JINさんの陽蜂農遠日記

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2017.11.14
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​​ 【四国八十八箇所霊場巡り ブログリスト】 👈リンク​​

86番札所:志度寺

11号線を走り、志度湾に出て直ぐに道の駅「源平の里むれ」に立ち寄る。

「源平の里むれ」は、源平屋島合戦の古戦場として有名な場所に位置し、海を望む風光明媚な

道の駅。

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海岸沿いの広場には石のモニュメントが展示されていた。

「風を呼ぶ」佐藤幸子 作。

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「門ーMUSE LOVE」川島猛 作。

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志度港を望む一角にある駐車場に到着。八栗寺から8km、15分の場所。

志度寺 境内配置案内図。 

仁王門をくぐり、参道を進むと正面に薬師堂、その左に閻魔堂があり、さらに大師堂がある。

本堂は大師堂の左にある。納経所は仁王門をくぐって右を進むとある。 

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我々は駐車場から近い裏口から志度寺境内へ。

奪衣婆堂(だつえばどう)。

奪衣婆というのは、三途の川のほとりにいて、亡者の着物を奪い取る鬼婆のこと。

奪い取られた着物は、衣領樹(えりょうじゅ)と呼ばれる木の枝にかけられ、その枝の垂れ具合で

亡者の生前の生前の罪の重さを計るのだと。

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五重塔。

五重塔は、高さ33m。1973年から着工され、1975年5月に落成。

地元出身の実業家竹野二郎によって寄進されたと。

四国八十八ヶ寺の中で、五重塔があるのは竹林寺、本山寺、善通寺、志度寺の4ヶ所だけと。

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五重塔は、擬宝珠高欄を付した縁をめぐらし、中央間板唐戸、脇間連子窓、

中備えは三間とも間斗束。

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鐘楼。

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本堂。

本寺の縁起によると、志度浦にたどり着いた霊木を凡薗子尼(おおしそのこに、智法尼とも)が

草庵へ持ち帰り安置し、その霊木から本尊(十一面観音)を造立し、堂宇が建立されたという。

創建は626年(推古天皇33年)のこととされている。681年(天武天皇10年)には藤原不比等が

堂宇を増築し、「死度道場」として名づけたという。不比等に関わる「海女の玉取り」伝説は

謡曲などでも知られる。また、693年(持統天皇7年)には不比等の子・藤原房前が行基とともに

堂宇を建立し、寺名を「志度寺」に改めたと伝えられている。

室町時代には四国管領の細川氏が代々寄進を行い繁栄するが、そののち戦乱により寺院は

荒廃する。藤原氏末裔の生駒親正による支援などを経てのち、1671年(寛文10年)、

高松藩主松平頼重の寄進(本堂・仁王門)など、高松藩主松平氏により再興された。

補陀洛山 清浄光院 志度寺(ふだらくさん せいじょうこういん しどじ) 

宗派  真言宗善通寺派

本尊  十一面観音  

創建  推古天皇33年(626年)

開祖  凡薗子尼(おおしそのこに)

所在  香川県さぬき市志度1102番地

本尊真言 ”おん まか きゃろにきゃ そわか” 

