したのは、ちょうど左腕肉離れの診察を終えて病院から帰る途中の本屋であった。それはまるで「本でも読んで安静にしておきなさい。」とでも言うがごとく、全巻揃って並んでいたのだ。■天才ピアノ小学生と音大浪人生のお話「神童」漫画「神童」は主人公である天才ピアノ小学生 「成瀬うた」と音大浪人中である「菊名和音」をとりまくピアノストーリー。天才的な耳と腕を持ちながらピアノよりも野球が好きなうたと、なかなか思い通りにピアノが弾けずに悩む和音が出逢い、やがて、うたが和音にピアノを教えるようになる。話は、うたのコンクールエピソードや、和音の音大受験から大学生活エピソードが続き、物語の終盤ではうたの才能が世間で認められ、天才ピアニストとして将来を約束される。しかし、うたは自分の耳に異常があることに気づき・・・そうしてクライマックスへと話は進む。私はそれまで、さそうあきらの作品は手にとったことがなく、この「神童」が初めてであるが、読み手によって好き嫌いがはっきり分かれる絵に思える(個人的には、割と苦手な部類の絵だったりする)。ただ、そんなことを忘れさせていまうのが、「音」に対する描写の巧さではないだろうか。まるで、その音が実際に聞こえてくるような描き方をしているのだ。ただ、全3巻(文庫サイズ)のうち、1巻はほとんど野球エピソードで占められていたため、私は間違えて野球漫画を買ってしまったのか、と面食らったことを一応書いておこう。といっても2~3巻はピアノエピソードぎっしりなのでご心配なく。お馴染みのパデレフスキー版ショパンエチュードの表紙と8番の譜面が作品中に登場した時、私は思わずにんまりしてしまったり。あぁ、私って単純きわまりない。■「神童」の作者が選んだ作品BGMは実は、作品中ではエピソードで使用される曲を明らかにしていないものが多い。勿論、試験曲など会話のなかで「あ、この曲か」とわかる描写もあり、楽譜も一部描かれているのだが、きっと作者にとっては「何を弾いているか」が大事なのではなく、いかにその音を絵によって伝えるか、が大切なのではないかと思われる。といっても、巻末に各話のBGMとして、作者が選曲した曲が一覧として掲載されており、その曲のタイトルをみれば、作品中で使用された曲であることがわかる。・映像第2集から「金色の魚」(ドビュッシー)・歌曲「星の輝く夜」(ドビュッシー)・鳥のカタログから「ヒメコウテンシ」(メシアン)・鳥のカタログから「キガシラコウライウグイス」(メシアン)・「さすらい人幻想曲」ハ長調 Op.15 D760(シューベルト)・「即興曲」Op.142 D.935(シューベルト)・「幻想曲」Op.159 D.934(シューベルト)・「前奏曲」嬰ハ短調 Op.45(ショパン)・「24の前奏曲」第24番 ニ短調 Op.28-24(ショパン)・「ノクターン」第8番 変ニ長調 Op.27-2(ショパン)・「12の練習曲」Op.10第8番 ヘ長調 Op.10-8(ショパン)・「舟歌」Op.60(ショパン)・「24の前奏曲とフーガ」Op.87から第7番(ショスタコヴィッチ)・「水の戯れ」(ラヴェル)・「亡き王女のためのパヴァーヌ」(ラヴェル)・「ラ・ヴァルス」(ラヴェル)・「ピアノ協奏曲」(ラヴェル)・「火花」Op.36-6(モシュコフスキー)・「ラデッキー行進曲」Op.228(J.シュトラウス)・歌劇トリスタンとイゾルデから「愛の死」(ワグナー=リスト)・幻想小曲集Op.12から第6曲「なぜ」(シューマン)・「ピアノソナタ」第7番Op.83(プロコフィエフ)・ロミオとジュリエットから「モンターギュー家とキャプレット家」Op.75-6(プロコフィエフ)・「ピアノソナタ」第7番 Op.10-3(ベートーヴェン)・「ピアノソナタ」第16番 Op.31-1(ベートーヴェン)・「ピアノソナタ」第23番 Op.57(ベートーヴェン)・「ピアノソナタ」第32番 Op.111(ベートーヴェン)・「16のワルツ」第5番 ホ長調 Op.39-5(ブラームス)・「15の即興曲」第15番ハ短調(プーランク)・「ピアノ協奏曲第3番」(バルトーク)・「交響曲第5番」Op.64(チャイコフスキー)・「ピアノ協奏曲第20番」KV.466(モーツァルト)・「パルティータ第6番」 BWV.830(バッハ)・「ワルツ・カプリス」第1番 Op.30(フォーレ)一覧をみるとわかるが、いやはや難曲だらけ、しかも万人向けとは言い難い曲が多いのが特長だ。