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Dec 19, 2005
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日曜日に、全音の市田儀一郎校訂版のバッハ「フランス組曲」の楽譜を買い、さぁ、後は実際に練習する日が来るのを待つだけだと、まずは冒頭の解説を読んでみる。実はいまだ春秋社版をベースに進めるか、それともいっそのこと、全音の市田版を中心に勉強するか、悩んでいた。はたまた、ヘンレ版ベースに各版を参照する手も十分考えられる。

フランス組曲はもともと「アンナ・マグダレーナ・バッハの音楽帳」の第1巻に一部含まれていたもの、という話はつい先日の日記で掲載したとおりであるが、それには1~5組曲までしかなく、第6組曲まで含まれた形での楽譜は、

(1)バッハの弟子であったJ.C.アルトニコルの筆写による伝承版(装飾符少なめ)
(2)その伝承版に対して更にバッハ自身や弟子たちが多々の装飾符など手を加えた発展版


がある。ベーレンライター原典版においては、前者(1)をA稿、後者(2)をB稿として両方とも掲載されているのだが、今回購入した全音の市田儀一郎校訂版は、ベーレンライター版のB稿を底本をして(また、日本人の手に合った運指検討がなされている)いるため、装飾符が非常に多い。

(ヘンレ版は(1)を底本としているとの解説もあった。井口版は不明?)

つまり、あまり装飾符が多いのは好きではない、という人には、この市田版はあまりお勧めできないということになりそうなのか?。確かにこれから勉強するフランス組曲第1番のアルマンドの譜面について、春秋社井口版と全音市田版を見比べると、装飾符の数は確実に市田版の方が多い。装飾符の数が多いだけでも、グンと難易度が高く感じるのは気のせいか。

フランス組曲第1番アルマンドの装飾符数(トリル・モルデント等)
・春秋社井口基成校訂版 16箇所
・全音市田儀一郎校訂版 26箇所


しかし、心配するなかれ。市田版における装飾符は、バッハの早期稿における簡素な装飾とその位置、その後に手を加えた華美な装飾が見分けられるように大小区別して掲載されているので、最低限、簡素な装飾だけで進めることも出来る。


更に、つい先日の日記にて、フランス組曲に登場する各舞曲について簡単に説明したのだが、なんと舞曲解説も全音市田版に掲載されているではないか。まぁ、調べ損なんていうことはないが、春秋社版にはその手の解説がひとつも無いため、やはり市田版のようにある程度解説が掲載された楽譜は、読み物としても勉強になるものだ。


では、どうして春秋社の井口版にこだわってしまうのか。それは、ピアノという楽器ならではの表現のひとつ、強弱記号が掲載されているため、曲の全体像のイメージが比較的つきやすいという点にある。ただ、これも人によっては不必要だと言い切る意見もある。ここまで来ると、バッハという音楽への取り組み方に発展してしまいそう、且つ、それのどれが正しいとか、間違っているとかは全く言えないので、このへんでやめておこう。

それにしても、楽譜の版であれこれ悩むって、すごく大変なのだけど、実は結構ワクワクしている。

バッハ:六つのフランス組曲 〔全音〕 バッハ集 3〔春秋社〕 J.S.バッハ:6つのフランス組曲 〔全音〕
バッハ集3(春秋社) ベーレンライター原典版(全音)
【ヘンレ原典版輸入楽譜】バッハ/フランス組曲
48 バッハ フランス組曲 〔音楽の友社〕
ウィーン原典版(音楽之友社)






先日買ったアンドラーシュ・シフの「フランス組曲」を聴いてみた。なるほど、これは叙情派シフのバッハそのものである。これは確かに好みが分かれるかもしれない、というのが第一印象。ここのところ、園田高弘氏の硬質なイギリス組曲をよく聴いていたせいか、それはあまりに別次元のバッハにきこえてならない。しかし、シフのロマンチックバッハ(という言葉がピッタリ)を好む人も結構少なくないのではないだろうか。個人的にはついついバッハに凛々しい感情を求めてしまうため、もう少し硬質なフランス組曲を聴いてみたいところだ。

でも優美で叙情に満ち満ちたバッハのフランス組曲を聴きたい、という人にはシフの演奏はピッタリかもしれない。まぁ、これが私なりの印象だが、素人の戯言と思って聞き流して欲しい。


◆ ◆ ◆ ◆ ◆



いっそ、居間にピアノを引きずって来たくなる衝動にかられること多々・・・それもどう考えても叶わず。

今年の寒さはハンパではない、その寒さの前に私はどうにも太刀打ちできそうにない。

今日も半天と厚手のセーターやらを着込んで雪だるまがピアノに向かっているような状態、しかも、セーターの袖口が長いせいか、鍵盤を叩く指に袖が引っかかってイライラ。腹が立って袖をぐいっとまくって練習すれば、さ・・・・寒い。

ピアノを弾いていれば自然と温かくなるはずなのに、ここのところ、ずっと寒いままなのは、それだけ寒いから?それとも単に私の練習力が足りないから?いずれにしても、とほほである。

偶然にもこの日の占いには「気持ちばかりが先走り、行動がともなわない日」と・・・
なんかちょっとむかつく。




【本日のピアノ練習メモ】
本日のメイン練習
●ブラームス51練習曲 #07~#10,#15,#16a
#07(3度を4-1,5-1指で)#08(アルペジオ)#09(指広げ)#10(5指押さえ指均一)#15(3指押さえ指均一)
#16a(4指押さえ指均一),#16b(3指押さえ指均一)→今日から開始
●全24調4オクターブスケール

●クラーマー=ビューロー60練習曲 #22,#23
#22:左手のための練習(右3-4トリルも鍛える)。弾きこみ段階。現時点ではこれが限界・・・もう数日弾きこんだうえでとりあえず終了しよう
#23:本日から譜読み開始。今日は軽く譜面に沿ってゆっくり弾くことから始める。この曲にはとりあえず#22のような苦手箇所は(今のところ)見当たらないので、テンポ良くキビキビと弾くことを目標にしよう。

●バッハ シンフォニア #10~#15
#10~14:おさらい
#15:弾きこみ段階。32分音符進行を自然に凛々しく、あと数日様子をみて・・・おしまいの予感。

●ショパン 24の前奏曲 Op.28 #05,#16
#05:弾きこみ段階。→おさらいモードへ移行
#16:テンポ四分音符126でひたすら弾きこむ。ペダリングもそろそろきちんと検討しよう。

●ショパン ノクターン第13番 Op.48-1
通し練習と後半の苦手部分を取り出して。例の70小節もだいぶ安定してきたので少しずつ進歩がみえてきたようだ

本日のおさらい
●クラーマー=ビューロー60練習曲 #10(両手),#8(左手),#16(3-4-5指強化),#19(右分散音型),#20(左分散音型)
●ショパン 24の前奏曲 Op.28-1,4,7

今日の語呂合わせ練習
→おやすみ






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Last updated  Dec 21, 2005 10:42:18 AM
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