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大師堂。

初老の外国人の歩き遍路の御夫妻に一期一会。

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三尊仏。

『高松藩初代藩主 松平頼重公が三人の近習を弔うために建立した三体の仏像

(中央は阿弥陀如来、左は観音菩薩、右は薬師如 来)。

頼重公が若い頃、些細なことから三人の近習、甲賀八太夫、甲賀五左衛門、大西主膳に切腹を

命じた。家老が、三人ともま だ若く、将来は藩のためにも役立つこともあろうから一命だけはと

助命嘆願したが、頼重公は一向に聞き入れず、三人は切腹 して果てた。

それから何年かの歳月が流れ、晩年になった頼重公は、若いときの短期で三人を切腹させたことを

深く後悔した。

そこで、隠居後の住まいであった「お山御殿」石清尾八幡宮の南=宮脇村(現高松市宮脇町)に

三人の供養のための三尊仏を 作って安置し、朝な夕なに冥福を祈った。

お山御殿が取りのけになり、三尊仏が残っていたのを、元禄十五年(1702)当時の志度寺住職

「同性(どうしょう)」が、藩に 願い出て、志度寺の境内に移転した。 』と説明板に。

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薬師堂。

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納骨堂。

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中門。 

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仁王門。

三棟(みつむね)造りと云われる東大寺転害門(てがいもん)と同じ構造で、寛文建築の特徴を良く

著している。円柱の本柱四本の前後にそれぞれ四本ずつの控柱があって、三間一戸八脚門、

切妻造り、本瓦葺で、本堂と同時期建立の木割りの太い八脚門である。

天正11年(1583年)讃岐に進攻した土佐の長宗我部元親が、山門を潜ろうとした時

急に馬が動かなくなった。不思議に思って元親が両脇の仁王像を見ると、「後光」が

さしていたので部下に命じ、志度寺を焼く事を禁じ、恭しく寺仏に礼拝して古高松に

引き上げたと伝えられると。

仁王門には運慶の作といわれる木造金剛力士立像が立っており、巨大わらじがぶら下がっていた。

これは讃岐藩主、松平頼重により寄進されたもので、全国的にも珍しい三棟造りとなっていて、

重要文化財に指定されている。

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両像共に桧材の寄木造り彫眼の像で、写実的に表現された大作で、豪快。

像高は口を大きく開けた阿形(あぎょう)が304cmで、口を結んだ吽形(うんぎょう)は

325cmであると。

金剛力士立像 阿形像。 

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金剛力士立像 吽形像。 

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境内は緑豊か。 

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境内には心安まる美しい顔の石仏が。観音様? 

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隣にも。薬師如来様?  

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悲願金剛地蔵菩薩像。

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手水舎。 

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閻魔堂。

閻魔堂は、高松藩初代藩主・松平頼重公が寄進した堂で、その名の通り閻魔様を

お祀りしている。

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毎月この日・17日は閻魔様に会える日であった。

写真の中央が閻魔様。左右にいるのが従者で、向かって右側が「司命(しみょう)」という

罪状を読み上げる係で、左側にいるのが「司録(しろく)」という、判決文を記録する係だと。

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よく見ると閻魔様の頭に仏頭が。

嘘をつくと閻魔様に舌を抜かれると、子供の頃祖母から。

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四国八十八ケ所光明真言一億萬遍塔。 

四国八十八カ所のご本尊が刻まれていた。

仏の徳の光が遍く届くようにとの強い願いが込められている石碑である。 

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境内には屋外専用蚊取り装置が。

プロパンガスの燃焼によって発生した二酸化炭素を、特殊スクリーンを通し蚊の嫌う成分を

取り除き、地表に向けて放出。

空気より重い二酸化炭素は広範囲に拡散して、蚊をおびき寄せるようであった。

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賀茂社と天神社?  

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南無阿彌陀仏と刻まれた石仏。 

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古跡 海女の墓。

海女だった不比等の妻が宝珠を龍神から取り返した伝説は能や謡曲でも有名と

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藤原房前(藤原不比等の次男)が母のために建立したと言われる「海女の墓」。

命日である旧暦の6月16日には、「志度寺の十六度市」が開催され、年に一度、本尊の御開帳も

行っていると。 

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生駒親正墓塔(いこまちかまさぼとう)。 

白色の角礫凝灰岩で作られた、総高2.78mの墓塔である。墓塔に刻まれた種字は

風化が著しく消滅している。

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生駒親正は美濃国に生まれ、織田信長に仕え、のち豊臣秀吉に従って戦功をたてた。

天正15年(1587)赤穂6万石から讃岐17万石の領主となる。親正は地元郷士を重用して

善政をしき、高松城・丸亀城を築いて、今日の高松の基礎をつくった。

慶長8年(1603)2月13日、78歳で生涯を閉じた。

生駒家は志度寺を崇敬し,寺領を寄進したり、定め書を下して当寺の興隆をはかる。

三代正俊は慶長15年(1610)に、母永福院とともに、親正の菩提を弔うために、海女の墓の

東方に五輪塔を建てた。高松の弘憲寺にも親正の墓があると。 

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高浜年尾(虚子の長男)の句碑。

「盆に来て 海女をとむらう 心あり」。  

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納経したという証として「納経所」で納経帳に印・「お納経」を頂きました。 