私もまだ聴いたことがない未知なる曲が幾つもあり、新たなる世界をみてしまったような気分である。それにしても、巻末の一覧をみて思わぬ誤植を発見してしまった。なんと、バッハの作品番号「BWV」が、誌面では「BMW」と掲載されているである。BMW・・・っておいおい、車?? と、まぁかなりお茶目な誤植だが、きっと次版では修正されているであろうことを・・・期待しておこう。私にとって最も未知な領域が「メシアン」なる作曲家。曲のタイトルをみると、それこそ鳥図鑑のようだ。いやはや、想像もつかない未知な世界である。実際に聴いたことがある人はいるだろうか。さて、こんな時でもふと左手に優しい曲はないか、と探してしまう自分に笑えるのだが、ラヴェルの「亡き王女のためのパヴァーヌ」あたりならば、それほど左手を酷使することなく弾けそうではないだろうか。数ヶ月前に、ちらっと弾いた記憶しかないので、覚え違いかもしれないが、少なくとも冒頭主題あたりは間違いなく弾けそうだと、ぼんやりと考えながら時間が過ぎていった。神童(1) ( 著者: さそうあきら | 出版社: 双葉社 )神童(2) ( 著者: さそうあきら | 出版社: 双葉社 )神童(3) ( 著者: さそうあきら | 出版社: 双葉社 )
Mar 16, 2005
コメント(10)
ピアノ練習に没頭できない、そんな現在の状態を利用して、ここぞとばかりに様々な音楽漫画を探してみた。そして今回見つけたのが、1996年から2001年にかけて白泉社の月刊ララに連載されていたマツモトトモ著の「キス」(単行本全8巻)である。このお話は、「のだめカンタービレ」や「いつもポケットにショパン」のように主人公が天才的な才能を持っていたり、音大やコンクールなどの専門分野ではなく、主人公はあくまでも普通にピアノを習う女の子。しかも、話の中心はあくまでも恋愛中心だったりする。登場する音楽も決してクラシックに限ったものではなく、割と幅広いジャンルから選曲されている。■音楽付き青春ラブストーリーの「キス」さて、かんじんの話であるが、主人公16歳の小川加恵は5年前からピアノ教室に通う女子高生。24歳の若きピアノ講師である五嶋柾桁からはいつも子供扱いされて不満げであるが、実は彼のことが気になってしかたがない。そんな想いに気づいてもらうべく、強引なキスから始まったこの恋は、さぁ、一体どうなる?。と、まぁいわゆる音楽付き青春ラブストーリー兼加恵の成長物語といったところである。ピアノ教室が舞台なので、当然ながらピアノを中心とした話ではあるものの、加恵のピアノの才能がどうのこうの、という話は一切なかったりする。しかし、ピアノ講師である五嶋柾行に関しては、ピアノエピソードも幾つか登場、一種のカリスマ性を感じたりも。全体において、加恵と五嶋の掛け合いがなんとも面白く、また、どこかほのぼのとさせてくれる。読んで一言、「あぁ、若いっていいな」・・・そう思ってしまう自分があまりに情けない。全体的に細いタッチの絵であり、キャラクターもみな整った印象を受ける(割と万人受けするのではないだろうか)。時々、登場人物をデフォルメしてすねた表情などを表現するのもとても可愛い。個人的には、線の細さとキャラクター性に、どことなく小手川ゆあ(おっとり捜査や死刑囚042などの作品を描かれている漫画家)に似たような感じを受けたりもするのだが、まぁこれはあくまでも私感である。タイトルからもわかるように、とにかくキス場面が多く(でも決して嫌みでなく、とてもキレイ)、更に恋愛話がストーリーの中心なので、そういった話が苦手な人にはあまりオススメしないが、私的には、いろいろな意味でもっと体当たりで生きたいな、と思わせてくれたお話であった。■「キス」に登場する曲たち作品中に登場する音楽たちは一部曖昧に掲載されていることもあり、どの曲を指しているのかがわからないものもあるので、とりあえずわかる範囲であげてみよう。