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ハチミツを巣ごと食べる『巣蜜(コム・ハニー)』の大きいものを作らせよう との蜂友Eさん
の提案で、昨年巣枠を手作りし巣箱の中に入れてみましたが、蜜蜂たちは何の見向きも
せず巣蜜を作ってくれませんでした。
原因はやはり巣礎無しではこの枠内に巣を作らないようでした。
よって今年は巣枠の各内部に巣礎をSETしてみることにしました。
ミツバチは巣房におさめたハチミツを、自身が羽ばたきなどによって余分な水分を
飛ばすことで糖度を高めていきます。
水分が飛んで糖度78%以上になると、腹部から分泌するミツロウでハチミツが
詰まった巣房にしっかりとふたをします。淡雪のような白いミツロウでふたをした
ハチミツは、自然の花の香りと蜜がぎゅっと閉じ込められているので、初めて食べたとき
その風味の良さがすばらしいのです。
小さな細い釘をホームセンターへ行ったついでに購入してきました。
これを巣枠の縦棒に上下2本ずつ打ち込みました。
欧米では古くからこの巣のままのはちみつ『巣蜜』が好まれてきているようです。
蜂の巣は、はちみつと花粉だけが原料となって、若い働き蜂によって分泌されるものです
から、このまま食べられることはもちろん遠心分離器にかけたものとは異なり、ロイヤル
ゼリー・プロポリス・花粉の成分のカルシウム、鉄分等のミネラルやビタミン群が巣の壁に
たっぷりと付着しているのです。
極力巣枠内に作ったままの大きさで取り出したいため、針金を張るのはやめました。
取り出すときに針金の部分で割れてしまうのがいやなのですが・・・。
そして購入した1枚の巣礎を6枚に切り分け、大きさをハサミでカットし調整しました。
巣礎の拡大写真です。見事に西洋ミツバチ用の大きさの巣の形にプレスされています。
そして巣の真ん中には裏側の巣用の6角形が透けて見えています。
後は一昨日の巣礎張りと同様に、半田ゴテ式埋線器を使い、釘を巣礎の蝋の中に
埋め込んでいったのです。
春になり群勢が高まってきたのを確認したら、チャンスを見てこの『巣蜜』用巣枠を
巣箱の中に入れてみたいと思います。
旨く蜜を貯めて各巣が蜜蓋を造り、下記の写真の如き『巣蜜』が完成すればと思っている
のです。
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20060716_sumitu/ より