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そして御本尊様の分身・御影(おみえ・おすがた)も頂きました。  

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87番札所:長尾寺

志度寺から長尾寺は3号線を南下すること7.5km、15分。

途中、讃岐うどん屋で遅めの昼食。 

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セルフでかき揚げとゲソ揚げを。 

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そして今回の遍路の最終目的寺の87番札所:長尾寺に到着。 

長尾寺経幢( ながおじきょうとう ) 

経幢は、経文を埋納保存する施設、もしくは供養の標識として鎌倉時代中期頃から

つくられるようになった。長尾寺のものは屈指の古さを誇ると。

山門前、向かって左側の覆屋の中に立っている経幢。

幢身の北面に「弘安六年(1283)歳次、癸未七月日」の紀年銘が刻まれ、

鎌倉時代の弘安六年(1283)に奉納されたことがわかると。

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向かって右側の覆屋。幢身の北面に「弘安第九天(1286)歳次、丙戌五月日、

大願主、大工・・、・・・」と刻む。弘安九年(1286)に奉納されたことがわかる。

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仁王門。

日本三大名門の1つという。寛文10年(1670年)建立とされ、三つ棟木という珍しい工法で

知られる。

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阿形像。 

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吽形像。 

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長尾寺 境内配置案内図。

仁王門をくぐって正面に本堂、その右に大師堂がある。納経所は本堂の向かいにある。 

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門をくぐる真上には吊り梵鐘が下がっていたが、綱は無く。

どの様に打つのであろうか? 

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楠の大木。 

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手水舎。

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墓塚。 

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東門。

栗林公園の北側にあった正門(延享年間建築)を大正2年に払い下げを受け忠実に再現移築したと。

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薬師堂。 

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内部。 

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大師堂手前の地蔵群。 

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本堂を太師堂前から。 

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大師堂。 

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彫刻も見事。 

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賓頭盧様は真っ赤。 

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本堂。

寺伝によれば天平11年(739年)、行基が当地で霊感を得て聖観音菩薩像を刻み、

堂宇に安置したのが始まりとされる。

空海(弘法大師)が渡唐前、当地に滞在し、年頭7日目の夜に護摩符を丘の上より

人々に投げ与えたとの伝説があり、これは毎年1月7日の「福奪い」として今に伝わっている。

天長2年(825年)、唐より帰朝した弘法大師によって霊場と定められた。幾度かの兵火により

堂宇は失われたが、その都度歴代藩主によって再建されている。

なお、静御前が源義経と別れた後、母の磯禅師と共に当寺を訪れ、得度したとの

言い伝えもあり、静御前の位牌が本堂の左脇陣にある。 

2014年5月18日だけ本尊が開帳されたと。

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本堂内部。

補陀洛山 観音院 長尾寺(ふだらくさん かんのんいん ながおじ) 

宗派  天台宗

本尊  聖観世音菩薩 

創建  天平11年(739年)

開祖  行基

所在  香川県さぬき市長尾西653番地

本尊真言 ”おん あろりきゃ そわか”  

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本尊の「聖観世音」と書かれた扁額。 

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本堂回廊から境内を見る。 

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護摩堂。 

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大きなお地蔵様の脇に「静御前剃髪塚」が。

源義経の愛妾、静御前が長尾寺で剃髪し尼になり髪を埋めた剃髪塚であると。

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大きなお地蔵様。

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本坊膳所の特別門か? 

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本坊膳所入口門。 

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自在天堂。

ここは、「天満大自在天神」で、菅原道真公の御霊を祀っていると 。

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再び境内を。 

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村岡大僧正頌徳碑。

四国霊場87番札所、長尾寺さんの十五代住職を務めた「村岡俊嶽大僧正」。 

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納経したという証として「納経所」で納経帳に印・「お納経」を頂きました。  

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そして御本尊様の分身・御影(おみえ・おすがた)も頂きました。   

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Last updated  2020.06.15 15:16:43 コメント(2) | コメントを書く


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