・アヴェ・マリア (ブルグミュラー)・SAY YOU LOVE ME (パティ・オースティン)・曲目不明(ガーシュイン)・カノン(パッヘルベル)・CRY BABY (ジャニス・ジョップリン)・YOU ARE SO BEAUTIFUL(ジョー・コッカー)・Dancing In The Moonlight (BAHAMEN)・メリークリスマスミスターロレンス(坂本龍一)・主よ人の望みの喜びよ(バッハ)・ピアノソナタ「月光」 (ベートーヴェン) ※作者は読み手のお好きな月光を・・・と注釈有り・ラ・カンパネラ (リスト)・ボレロ (ラヴェル)・あなたが欲しい (サティ)・楽しみを希う心 (映画ピアノレッスンより)・セクシャル・ヒーリング (マーヴィン・ゲイ)・ポロネーズ・・・詳細不明 (ショパン)・キラキラ星 (モーツァルト)・ジェラシー (チャールズ&エディ)・カルメンより「ハバネラ」 (ビゼー)ピアノ教室が舞台ではあるものの、純粋なクラシックピアノ曲はかなり少なめ。しかし、マツモトトモさんが描くピアノ風景はとても爽やかで心に染みとおり、あぁ、ピアノを弾きたいな、という気分にさせてくれる。作品中に登場する「パッヘルベルのカノン」は、これまで何度も耳にしてきた曲なのに、私自身はまだ実際に弾いたことがなかったりするのだ。たまにはゆったりした気分でパッヘルベルのカノンあたりを弾いてみたい、そう思いながら本を閉じたのであった。さぁ、今日も少しはピアノに向かおう!!----------------------------------------------------本日のピアノ練習メモ(定例本練習)【左手負傷中により大幅に練習量削減中】すべて右手のみで練習●ハノン #01-20,#39#01-20,(各指の独立訓練)、右手のみで指慣らし。#39全長短調の4オクターブ音階を1回ずつ弾く(リピート有り)テンポ120●ブラームス51練習 #09ab,#07,#08ab#09ab:各指を広げる運動、1回#07:3度を4-1,5-1指で弾く運動、2回往復。#08ab:aの運動で指を慣らし、bでアルペジオの練習。aからbへと続けて弾くこと2回●クラーマー=ビューロー60練習 #09,#10#08:お休み(左手の状態が回復次第再開)#09:通して数回。#10:テンポ四分音符120/125/130にて左手パート録音と共に合わせる。現在のところ、テンポ130が限界か。あぁ、本物の左手と合わせたい。●シューマン 「クライスレリアーナ」#01,#05,#07第1曲:テンポ86で確実に弾けるべく練習。緊張感が切れるとすぐにミスしがち。もっと強弱をつけて。主題部と中間部の差をもっと考えて弾くのだ。第5曲:まだ後半部で苦手箇所あり。しっかりと進行を頭にたたきこんで。第7曲:中間部右手がコロコロと動く部分、現在はややねばっこくなっているのでもっと1音をはっきりくっきり弾いて。●バッハシンフォニア #01~#05#01,#03:(上声/一部中声)通し練習。ノーミスで弾ければ1回ずつ。ミスした場合は再復習。#02:(上声/一部中声)通し練習。#04:(上声/一部中声)通し練習。#05:本日から右手譜読み開始。この曲は全体にわたって装飾符がポイントの曲。まずはその装飾符を美しく曲中に盛り込めることを考慮して弾くこと。まぁ#05はいわゆる右手中心な進行なので現在の状態には丁度良いかも。----------------------------------------------------本日のおさらい(ノーミス1回コース・復習)●クラーマー=ビューロー60練習曲 #04,#07----------------------------------------------------本日の試し弾き(あくまで体験弾き)●なし
Mar 10, 2005
コメント(16)
