どろぎつねのポンコツペダル

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2021.07.25

五輪ロードレースを2日間見た。 2021/07/25

カテゴリ：自転車関連

昨日、今日と天気はそこそこだったが、自転車には乗らず。
五輪のロードレース、男子、女子をずーっと見ていた。

テレビで放送されれば録画して夜に見るということができるのだが、
ネット配信なので、リアルタイムで見るしかないかと。

gorin.jpのサイトには、動画で「フルマッチ」のとこにサッカーやソフトの試合がフルで見られるようになっているようだが、7時間もあるロードレースをフルで後から見られるようにはしないだろうなぁーと。
(追記 2021/0726)
NHKプラスとかいうサイトでは、見逃し配信があるみたい。
あ、あった、男子・女子のロードレースがノーカットでアップされているゎ。
NHKプラスは普段はユーザ登録が必要らしいが、オリンピック・パラリンピックの競技は、すべて何の登録も必要なく見られるようにしたらしいよ。
しかし、放送もしなかった男子・女子のロードレース、見逃しってなんかおかしいよねぇー。
あ、NHKがこの競技の存在を見逃してたってことか！

昨日が男子ロードレース、今日が女子ロードレース。

しかし、このネット配信、解説が英語だけなのだ。
デフォルトのモードでは、何の解説もない、ただ現地の音が聴こえてくるだけ。
えーっと思いながら見ていたが、この静けさが何とも言えず、だんだんと心地よくなる。

わしみたいな趣味で乗っているおじさんレベルには、化け物みたいな筋力を持った男子選手より、女子選手のフォームを手本にする方が良いというはいろんなスポーツでよく聞く言葉だ。

さらに、女子ロードレースというものを、そもそも見たことが無かったゎ。
女子ロードレースのコースは男子のコースよりは距離も獲得標高も控えめに設定されいる。
マラソンとかは男女同じ距離なのにね。

これは、どうやらトイレ問題とかがあるとかないとか。
男子ロードレースを全部見ていると、時々選手が道端で用を足している姿が見られる。
そりゃ、6時間も走りっぱなしで、水分も取りまくるからねー。
が、女子はそうもいかないという面がある。
ネット上では、乗ったままやってるんだよとかいう書き込みもあるが、真偽は不明だ。

体力的に、男子のあの難コースは無理じゃないかということもあるのだろうか。
勝手な想像では、ま、同じコースだと時間も掛かり過ぎるし、女性の方が我慢強くて頑張ってしまい危険な状態になるリスクが大きいのかもと思ったりする。

コース全長が130㎞程だが、ほぼ最初から逃げに出て、結局逃げ切ってのゴール、大逃げを成し遂げてしまったのだ、 ~~オーストラリア~~ の選手が。
~~オーストラリア~~ じゃなくオーストリアの選手枠は一人だったようなので、誰のアシストもない。
さらに、この選手はプロチームに所属している訳でもないようだ。

金メダル候補は、オランダの選手（オランダは3人ほどの枠だったような）だったが、2位。

何やら、そんな先に逃げていた選手がいたことを認識していなかっただのと言っているという書き込みがいっぱい上がっている。
オランダチーム大失態だとか、メイン集団のすべてがわかってなかったとか。

プロチームのレースと違い、五輪では無線が使えないので情報が入ってこないとも。
でも、昨日の男子ロードレースでは、オートバイに乗った人がホワイトボードを持って情報を選手に伝えていた光景を覚えているので、知らなかったとは思えない気もするが、見ていなかったのか。

ただね、こういう話が出て来ると、メイン集団が本気で追走したら追い着いていただろうとかっていう話も出てきかねないんだよね。
それは、優勝した ~~オーストラリア~~ じゃなくオーストリアの選手に失礼だよね。

タラレバは無いし、そもそも無線で情報は与えられ、指示されたように走ってることに慣れ過ぎて、自分で周囲の状況を察知する能力や判断力が足りなかったのではないかと思ったりする。

同じ国のチームメイトがいるなら、ボトルを取りにサポートカーまで下がるアシストにこういう情報をもらってきてくれって指示もしなかったのだろうか。
はたまた、何人逃げていて、何人吸収したから、今逃げているのは何人だという引き算もできなかったと言われてしまいそうだな。
なんてったって、優勝したオーストリアの選手は、数学の博士号まで持っているらしいからね。

ま、いろんな意味で波乱が起きたのだろうが、あんな大逃げを見れたのはとても面白かったし、
優勝したオーストリアの選手には大拍手を送りたいと思ったのでした。

男子ロードレースは、やっぱ、すごいね世界のトップ選手は！
新城選手は35位でしたが、頑張って登ってる姿、とてもよかった、お疲れ様でした。
オリンピック前のインタビューかなんかで、出場メンバーを見ると30位以内は中々難しいかもと言っていたようですが、かなり冷静な分析なんだなーと。

200㎞もの距離で脚を消耗し合ってきて、さらにあの激坂である。
ここでペースをさらに上げて来る選手、もう脚が、とズルズルと遅れだす選手、どちらにも拍手を送りたくなるわしの好きな光景なのである。

新城選手のゴールシーンも良かった。
10数人の集団でホームストレートに入って来た。
最初は、集団の後ろの方に新城選手がいたのだが、何やら、みんなが新城選手を真ん中にして取り囲むようにして走っている。
ゴールが近づいてくると、隣の選手が新城選手の背中を押して前に行くように促しているように見えた。
「ほら、お前の国のオリンピックだ、前に出ていいとこ見せてやれよ！」
「え、いやぁー、そんなぁー」
「ほら、ほら、最後は前でスプリントごっこしろよ」
「そ、そう、じゃぁ、ちょっとだけ」
そうして、遠慮がちにスプリントごっこをしてゴールした新城選手、拍手、拍手、涙出て来るねー。

あ、この会話はわしの勝手な想像でーす。
でも、そんな感じに見えたんだよねー。

ちなみに、240㎞、獲得標高5000mの男子コース、6時間程で選手はゴールしていたが、
わしが走ったら、たぶん3日は掛かる、まちがいない。

わしの最長記録が、140㎞、獲得標高2400m程を15，6時間掛かっているから、1日で約半分しか行けない、2日目は使い物にならない脚では、1日目の半分がいいところだろう、だから3日は掛かる。
でも、いつかはあの三国峠とかいうところ、登ってみたいねぇー、富士山の見える快晴の日に。

自転車には乗らなかったが、なんかいっぱい走った気持ちにはなれた2日間であった、
ちゃんちゃんと。
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