「いつもポケットにショパン」(くらもちふさこ 著)が別冊マーガレットに連載されていたのは、1980年~81年の間。どうして当時、この作品を読んでいなかったのだろうと思い返してみたら、ちょうど己がクラシック音楽から気持ちが離れかけていた時期であった。私はかなり損な性格で、一度にあれもこれもとこなせない人間だ。というわけで、音楽に対してものめりこんだらそればかり、という悪いクセがあったのか、ある時期はジャズやフュージョン音楽ばかりに熱中し、クラシックはほとんど聴かず弾かずな時期が長らく、それも異常に長く続いていた。そして数十年後の現在、そのブランクを取り戻すかのごとく、クラシック(特にピアノ)の世界にのめりこんでいるというわけである。しかし、そう簡単にはあの星の数ほどもある膨大な量のクラシック音楽に触れることなんて出来るはずもない。そんな時に助けとなるのが、こうした音楽漫画やドラマ内で使われる音楽(先日の日記にリンクするわけだが)だったりする。たった1曲に出逢ったことがきっかけで、その周囲にある曲たちをも知り得ることになる、これを信じて。おっと、前置きが長くなってしまった。実はこの漫画「いつもポケットにショパン」、我が田舎町の本屋ではなかなか見かけない。いかんせん連載が80年代ということで、通常版コミックは既に廃刊となっていたようなのだが、2003年に再版されたため、本屋で見かけてもおかしくないはずなのだ。結局、こんな時こそ通販の力を借りねば、とようやく全4巻を手にいれた。■まさしく少女漫画の王道を感じさせる「いつもポケットにショパン」まず表紙を見て一言、「うわっ、まさしく少女漫画だ」。作画的にも昔懐かしい少女漫画を感じさせられるうえ、作者のやや"濃い"絵自身、少女漫画慣れした人には特に違和感ないものの、普段、少女漫画に触れないような人には、やや苦手とする画風ではないだろうか。(そういった点では、「のだめカンタービレ」は逆にこざっぱりしている印象を受ける。)主人公、須江麻子と幼なじみである緒方季晋を中心に小学生時代から話が始まる。互いの母親も若い頃からの友人で、麻子の母は現役ピアニスト。季晋の母は既に引退しているが、どうも二人にはなにやら確執めいたものが見え隠れする。そして、留学先のドイツで事故に巻き込まれた季晋が再び日本に帰国し、舞台は音高へ。麻子の季晋に対する想い、両親とのエピソード、毎月新聞音楽コンクールへの出場などのエピソードが中心に物語は進んでいく・・・というわけである。■他人の才能をねたむよりも・・・話のなかで、しばしば登場する妬みや嫉妬、それが男女間のみならず、音楽にも関わってくるあたりが、なんとも考えさせられる。音大や音高内(には限らないと思うが)でもしばしこの手の、他人の才能をねたむ話は聞くし、コンクールでは己の演奏のことより、他人がどれだけ失敗するかを願うかなんて話まで耳にする。これが音楽界の常識・・・でないことを私は願いたい。勿論、作品中ではそのねたみすら消し飛んでしまう演奏に、心洗われ、明日に向かえるという展開もあるのだが。それにしても私の場合は、ねたみが発生する前に自己嫌悪に陥るパターンだったりする。自虐性が強いのか、それはそれで情けない。まぁ、他人はどうであれ、自分だけの音楽がつかめればそれで良いと思う。しかし、特に日本のコンクールあたりは、審査員の好みに合わせて弾いたりしなければならないって、これは本当なのだろうか。「自分が表現したい音楽」は実績をつんでからやれ?ということなのだろうか。いやはや、音楽界にかかわらず、どの世界にも異端児はなかなか受け入れられない傾向にあるのか。ちょっと勿体ない。■作品中に登場するピアノ曲たちさて、登場するピアノ曲はネット上でも各所に掲載されているだろうが、まぁこれは自分へのメモ代わりということで。こうやって登場曲をあげていくことで、また弾きたい・聴きたい曲につながるだろうから。・ツェルニー40番練習曲#21(ツェルニー)・バラード第1番 Op.23(ショパン)・ノクターン第2番 Op.9-2 (ショパン)・ピアノソナタ K.332 第3楽章(モーツァルト)・ワルツ第10番 Op.69-2(ショパン)・ポロネーズ第1番嬰ハ短調 Op.26-1 (ショパン)・即興曲 Op.142-4 (シューベルト)・アベッグ変奏曲 ヘ長調 Op.1 (シューマン)・ピアノ協奏曲 第2番 (ラフマニノフ)・茶色の小瓶(アメリカ民謡)・無言歌から「狩りの歌」(メンデルスゾーン)・ピアノソナタ 第31番 変イ長調 Op.110 (ベートーヴェン)・12の練習曲 Op.25-11「木枯し」 (ショパン)・平均律クラヴィーア曲集第2巻16番 ト短調 (バッハ)・ピアノソナタ第3番ロ短調 Op.58 (ショパン)・クライスレリアーナ Op.16 (シューマン)というわけで、いくつかはもれているとは思うが、「ウォーリーを探せ」のごとく、全4巻のなかから登場曲をピックアップしてみた。すると、ショパンの曲がキーとなるものの、実際にはまんべんなく様々な作曲家の曲が登場しているのであった。個人的には、本選曲としてシューマンのクライスレリアーナがあげられていたことがとても嬉しいのだが、このお話はコンクールの第二次予選で幕を閉じているので、文字のみの登場だったり。こうして登場曲を見ていると、他の音楽漫画にも登場する曲がいくつか見受けられたりもして、しかもラフマニノフのピアノ協奏曲あたりのエピソードは、のだめカンタービレと多少かぶるイメージがある・・・ってこちらの作品のほうがかなり昔だったりする。あぁ、もっといろんな曲を聴いて、視野を広めたい、そう思いながら本日の日記はこれまで。----------------------------------------------------本日のピアノ練習メモ(定例本練習)●ハノン #01-20,#39,#41,#43#01-20,(各指の独立訓練)、まずは指慣らし。#39全長短調の4オクターブ音階を1回ずつ弾く(リピート有り)テンポ120#41全長短調アルペジオ、テンポ108#43属7アルペジオ●ハーモニックスケールハ長調,ト長調,ヘ長調,ニ長調,変ロ長調3,6度並進行/反進行:3オクターブ(調によっては2オクターブ)。●ブラームス51練習 #9ab,#07,07ab,#08ab,#17#09ab:各指を広げる運動、2回往復#07ab:3度を4-1,5-1指で弾く運動、2回往復。#08ab:aの運動で指を慣らし、bでアルペジオの練習。aからbへと続けて弾くこと2回●クラーマー=ビューロー60練習 #08,#09#08:通し練習後、17小節~24小節左手のみ部分練習。曲前半は左手含めて特に問題なく進めるのだが、どうしても曲後半の左手音が曖昧に聞こえてならない。もっと指の独立が必要なのか。#09:18~20小節のミスは改善されたものの、今度は最後4小節あたりの左手の動きが右手につられることがある。●ショパン エチュード Op.10,25Op.10-01:テンポ四分音符125/130/135/140で通し練習。ペダル有/無にて。どうも最近ミスが目立つのは何故?Op.10-12:テンポ四分音符110で通し練習。しばらくは左手の訓練用と割り切ることにしよう。Op.25-12:テンポ四分音符96で通し練習。32,33小節の進行の迷いはだいぶ改善されたものの、全体的にミスタッチが多い。●シューマン 「クライスレリアーナ」第1曲最近この曲に時間をとられすぎのせいか、ドビュッシーにまでたどり着けない。まぁある程度落ち着くまではもう少し熱中してみよう。テンポをあげると7,8小節の右手ミス発生率が上がる。中間部もまだミスタッチがいくつかあるので、気をつけること。ペダルを利用し、冒頭主題の左手バスを響かせてみると、なるほど先日聴いた演奏のような状態になる。●バッハシンフォニア #01~#03#01:ノーミスで弾ければ1回ずつ。ミスした場合は再復習。#02:25小節目の3拍~4拍の左・右手弾き繋ぎも部分的に弾けば良いのだが、やはり通して弾くとつまずくこと多々。25小節から徐々に範囲を広げながら部分練習を繰り返そう。#03:12小節の運指については指が慣れてクリア。しかし、弾き進むにつれてテンポがアップしがちな点は要注意。----------------------------------------------------本日のおさらい(ノーミス1回コース・復習)●クラーマー=ビューロー60練習曲 #04,#07●バッハインヴェンション #01~#15----------------------------------------------------本日の試し弾き(あくまで体験弾き)●なし
Feb 25, 2005
コメント(10)
新刊目当てに本屋をウロウロしていたところ、「ピアノの・・・」という文字が一瞬視界に入ってきた。なんだろう、と手にとってみる。場所は既刊コミックコーナー、今まで何度もこの棚を往復していたのに、全く気づかなかったのだが、今日に限って何故か目にとまってしまったのだ。(さて、これは吉と出るか凶と出るか)手にとった漫画は「ピアノの森」(一色まこと 著)、背表紙にアッパーズKCと書かれているが、「アッパーズってなんだ?」。それでも裏表紙に描かれたグランドピアノから、きっとこれはピアノ漫画に違いない、と惹かれるようについつい購入してしまった。あぁ、これを俗に言う衝動買いってやつだろうか。帰宅後、夕食のカレーをコトコト煮込みながら早速読んでみる。この「ピアノの森」は、講談社のヤングマガジンアッパーズに1998年より連載されていたものだが、単行本にして9巻を世に出し、その後休載してしまったらしい。おまけにこのヤングマガジンアッパーズ自体も休刊になり、話は途中で止まったままである。話は、ピアニストを目指す小学生、雨宮修平がとある小学校に転校してきたことから始まる。その街の森には捨てられたグランドピアノがあり、唯一弾けるのは一ノ瀬海(主人公)という少年のみ。ピアノな好きな二人は仲良くなり、彼らをめぐるピアノエピソードが繰り広げられる。ピアノコンクール出場、そして別れ、高校生になってから再会、と話は進んでいくわけだが、話はまだまだこれから更なる展開を・・・というところで、9巻が終わる。クラシック漫画の王道となった(と勝手に思ってる)「のだめカンタービレ」とはかなり異なった切り口と舞台で、こちらはもう少し生活臭さがまとわりつきながら青年漫画であることを認識させられるような一面を伺わせる。また、それほどピアノやクラシックの世界を知らない人が読むことも想定したのか、登場曲も有名な曲が中心。このあたりが、音楽のコアなファンたちを夢中にさせる「のだめカンタービレ」との棲み分けがなされているような気がする。作者の一色まこと、といえば深夜のアニメにもなった「花田少年史」の作者でもある。つまりキャラクターはあのとおり、良い意味で素朴で味がある印象を受けるが、ここらあたりは好き嫌いが分かれるところかもしれない。しかし、ピアノコンクールで一ノ瀬海が演奏したその表現力は、思わず心躍らせてくれたり。そして、日本におけるコンクールの現状をずっしりと感じさせてくれる場面は・・・重い。ではここで1~9巻までの登場曲を紹介しておこう。のだめと違って曲目数も少ないので一気に紹介できそうだ。一部、演奏エピソードのない、ただ文字のみの登場曲もあるので、実際に読んだ人のなかでも「こんな曲あったっけ」と思われる人もいるかもしれない。・茶色の小瓶(アメリカ民謡)・ラジオ体操ジャズアレンジ・ピアノソナタヘ長調 K.280(モーツァルト)・エリーゼのために(ベートーヴェン)・交響曲第5番「運命」(ベートーヴェン)・結婚行進曲(メンデルスゾーン)・子犬のワルツ(ショパン)・ハノン#01~04・平均律クラヴィーア曲集第1巻 #06 ニ短調 BWV.851(バッハ)・平均律クラヴィーア曲集第1巻 #13 嬰ヘ長調 BWV.858(バッハ)・15の練習曲 Op.72-5 ハ長調(モシュコフスキー)・15の練習曲 Op.72-6 ヘ長調(モシュコフスキー)・平均律クラヴィーア曲集第1巻 #17 変イ長調 BWV.862(バッハ)・平均律クラヴィーア曲集第1巻 #18 嬰ト短調 BWV.863(バッハ)・華麗なる大円舞曲(ショパン)・交響曲第9番「新世界」第4楽章/ユーロビートアレンジ(ドヴォルザーク)・サクラサクラ(日本古謡)・イギリス組曲 第2番 イ短調 BWV.807(バッハ)・イギリス組曲 第3番 ト短調 BWV.808から「メヌエット」(バッハ)・ハノン#41アルペジオ・ラ・カンパネラ(リスト)たまたま「ピアノの森」でネット検索したら、学研から同名の楽譜が出版されているではないか。しかし、漫画の「ピアノの森」とは関係はないらしい。----------------------------------------------------本日のピアノ練習メモ(定例)●ハノン #01-20,#39,#41#01-20,(各指の独立訓練)、昨日はおさぼりしてしまったので今日は一気に20番まで弾いて指慣らし。#39全長短調の4オクターブ音階を1回ずつ弾く(リピート有り)#41全長短調アルペジオ、ミスしたらしつこく繰り返そう。●ハーモニックスケールハ長調3度並進行/反進行:1~3オクターブまで。ようやく指も慣れてくれたらしい。ハ長調6度並進行/反進行:1~3オクターブまで。反進行はまだまだじっくり取り組む段階。●ブラームス51練習 #9ab,#05,#07,07ab#09ab:各指を広げる運動、2回往復#07ab:3度を4-1,5-1指で弾く運動、2回往復。07bはテンポを落として5回往復。#08ab:aの運動で指を慣らし、bでアルペジオの練習。譜面最終段の小節がどうしてもつまずきがち。ここだけ部分練習。●ツェルニー30番 28,29#28:OK#29:左手←→右手で音階をつなげる練習。両手弾きで、いかにも片手で音階を弾いているような自然なつながりが要求される。最初はゆっくり確実に。●クラーマー=ビューロー60練習 #04,#06#04:まずはテンポ95で復習。その後、100,105とテンポアップしていく。105でミスタッチがなきよう何度も繰り返す。#06:上記同様、テンポ95で復習。確実に弾けることを確認し、100,105とテンポアップ。105にて後半やや曖昧な進行になってしまったため、明日も105で練習。●バッハインヴェンション #08,#10~#15#08,#10~#13,15は再復習。#14:そろそろOKといいたいところだが、やはり左手32分音符の粒が気になる。もう少し練習しよう。●ショパン エチュード Op.10,25Op.10-01:まずはテンポ四分音符120/125で通し練習2回。125でも多少ミスタッチが発生するので、テンポ100,105,100と徐々にテンポを替えて繰り返し練習だ。それにしてもこの曲、何度も練習しているとかなり疲れるうえに、何故か目が乾燥気味になるのは何故?そんなに目を見開いて弾いているのか。Op.10-12:15~18小節を部分練習後、通しで5回ほど練習。中間部の左手もなかなか粒が揃わない。ゆっくり弾けば弾くほど粗が目立つ。Op.25-02:右手強化のためにこの曲も続けよう、というわけで通して2回。しかし、必ず曲中、再現性のないミスタッチが発生するため、まだまだ右指が回っていないのか。●カスキ 「秋の朝」中間部から最高潮の32小節まではたどたどしいが、少しずつ抑揚をつけながら、曲に色合いをもたせていく。弾きながら自分が癒される曲ってなんとも幸せだったり。----------------------------------------------------本日のおさらい●なし----------------------------------------------------本日の試し弾き●リスト 12の練習曲から#09そろそろ本練習に加えるか、そのまま譜読みして終わるか・・・右手32分音符で駆け上がる部分、もっと自然に弾きたい。もう少しマイブームにしたがって弾いてみよう。
Jan 19, 2005
コメント(8)
全国クラシック音楽漫画ファンが待ちに待った日、そう、1月13日は「のだめカンタービレ 11巻」の発売日。楽天日記仲間の間でも、カウントダウンまでして待っていた人も数名いたようないなかったような?そのくらい、クラシック音楽ファンを魅了した漫画である。たかが漫画なんて言うなかれ、音楽の専門用語はバシバシ登場するわ、様々な名曲が登場するわで、音楽に対する知識だって増えてくれるから、ホントに嬉しい読み物である。私ったら、朝から経理ソフトとにらめっこしながら、いつ本屋に出向くか、時間ばかり気にする始末。そうして手にした11巻は、やはり期待を裏切らない面白さであった。まだまだこれから読む人も多いと思うので、あらすじ・感想は割愛させて頂くとして、11巻で登場する曲たちを眺めながら、いつか弾きたい曲は無いかな、と物色してみる。11巻の前半は指揮者コンクールの話題なので、オーケストラや協奏曲たちばかりであるが、後半になると、ぽつぽつとピアノ曲も登場。(登場曲についてはフリーページにも掲載中)・リスト 超絶技巧練習曲 第1曲「前奏曲」/第2曲イ短調/第5曲「鬼火」/第10曲ヘ短調・スカルラッティ ソナタ ヘ長調 K.525(L.188)これが11巻の主なピアノ曲だが、なんとまぁ、リストが多いことといったら・・・「まだ手が出せないなぁ」そういえば、ちまたで「鬼火」がはやりかけているような気もするのだが、当分の間、私は「聴くだけ」に徹するしかないだろう。ピアノを再開してから、いや、学生時代もリストはほとんど手を出していなかったので、私にとってリストは遠い遠い存在なのである。(あぁ、せいぜい愛の夢を少しかじった程度か、それも愛の夢ではなく「哀の夢」と化していたのだが。)中級程度の技量で弾けるリストの曲って、何か無いだろうか。・・・ってリストの前に、まずは先日買ったメトネルの楽譜を読はねば。それにしても、こうして漫画やドラマ、映画などに影響されて「未知な曲」が「弾きたい曲」へと変化していくのはなんとも嬉しい。----------------------------------------------------本日のピアノ練習メモ(定例)●ハノン #01-10,#39,#41#01-10(各指の独立訓練)、まずは指慣らし。#39全長短調の4オクターブ音階を1回ずつ弾く(リピート有り)#41アルペジオ、(ハ長調,イ短調,ヘ長調,ニ短調,変ロ長調,ト短調,変ホ長調,ハ短調,変イ長調,ヘ短調,変ニ長調,変ロ短調,変ト長調,変ホ短調,ロ長調,嬰ト短調)●ハーモニックスケールハ長調3度並進行/反進行並進行はスムーズなのに、あぁ、どうして反進行は運指に気をとられて先に進まないのか。本日も2オクターブであたふた中。とにかくもっと頭を使うのだ。●ブラームス51練習 #9ab,#05,#07,07ab#09ab:各指を広げる運動、2回往復#05:オクターブ移動訓練、2回往復。#07:3度を4-1,5-1指で弾く運動、2回往復。#07ab:#07の応用(両手別の進行)、2回往復。●ツェルニー30番 27,28#27:OK#28:同音和音連打の練習だが、やはり腕に余計な力が入ってしまうのか、非常に弾きづらい。まずそこから改善が必要か。●クラーマー=ビューロー60練習 #04,#06#04:5~11小節を繰り返し練習。及びテンポ四分音符100で通し練習。本当に納得できる演奏が出来る日が来るのか#06:5,6小節、13,14小節の左手各拍の5指、思いっきり譜面の読み違いをしているではないか。正しい音で弾くと5指押さえたまま1オクターブ上の音を含めた16分音符を弾くと、どうしても曖昧になってしまい、辛い。●バッハインヴェンション #01~#15#01~#13はノーミスで弾ければ1回ずつ。ミスした場合は再復習。#14:まとめ段階。左手の32分音符まだ慌て気味なところがあるので注意→今日も変わらず#15:まとめ段階。●ショパン エチュード Op.10,25Op.10-01:テンポ四分音符125で通し練習3回。とにかくミスタッチがなくなるまでひたすら練習。Op.10-04:テンポ四分音符120/125で通し練習数回。やはり昨日に引き続き39~46小節は以前弾けていたことが出来ていない。練習不足だろうか。部分練習を繰り返す。Op.10-12:リズム替えと、左手全てアクセント付きで練習。Op.25-02:通し練習数回。●カスキ 「秋の朝」通し練習数回。29~32小節はどうしてもつまずくため、その都度部分練習し、再び通しで。●バッハ=小林 「シャコンヌ」後半部、アルペジオでミスタッチする箇所があるので、慎重に正確に。本日、ドビュッシーとシベリウスはおやすみ。
Jan 13, 2005
コメント(6)
全18件 (18件中 1-18件目)
1